F1第9戦イギリスGPの決勝でトップ10入りを果たしたドライバーたちが、レースを振り返った。

ルイス・ハミルトン 決勝=1位
「僕にとってものすごく特別な週末だ。去年もそう思ったけれど、ここのファンはただただ素晴らしかった。これほどまで応援してもらえるなんて想像もできなかった。この勝利は彼らに捧げる。みんな、本当にありがとう。チームにとってもいい結果だった。この素晴らしいマシンを作るためにファクトリーの皆が本当に頑張ってくれた。今日もすべてが完璧だった。チームのひとりひとりに心からお礼を言いたい。ホームで彼らのために勝つことができて最高の気分だよ。決勝の出だしはよくなかったけれど、最初のピットストップでチームがいい仕事をしてくれたおかげで事態が好転した。雨が降ってきた時には違う意味で難しい状況になった。トップを走行しているとどこでプッシュすべきかを判断するのがものすごく難しいし、フロントタイヤが冷え切ってしまっていた。あのタイミングでピットインしようと決めたのはとてもいい判断だった。僕がこれまでピットに関して下した判断の中でベストだったと思う。その後はチェッカーを目指すだけだった。最終ラップを走っている時、ファンの皆が立ち上がっているのが見えて感動がこみ上げてきた。本当に信じられないような一日だった。これ以上ないほど最高の気分だ。感謝の気持ちでいっぱいだよ。あの時ピットインすると言ったのは、僕が初めて下した100パーセント正しい判断だったと思う。雨がもっと降ると分かったんだ。こんなことができたのは初めてだから、すごく嬉しい」

ニコ・ロズベルグ 決勝=2位
「エキサイティングなレースだった。スタートは大失敗で、ふたつポジションを落とした。その後、ウイリアムズの2台にずっと押さえられる羽目になった。オーバーテイクするのは不可能だった。ルイス(・ハミルトン)はピットストップで前に出ることができたが、僕の場合は残念ながらうまくいかなかった。もう少しだったんだけどね! 雨が降ってきてペースがよくなり、ウイリアムズ勢を抜いて、ルイスとのギャップを縮めた。その時点で勝てるかもしれないと思った。彼がピットストップをした時、僕としては間違った判断だと思ったけれど、その後、雨が激しく降ってきた。結局ルイスの決断は正しかった。僕は1周余計にステイアウトし、スリックのままウエットで走ることになり、大幅に時間を失った。これがレースを決定づけた。僕にはもはやチャンスがなかったんだ。ルイスは週末を通してベストの仕事をしたから、勝者にふさわしい。またチームとファクトリーのスタッフのために1-2を決めることができてよかった。みんな、最高のマシンを作ってくれてありがとう! ルイスがピットに入った時、絶対に判断ミスだと思った。だから彼が入ってくれてすごく喜んだんだ。でも結局は彼の判断が正しかった。そのラップに雨が強くなり始めて、こういう結果になった。でも僕としてはそのチャンスをつかむしかなかった。ルイスに続いてピットに入ったら完全に負けだったから、少なくともあと1周はステイアウトするしかなかったんだけど、うまくいかなかったね」

