F1第12戦イタリアGPの予選でトップ10入りを果たしたドライバーたちが、予選の戦いを語った。
ルイス・ハミルトン 予選=1位
「フェラーリは素晴らしい仕事をしたね。ここでは彼らとの差がかなり小さいから、いい戦いになりそうだ。僕のラップはいい出来だったけれど、完璧ではなかった。スパの予選ラップの方が間違いなくよかったよ。でも週末を通してマシンの感触はいいし、クルーもいつもどおりとてもいい仕事をしてくれている。プラクティスの後、(エンジンを載せ替えることになった)ニコ(・ロズベルグ)のマシンを準備を間に合わせたの素晴らしかった。彼のトラブルがどういうものなのか分からないけれど、明日に向けて心配はしていない。ポールを取るのはいつだって気分のいいものだ。でもここは1コーナーまでが長いし、フェラーリはスタートの蹴り出しがいい。去年はいいスタートを切れずに苦労する羽目になったわけだし、まだ勝負はこれからだ。ロングランのシミュレーションでは速さを確認できているから、明日の決勝でもそれを生かしたい」
キミ・ライコネン 予選=2位
「今年ベストの予選だよ。チームと応援してくれている人たちのためにいい結果が出せたと思うので嬉しい。完璧なタイミングで実現できた。もちろん毎戦こういういい結果を出したいと思っているけれど、1戦選ばなければならないとしたら、モンツァを選ぶ。今日はいい一日だった。レースに向けて大きなチャンスをつかんだ。だからといって明日僕らが他の全員に勝てると決まったわけではない。いい仕事をする必要がある。自分たちの弱点は分かっているし、ここのレイアウトを考えると、この結果には少し驚いた。でもすべてうまくいき、予想していたよりもメルセデスに近づくことができた。明日何が起こるかは予想できないが、いいスタートを決めて、1コーナーに無事に入り、最大限の仕事をすることを目指す。明日戦えることを願っている。ベストを尽くし、どういう結果が出るのかを見てみるよ。金曜日に順位がよくなくたって関係ない。いつもどおり自分たちの仕事をしていただけだ。それで予選でいい結果を出せた。2位や3位に満足はしていないけれど、コースレイアウトを考えるとこの位置に立つのは難しいと思っていたから、ものすごく驚いた」
セバスチャン・ベッテル 予選=3位
「すごくハッピーだ。ラップ自体には大満足はしていないけどね。レズモ1で少しミスをしたんだ。でもチームにとって素晴らしい結果になった。明日に向けていいポジションだよ。今日メルセデスにこれほど近づけたことに少し驚いている。でも明日どうなるかが肝心だ。彼らが決勝で強いことは分かっている。勝つためには彼らを倒さなければならない。でもティフォシからもらえるパワーがあれば、驚くような結果を出せるかもしれないよ。モンツァには何度も来ているけれど、今年はこれまでとは全く違う。コースを走っていて、観客が自分を応援するために拍手をしたり声援を送ってくれているのが分かるんだ。本当に最高の気分だ。サーキットの中にも外にも大勢のファンが詰めかけてきている。僕らにとってカレンダーの中で一番特別なレースだ。明日は(キミ・ライコネンと)ふたりで表彰台に上りたい。ルイス(・ハミルトン)も一緒に上ってもいいけど、僕らが上なら夢みたいだね。夢を見るのは自由だと思うよ。とはいえ現実的にならなければ。明日は難しいレースになるだろう。彼らはレースペースがいいからね。それでも戦って全力を尽くす」
ニコ・ロズベルグ 予選=4位
「最初に、予選に間に合うようマシンを準備してくれた皆に心からお礼を言いたい。セッションでは順調にとてもいいラップを走れていると感じていたが、ついてないことにFP3のトラブルの後、古いエンジンに換えなければならなくなった。すでに5回のレースウイークエンドで使ったものだから、パワーが少し足りなかった。1km走るごとにエンジンのパワーは少しずつ低下していくものなんだ。しかもモンツァはパワーサーキットで、エンジンの影響が大きい。明日の決勝では苦労することになるだろう。エンジンの関係でペースも少し落ちるだろう。でも絶対に諦めない。いいスタートを決めて、前にいる2台のフェラーリをすぐさま抜いて、ルイスに追いつくチャンスをつかみたい。不運で残念な予選だった。でも明日にまだいろいろな可能性が残っている。FP3の直後に(問題があることが)分かった。メカニックたちが1時間半でマシンの準備をしてくれた。素晴らしい仕事ぶりだった。でも使い込んだエンジンを使うことは僕のレースにおいても週末全体においてもマイナスになる。(エンジントラブルがなければ予選でフェラーリに勝っていたと思うかと聞かれ)フェラーリに関しては間違いない。ルイスについてはそんなに簡単ではなかっただろうけど。予選で(フェラーリとは)0.07秒の差だった。彼らは決勝では予選と同じモードでは走らないだろうから、僕にもチャンスは十分ある」
