F1第7戦カナダGPの予選でトップ10入りを果たしたドライバーたちが、予選の戦いを語った。
ニコ・ロズベルグ 予選=1位
「素晴らしい週末だ。セッションごとにセットアップを向上させていくことができてすごく嬉しい。予選前にも大きな変更をし、それが完璧に効果を見せた。明日ポールからスタートできることになって本当にハッピーだよ。ここでは同じマシンに乗っている場合には特に、オーバーテイクのチャンスはあまりない。だからこの結果はとても重要だ。明日は僕らふたりの戦いになるだろう。予選で他のマシンとのギャップはとても大きかったし、金曜に行った僕らのロングランもかなり強力だったからね。この結果にはものすごく満足している。誰もがここはルイス(・ハミルトン)のトラックだというけれど、僕はそんな風には考えていない。僕はここで楽しんで走れている。素晴らしいコースだし、僕自身がすべてを完璧にやれれば結果を出せると分かっている。彼はここで過去にいい結果をたくさん残しているけれど、プレッシャーは感じないよ。ポールポジションが取れたのは大きい。(ハミルトンに戦略で先行されることは)心配してない。ただ、いい戦いになるだろうことは確かだ。ここでは予選が最終的な結果を決定づけるということは分かっていた。同じマシンで戦っている場合、戦略でやれることは多くはないんだ」
ルイス・ハミルトン 予選=2位
「ニコ(・ロズベルグ)は最高のラップを走ったね。僕は2周あったがいいラップを走れなかった。マシンの問題ではない。ターン6とターン8の2回、ふくらんでしまった。小さなことの積み重ねが大きな違いにつながる。同じマシンに乗っているときには特にね。ニコはものすごく速いし、とてもいい走りをする。最初のラップではトラフィックに遭った。でも2回目のアタック(が完璧でなかったの)は自分自身の責任だ。単純に、最高のラップを走れなかった。明日、真のチャンスを見いだせるのは戦略だ。スタートもひとつのチャンスだけれど、今まで僕らは同じようなスタートをしてきたし、彼のグリッドの方が路面がクリーンだから、僕らとしてはこの順位を守れればと思っている。その後はタイヤを労わって走る。明日はできる限りのことをやって、最大限のポイントを手に入れたい」
セバスチャン・ベッテル 予選=3位
「最後のラップは序盤はあまりよくなかった。ファーストセクターはうまくまとめることができなかった。今日は最初のふたつのコーナーをあまりうまく走れずにいたんだ。でもその後はリスクを冒すことに決め、それが結果につながった。セクター2はすごくうまくいき、特にふたつめのシケインがよかったね。断然いいラインを見つけて、それまでの走行に比べてかなりタイムを縮めることができた。そのまま最後までいい走りをしてすごくいいリザルトを手に入れた。僕らに可能な最大限の結果だよ。後続グループとのタイム差はほとんどなく、前のメルセデス勢とは約0.5秒差だ。メルセデスの後ろは4台が0.04秒とか0.05秒差で並んでいる。そのグループのトップに立てて嬉しい。明日は驚きの戦略が見られるかもしれないよ。何が起こるか見守っていかなければいけない。ウイリアムズはここで強さを見せているし、メルセデスのパワーユニットを搭載したマシンはストレートが強みになるだろう。前の2台にできるだけ近づいてスリップを使いたい。彼らにチャレンジするチャンスがあれば、必ずそれをつかむ」
バルテッリ・ボッタス 予選=4位
「この結果には満足すべきだね。本当にすごい接戦だったんだ。最後の走行では渋滞があり、タイムを更新するチャンスを失った。でも幸いQ3最初のアタックでいいタイムを出していた。僕らは週末を通して高い競争力を示しているから、レースには期待している。マシンにとても満足しており、かなりの進歩も見られた。ここならレッドブルに挑戦できる。僕らのストレートスピードは優れているし、楽しみだね」
フェリペ・マッサ 予選=5位
「いい予選だったし、マシンは優れたパフォーマンスをはっきりと示してくれた。3番手から6番手までがかなり接戦で、0.1秒に5台ものマシンがいる状態だったから、3番手も可能だった。Q2最初の走行まではブレーキの温度は問題なかったのだが、最後の3回の走行で左ホイールのフロントブレーキが冷え切ってしまい、ターン1でフロントホイールが常にロックするようになって、タイムをロスした。それによって3位を失ったと思う。残念ながら完璧なラップを走ることができず、3番手には届かなかったけれど、落ち込んではいないよ。自分たちのマシンに本当に満足しているからね。長いレースになるので、明日はいい走りができるよう努力する。いいレースをして競争力を発揮できる自信があるよ」