セバスチャン・ベッテル 決勝=3位
「スタートは大失敗で、スムーズに発進できず、ポジションをいくつも失った。リスタートでひとつポジションを取り戻し、その後ふたつ落とした。今週末は全体的にそうだったけど、その時点では物事がうまくいっていなかった。でもその後、状況を好転させることができたんだ。戦略で挽回した。かなりアグレッシブにいったことでね。常にチームと話し合いながら走っていた。天候に関して正しい決断をするのは簡単なことではなかった。でもとてもいい判断をして、まさに理想的なタイミングでピットインすることができた。それによって大きく順位を上げて表彰台に立つことができた。観客席にいる人たちは濡れてしまってかわいそうだったけど、僕らは雨に助けられたね。最終的に表彰台フィニッシュができたが、これは僕らにふさわしい結果だと思う。正しいタイミングで正しい判断をしたのだから。ウイリアムズは少しだけ前進したね。僕らは今週末リズムをつかめなかっただけのことだ。学習し理解すべきことがたくさんある。僕らはハードタイヤが得意ではないが、全員同じタイヤを使っているのだから言い訳は許されない。トップ2台とのギャップはいつもより大きかったから、ハンガリーでは自分たちの力で何とか挽回しなければならない。(今日の表彰台はクリスマスプレゼントのようなものだと思うかと聞かれ)プレゼントなんかじゃないよ。サンタがピットに入る指示をしてくれたわけじゃないからね。(完璧なタイミングでインターミディエイトに換えたのは)僕らの判断だ。うまくやれなかった人たちもたくさんいたけれど、僕らは成功した。僕ら自身で決めたことであり、僕ら自身の手で勝ち取った結果だ。判断するのは難しかった。雨が降っていて、一部のドライバーはすでにタイヤを交換しているが、コースのほとんどが乾いていたんだ。でもチャペルからの立ち上がりで雨が強くなっているのに気付いた。その前から何周も雲を観察していたから、そのラップで入ろうと思った」

フェリペ・マッサ 決勝=4位
「悔しい結果だ。すごいレースをしていたというのに。最高のスタートを決めてずっとメルセデスと戦っていた。ドライコンディションのままだったら優勝の可能性すらあったと思う。それが確認できたのはよかったけれど。雨でポジションを落とす結果になって悔しい。2回目のピットストップで1周長く待ってしまって、そこで表彰台のチャンスを失った。雨によってウエットでのマシンの弱点もはっきりした。(チームが最初はふたりに争うなと指示し、後に争うことを許したことに関し)チームは何かを恐れることがある。それは理解している。リザルトが何よりも重要だ。でもバルテリ(・ボッタス)は僕を抜くことができなかったし、メルセデスも彼をなかなか抜けなかった。何も変わらない。僕らは今日、ポジションを失うような行動は一切していない」

バルテリ・ボッタス 決勝=5位
「いくつかの面でものすごくフラストレーションの溜まるレースだった。一方ですごく楽しくもあったけどね。2台そろって最高のスタートを決め、メルセデスと純粋なペースの面で競うことができた。でも雨が降ってきた時、インターミディエイトタイヤですごく苦労した。フェリペ(・マッサ)とレースをすることが許されたけれど、抜くのは難しかった。ミスは絶対にしたくなかったしね。レースのデータを詳しく調べて、今回もたくさんのことを学ぶ必要がある。(マッサの前に出たら簡単にギャップを築けたと思うかと聞かれ)ギャップを築けたと思う。(前に出ていたら)1周コンマ5秒速く走れたんじゃないかな。インラップではほぼ1秒速かったんだから。相手を前に出すべきではない。それではレースではないからね。でも一番チャンスがあった時にレースができればよかったね。その時には(チームからマッサを)オーバーテイクすることが許されていなかった。その後、許可が出たけれど、もうチャンスは訪れなかったんだ。すごくいいポジションにいたから、チームは状況を維持したかったんだろう。バトルをさせて時間を失わせたくはなかった。そういう考えだったと思う。もちろん僕にとってはそういった状況は不満だった。後からそう言うのは簡単だけど、決勝中にもっとうまくやれることがあったんじゃないかな」

ダニール・クビアト 決勝=6位
「今日は本当に高い競争力を発揮できた。すごく楽しいレースだったよ。雨が降って少しクレージーな展開になったけれど、エンジョイできた。チームは素晴らしい仕事をしてくれたし、マシンのハンドリングもとてもよかった。今後のレースでもさらに改善し前進するために努力し続ける」

