ダニエル・リカルド 決勝=1位
「僕はグランプリウイナーだ! 正直言ってまだ現実ではないような気がしている。レース終盤、短い時間の中でたくさんのことが起こったからね。僕らはずっとレースをリードしていたわけじゃないし、勝利に向かっていると理解する時間もなかった。だから実感するのに少し時間がかかる。しばらく3位の位置を走っていたが、すごくエキサイティングな形でこういう結果になった。この笑顔は、なかなか消えないと思うよ! 初優勝を獲得し、表彰台に立つことができて、最高の気分だし最高の一日だ。メルセデスのトラブルというチャンスをつかんでこの優勝を手に入れることは重要だった。F1で勝てるチャンスは毎日訪れるわけじゃないから、絶対に逃したくなかったんだ。(セルジオ・)ペレスを抜いたあと、ミスなく走って(ニコ・)ロズベルグのDRSゾーンに入らなければならないのは分かっていた。その後のことは、ただただ最高だ。うまく成し遂げることができてすごくうれしい。セーフティカー先導のままフィニッシュするというのは少し変な感じだった。初優勝を喜ぶ前に、アクシデントに遭ったドライバーふたりが無事かどうかをまず確認したかった。今日僕らは1位と3位という最高の結果を成し遂げた。それに関しては喜んでいいけれど、同時にまだやるべきことが残っているのも確かだ。今日の結果によって、チームの皆は、より一層努力し、より一層向上したいという気持ちが高まるだろう。だから今後数戦、僕らはますます強くなっていくはずだ」
ニコ・ロズベルグ 決勝=2位
「たくさんのバトルがあったレースだったね! スタートはあまりうまくいかず、最初の2、3のコーナーでポジションを守るためルイス(・ハミルトン)と戦わなければならなかった。しばらくの間はレースはスムーズに進んだが、僕ら2台ともMGU-Kシステムにトラブルが発生し、パワーを大幅に失い、とても苦しい状態になった。2回目のピットストップでロスがあり、ルイスに前に行かれて、リヤのブレーキを冷やすのに苦労した。レース終盤には、後ろのセルジオ(・ペレス)と戦ってうまくポジションを守れたけれど、ダニエル(・リカルド)はストレートで僕よりずっとパワーがあってとても速かったので、彼には抜かれてしまった。いろいろなことが起こったので、エンジニアに対して自分の順位を聞かなければならなかった。5位か6位かなと思ったんだけど、2位だと知ってすごくうれしかったよ! タイトル争いにおいて重要なポイントを確保できた。厳しかったが最終的にはいい一日になった。F1初優勝を挙げたダニエルにおめでとうと言いたい」
セバスチャン・ベッテル 決勝=3位
「ダニエル(・リカルド)におめでとうと言いたい。彼はF1初優勝を獲得した。それはものすごく特別なことだ。最悪の冬を過ごしただけに、彼もチームもこういう結果を達成できてよかったと思う。メルセデスにトラブルが起きたことからチャンスをつかみ、ようやく今季初優勝を挙げることができた。僕としては、今日は戦略面でもっとリスクを冒してもよかったんじゃないかと思っている。でも、僕はピットウォールにいるわけじゃないから、状況を正確に把握するのは難しいんだけどね。今年僕らはマシンを大きく進化させてきた。正しい方向に向かっていると思う。でもストレートスピードに関してはもっと向上させる必要がある。つまり、まだやるべき仕事はたくさんあるということだ。僕らは努力し常にベストを尽くすためにここにいるんだ。(終盤のセルジオ・ペレスとフェリペ・マッサのクラッシュについて)ふたりがかなり接近するのが見えた。ミラーに何か白いものが映ったので、右に寄ったら、フェリペのマシンが僕の目の前を横切って飛んでいった。すごくラッキーだった。直前に彼が見えたので(避けるのに)間に合った」
ジェンソン・バトン 決勝=4位