フェリペ・マッサ 予選=5位
「今日はフェラーリは速くて届かなかった。完璧なラップを走ったとしても、彼らと同レベルのタイムを出すのは難しかっただろう。それでも自分たちのパフォーマンスとポジションには満足している。このサーキットではパワーが物を言う。ニコ(・ロズベルグ)と戦えるかもしれないし、長いレースだから何が起こるか分からない。僕としては表彰台を目標にしているけれど、一番重要なのはいいレースをして、たくさんの貴重なポイントを稼ぐこと、そしてミスを絶対に犯さないことだ」
バルテリ・ボッタス 予選=6位
「最終ラップでうまくスリップストリームに入れなかった。完璧な予選ではなかったね。フェラーリには届かなかったから、5位と6位が最大限の結果だったと思う。明日はまた状況も変わる。フェラーリにチャレンジできるようあらゆる手を尽くして戦うよ。レースペースはいいから、上位を狙っている」
セルジオ・ペレス 予選=7位
「今日の予選での自分の仕事にはすごく満足している。セッションごとにタイムを向上させていけたし、常にいいラップを走れた。Q3では少し楽観的すぎて、ストレートでキミ(・ライコネン)のトウを入ろうとしたけどうまくいかなかった。逆にコンマ2秒ほど失ってしまったよ。いずれにしても上位のウイリアムズ2台には届かなかったと思う。厳しいレースになるだろうけど、前にいるウイリアムズに挑戦することが目標だ。この数戦、Bスペックカーはいいパフォーマンスを見せているから、明日それができないわけがない。戦略の選択肢はシンプルなので、いいスタートを決めることが重要だ。タイヤのデグラデーションもレースのカギになる。強さを発揮して大量にポイントを獲得できると自信を持っている」
ロマン・グロージャン 予選=8位
「予選8番手にがっかりしていると言えるのは、ある意味すごくポジティブなことだよね。とはいえQ3は完璧とはいえなかった。なぜもっと上にいくだけのペースがなかったのかを分析しなければならない。明日は長いレースになるし、ここではオーバーテイクのチャンスがあるから、たくさんのポイントをつかめる可能性は高いはずだ」
ニコ・ヒュルケンベルグ 予選=9位
「トップ10に入れて嬉しいけれど、Q3で問題が起こらなければ、もっと上の位置を確保できた可能性がある。Q3最初のランをユーズドタイヤで走った後、インラップでパワーがなくなった。燃料システムの問題(注:チームの説明によると実際には計算ミスによる燃料切れ)が原因だった。ピットに戻り、メカニックたちがマシンをガレージに押し戻し、そこでかなり時間を失った。マシンをリスタートさせようとした時、ギヤボックスがふたつのギヤの間でスタックし、なかなかニュートラルをセレクトできなかった。そのまま時間切れとなり、新品ソフトでコースに復帰することができなかった。今日は6位か7位が可能だったと思うから悔しい。明日には問題が解決すると思うけど、ここではグリッドポジションが重要だから、9番手スタートでは難しいレースになる。中位グループは接戦で、今日になって序列が上がったチームもある。必要としているポイントを確保するために戦わなければならない。大混乱だった。燃料切れの状態になっていたために、エンジンをなかなか再始動できなかった。フュエルポンプが熱くなってしまい、冷めるまで待って燃料を入れなければならなかったんだ。でも時間がなかった。Q3最後に新品タイヤでアタックするはずが、それができなかった」
マーカス・エリクソン 予選=10位
「全体的に見ていい一日だったよ。予選で強力なパフォーマンスを発揮してQ3に進出できたんだ。チームの全員がいい仕事をした。マシンのセットアップの面で正しい方向に進み、週末の中で予選で一番力を発揮できた。すごく嬉しい。ただ、Q3の走行でミスをした。つまり本当ならもっといいタイムを出せたということなんだ。それでも最終的にトップ10に入れたから、明日はポイントを獲得できるチャンスが十分ある。(Q1でニコ・ヒュルケンベルグのアタックを邪魔したとして3グリッド降格のペナルティを受けたことに関して)基本的に僕らのチームでは、チームがピットボックスのスクリーンで、他のドライバーがクイックラップ中とかスローラップ中とかいう情報を得たら、それを無線で僕に伝えてくれるシステムになっている。つまりスローラップ中の僕に、他のマシンが来ているとか、アタック中だとか、同じペースだよとか、そういうことをチームが教えてくれるわけだ。僕はフェラーリ2台の後ろで自分のアタックの準備をし、スイッチの変更をしていた。パラボリカから立ち上がった時にニコがすぐ後ろにいるのが見えたんだ。彼がフライングラップなのかどうか知らなかった。後ろからアタック中のマシンは来ないと言われていた。確かにリプレイを見ると、よくない状況だと分かるけど、あの時は彼が来るのを知らなかったんだ。ペナルティを科されたのは理解できる」