ニコ・ヒュルケンベルグ 決勝=7位
「今日のレースは楽しかった。ホームレースでたくさんポイントを稼ぐことができて嬉しい。センセーショナルなスタートを決めたんだ。僕のF1のキャリアにおいてベストのスタートだったんじゃないかな。(9番グリッドから)ジャンプアップしてフェラーリ2台を抜いて5位に浮上した。ファーストスティントでは彼らを押さえ切ることができたが、彼らの方がずっと速かったし、早めのピットインをするという戦略で前に出られてしまった。レース終盤に雨が降り出した時、路面はかなり滑りやすい状態だった。タイミングが悪く、少し不運だった。ピットレーン入口を過ぎた直後に雨が激しくなってきたんだ。そのためにインターミディエイトに換えるのを丸々1周待たなければならなかった。でも7番手は素晴らしい結果だと思うし、満足すべきだ。今日の素晴らしいパフォーマンスのほとんどがここに持ち込んだアップデートのおかげだ。僕らは正しい方向に進んでいる。チームに感謝しなくちゃね」

キミ・ライコネン 決勝=8位
「レース序盤は(ニコ・)ヒュルケンベルグのフォース・インディアに引っかかってしまった。彼らはストレートでとても速く、オーバーテイクが可能な場所で僕らは速さを発揮できなかった。決勝では最初から最後までマシンのハンドリングがよく、昨日よりマシンの挙動が確実に改善していただけに残念だ。雨が激しくなってきた時、路面がとても滑りやすく、特にターン7とターン8がひどかった。それでインターミディエイトタイヤに換えることに決めた。でもその後で雨がやんでしまった。入るのが3、4周早かったと思う。雨が降り続くと思ってやってみたのだが、間違った判断だった。でも全体的にこのタイプのサーキットは僕らが得意とするところでないのは事実だから、対策に取り組む必要がある」

セルジオ・ペレス 決勝=9位
「シルバーストンで2台とも入賞できた。チームは間違いなく前進したね。もっと上位に行けた可能性もあったけれど、戦略が僕に有利には働かなかった。最初のピットストップの後、(カルロス・)サインツに抜かれ、タイヤが一番いい状態の時に数周にわたって彼に押さえられた。ダーティエアの中で走ったためにフロントタイヤにひどいグレイニングが起きて苦しんだ。2回目の雨が来た時には、どういう選択をするか無線でかなり話し合った。でも残念ながら僕らは少し長く待ちすぎた。それでひとつポジションを失った。チャンスが訪れたのにそれをきちんと生かせないと、もちろんがっかりする。でも今週末のポジティブな面に目を向けるべきだろう。大きく進歩したのは間違いないから、シーズン後半に大きなポテンシャルを感じる」

フェルナンド・アロンソ 決勝=10位
「ベストのリザルトではないにしても、10位を獲得したことが皆のモチベーションを高める助けになるはずだ。チーム全員が集中し、マシンを改善するために日夜作業に励んでいる。僕らが取り組んでいるのが長期プロジェクトであることは皆が理解している。魔法のような解決法などない。でもそれなりにいい結果を出してポイントを獲得していくのは重要なことだ。スタート直後は信じられないような状況だった。ターン3に差し掛かった時には大混乱だったんだ。ロータスのふたりのドライバーはあまりにもアグレッシブすぎて、互いに接触した。彼らを避けようとして僕はハーフスピンし、ジェンソン(・バトン)に当たってしまった。このアクシデントでたくさんのリタイアが出た。常識がほとんど見られなかった。僕らは進歩し続けている。今日は士気を高めるという意味でいい一日だった。満足ではない。この1ポイントが今後のたくさんのポイントにつながっていくことを願っている。まだパーティータイムではない。たった1ポイントなのだから。でもチームにとって間違いなくいいことだし、何カ月も困難な仕事に取り組んできたチーム全員の士気をさらに高める意味でもいいことだ。僕らが望んでいる結果とはいえないが、このポイントはチームのものであり、長い間頑張ってくれている彼らへの感謝の気持ちを表すためのものだ。マシンをよくするために昼夜働いてくれているメカニックたちのものなんだ。だがもっともっと向上する必要がある。(次の)ハンガリーに向けてさらに進歩していきたい」

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