24日、FIA会長のマックス・モズレー、バーニー・エクレストン、そしてFOTAメンバーが参加して行われたワールド・モータースポーツ・カウンシルにおいて、FIAとFOTAが合意に達し、F1の分裂は回避されたとモズレーが明らかにした。
モズレーとエクレストン、そしてフェラーリ会長のルカ・ディ・モンテゼモロをはじめとしたFOTAメンバー、そして120人の主要なFIAのメンバーが参加し、バリで会議が行われ、その結果、最終的な結論が出されることとなった。
FIA、そしてFOTA側の主張するコスト削減案の議論と、モズレーの独裁が争点となったが、結果としてモズレーが10月に行われるFIA会長選挙に出馬せず退任すること、また、FOTA側とコスト削減案について同意することにより、FOTAに対して独自シリーズの立ち上げを取り下げ、2012年までのコンコルド協定にサインしなければならないとしている。
モズレーはBBCに対し、「分裂はなくなった。我々はコスト削減案に同意したのだ」と語っている。「私は次の選挙に出馬しない。我々には平和な状態が訪れたのだ。ひとつのF1世界選手権が続いていくが、我々の目的は、1990年代初頭のレベルまでコストの水準を落としていくことだ」
FIAは、ヨーロッパ時間の24日午後には2010年の新たなF1エントリーリストを発表するとしている。