F1カナダGPは初日2回目のフリー走行が行われ、レッドブルのセバスチャン・ベッテルがトップタイムをマークした。フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)とニコ・ロズベルグ(メルセデスGP)が2、3番手。小林可夢偉は16番手で初日を終えている。
不安定な天候のなか行われた朝のセッションに続き、午後2時から始まった2回目のフリー走行も曇り空のもとセッションはスタート。気温は20度、路面温度は26度、湿度57%というコンディション。心配される降雨はなく、コースがオープンになるとマーク・ウエーバーとベッテルのレッドブル勢が真っ先にコースに飛び出していった。
レッドブル勢が一旦ピットに戻るなか、セッションは序盤から各車が早々とタイム計測を始め、開始10分過ぎにはジェンソン・バトン(マクラーレン)が1回目のトップタイムを上回る1分17秒台をマークしてくる。その後セッションはルイス・ハミルトン(マクラーレン)、ロズベルグとトップが入れ替わり、ミハエル・シューマッハー(メルセデスGP)やフェリペ・マッサ(フェラーリ)も上位につける。シューマッハーは早くも柔らかいコンパウンドのスーパーソフトタイヤを投入するなど積極的な動きを見せる。遅れてタイム計測に入ったレッドブル勢はウエーバーが4番手、ベッテルはハミルトンを上回り2番手で序盤の30分を終えた。
中盤に入ってもトップは依然とロズベルグ。そのロズベルグはこの後もさらにスピードを上げていき、開始35分過ぎには1分17秒151と自らのタイムをさらに更新する。2番手ベッテルも自己ベストを更新してくるがロズベルグにはわずかに届かず2番手のまま。その間にフェラーリのアロンソが3番手までポジションを上げてきた。ロータスのヤルノ・トゥルーリはこの時間になってもただ一台コースに現れず、マシンはメカニックにより大幅な修復作業が行われている模様だ。
セッションも半ばを過ぎると上位のドライバーたちがスーパーソフトタイヤを投入してくる。ここでいち早くタイム計測を行ったベッテルがロズベルグのタイムを上回りようやくトップが入れ替わる。ベッテルは翌周にも自己ベストを更新する走りでこのセッション初となる1分16秒台をマーク。一方、3番手止まりのウエーバーの背後にはフェラーリのマッサが迫り、その後1分16秒台をマークしたアロンソがベッテルに続く2番手にポジションを上げていった。
レッドブル、フェラーリ、メルセデスのオーダーでセッションは残り10分を迎える。しかし終盤は各車ともタイヤのグレイニング(ささくれ摩耗)に悩まされながらの走行となり、トップのベッテルも残り5分を残してこの日の走行を終了。他の上位陣は最後まで走行を続けたものの、スローコーナーの立ち上がりでは明らかに不安定な挙動を見せるなど、各車タイム更新のないまま90分のセッションはそのまま終わりを迎えた。
1回目の走行で好調な走り出しを見せたマクラーレンの2台は、このセッションは淡々とプログラムをこなし、ハミルトンが7番手、バトンは11番手。また途中までコースインしていなかったトゥルーリはなんとかマシンの修復が間に合い、トータル11周をこなしている。