ダニエル・リカルド 予選=6位
「Q3のラップは最悪だったよ! まとまりのないラップだった。がっかりした。今、自分を元気づけようと必死なんだ。あと0.05秒弱タイムを縮められていれば3つポジションを上げられた。セカンドセクターで大幅にロスした。今年のスーパーソフトタイヤはかなり硬い。ここでは特にそう感じる。だからアウトラップを速く走る必要があったが、アタック中のマシン2台を前に行かせたり、前に2台ほどいたりして、アウトラップを速く走れなかった。そのため、タイヤが最適な状態でなく、マシンと格闘しなければならなかった。でも何とか気持ちは落ち着いた。もう済んだことだし、レースのことを考える。セブ(ベッテル)に負けたことだけで悔しがっているんじゃない。たくさんのマシンがほんのわずかなタイム差で並んでいるのに、自分がそのグループの一番下だからだ。そのことにがっかりしている。僕はいくつかミスをして、そのツケを払うことになった。明日はいいスタートを決めて、どこまでやれるか見てみる。戦略面がどうなるのか、興味深いね」
フェルナンド・アロンソ 予選=7位
「今シーズンここまでの傾向が表れている結果だ。僕らは金曜には上位にいても土曜に苦しむというケースが割と多い。カナダに持ち込んだ開発パッケージはうまく機能し、マシンには改善が見られた。そのことには満足している。ただ、今のところマシンのポテンシャルは完全には引き出せていない。今日は7位が限界だった。ものすごくいいラップを走った。驚くほどいいラップだった。でも予選を通して他のマシンの方が速かった。僕らにとっては難しい土曜になった。十分な速さがなかったんだ。メルセデスが今日圧勝したのは意外なことではないし、レッドブルとウイリアムズは僕らより速かった。明日のレースは楽ではないだろう。このコースは最初のふたつのコーナーで十分なスペースがないから、スタートの際にオーバーテイクをするのは難しい。タイヤのデグラデーションをうまく管理し、ピットストップの回数に関して正しい選択をする必要がある。今日は昨日よりかなり気温が上がった。レースに最適なタイヤはソフトと思われたが、今日のコンディションではスーパーソフトの方が合っているように思えた。予想どおり明日も気温が高くなれば、さらにスーパーソフトを選ぶ方向に傾き、そうなればピットストップを1回多く行うことになる。僕らはコンストラクターズ2位の座を狙っている。今はレッドブルが上にいるから、明日のレースでは彼らより前でフィニッシュしたい」
ジャン-エリック・ベルニュ 予選=8位
「今日は予選で素晴らしい仕事ができた。多くのマシンが接戦の状態なので、クルマから最高の力を引き出し完璧なラップを走る必要がある。そういう中でチームと僕は目標を達成することができた。懸命に作業に当たってきたが、この結果でそれが報われたよ。8番グリッドからのスタートならとても期待が持てるし、完走してたくさんのポイントを持ち帰るためにベストを尽くす」
ジェンソン・バトン 予選=9位
「週末を通してバランスをうまく調整しようと努力しているが、今朝のフリープラクティスでもとても苦労した。でも予選に向けて行った変更によって改善が見られたのはよかった。Q3での僕のベストタイムは、8位にかなり近いものだった。わずか0.02秒差で負けたんだ。でもグリッドの路面がクリーンなことを考えれば、9位の方がよかったと思う。クリーンな側のグリッドを手に入れられたことだけが今日のポジティブな要素だ。決勝はうまくいくことを願っている。明日に関しては、このかなり気温が高いコンディションでタイヤがどういう挙動を見せるのかを読み取るのが難しくなるだろう。すぐにグレイニングができてしまうから、スティントを通してうまくタイヤの管理ができれば、いい結果につながるかもしれない。僕らチームは状況に応じて臨機応変に動くのがとても得意だから、明日はどんなシナリオになっても問題ないと思う」
キミ・ライコネン 予選=10位
「週末を通してマシンのハンドリングは完全に満足できる状態ではなく、今日の予選でも苦労した。Q3では(新品スーパーソフトタイヤが1セットしか残っておらず)1回しか走行できなかった。新品のスーパーソフトでコースに出たが、F14 Tのスライドがひどく、いいラップをまとめることができなかった。もしかするとあとひとつかふたつはポジションを上げられたかもしれないけれど、大きく違うことはなかっただろう。昨日試したアップデートは効果を見せたが、それでも苦労するだろうことは分かっていた。ここは僕らのマシンの性格に一番合っていないコースのひとつだと思う。明日は長いレースになり、何が起きてもおかしくない。いいスタートをして全力を尽くして戦うことを目指す」