「素晴らしいレースだったよね! ダニエル(・リカルド)には心からお祝いを言いたい。僕は彼の大ファンなんだ。人間として素晴らしいし、もちろんドライバーとしての腕もいい。グランプリ初優勝というのは特別な経験だ。本当に彼はよくやった。僕自身のレースの話をすると、オプションタイヤでの最初のスティントではとても苦労した。そのため早々にプライムに履き替えることにした。でもその後ずっとトラフィックに阻まれた。たくさんのマシンがつながって走っていたんだ。1台とレースをする場合はオーバーテイクするのが比較的楽だけど、列になっていると難しい。それぞれのドライバーがDRSを使えるからね。それでも最後の最後にオーバーテイクをすることができた。前を行くフェルナンド(・アロンソ)とニコ(・ヒュルケンベルグ)に対して、いちかばちかの勝負に出たんだ。ヘアピンでフェルナンドが前のニコにヒットしかけて、イン側に行かなければならず、その後、ふたりともふくらんだから、僕はふたりのインに飛び込んだ。ファイナルラップには見たくないような事故が起こった。フェリペ(・マッサ)とチェコ(ペレス)のアクシデントだ。幸いふたりは無事にマシンから出てきた。本当によかったね。今週末を終えてみて、マシンの全体的な感触がよくなっていることが分かった。前進しているということだから期待を感じる。通常のレースなら僕は4位でフィニッシュできなかっただろう。でも今日僕らがいい仕事をしたのは確かだから、喜ぶべきだ。今日獲得したポイントは貴重だし、オーストリアで再びいい仕事をするためのモチベーションにつながる」
ニコ・ヒュルケンベルグ 決勝=5位
「とても忙しいレースだったから、5位で10ポイント獲得できたというのはいい結果だよ。終盤、セルジオと(フェリペ・)マッサがクラッシュしたことでいくつかポイントが入ったけれど、一方で(フェルナンド・)アロンソとバトルをしている間にジェンソン(・バトン)に抜かれてしまった。いずれにしてもポイントが取れたことは間違いないけどね。序盤のセーフティカー出動は僕にとって不利だった。スーパーソフトを履いていたドライバーたちはスティントを伸ばせて有利になったんだ。他のドライバーたちと違う戦略を採ることで、常に後ろからチャレンジを受けた。楽しかったけれど、大変でもあった。特に終盤はスーパーソフトですごく長いスティントを走っていたからね。僕は1回ストップで走ったから、2回ストップのドライバーたちよりタイヤの管理がかなり難しかった。でも最終的にその努力が報われたと思う。今日の僕らにとってはこれが一番速い戦略だったと考えているし、1回ストップを成し遂げたのは2台だけであることは、間違いなくポジティブな要素だよ」
フェルナンド・アロンソ 決勝=6位
「レース終盤の荒れた展開を考えれば、今日の僕らは“ラッキーなポイント”をいくつか手に入れられたと言っていいだろう。もちろんこの順位に満足できるわけはない。目標はこれより上なのだから。レース序盤はペースがよくなかった。マシンバランスに満足できなかったんだ。セカンドスティントで路面がよくなってくると、いいペースで走れるようになり、上位グループに追いつくことができた。でも戦いに加われるほどの速さはなかった。何とか上位グループに追いついたが、僕らはストレートで遅すぎて抜けなかった。少しフラストレーションがたまったよ。今日はバッテリーとKERSに問題があって調整しなければならなかった。でもそれは今日の決勝で初めて起きたトラブルだから、それほど心配することはないと思う。ただ、僕らはストレートでとにかく遅すぎた。今日の決勝でレッドブルが成し遂げたことを見ると、F1では状況があっという間に変化する可能性があるということが分かる。それは、優勝争いができるような状態を目指している僕らにとって、さらなるモチベーションにつながる。今週末はある程度の前進を果たせた。特にエアロ面ではよくなったと思う。でもライバルたちも前進している。今の僕らにできるのは、今後のレースに向けて準備を万全に整えるため、努力し続けることだけだ」
バルテリ・ボッタス 決勝=7位
「今日は僕らの日ではなかった。序盤はまずまずだったけれど、レッドブルは予想よりも少し強かった。それで4番手を狙って戦った。2回目のピットストップについては分析してみる必要がある。目指す場所で復帰できなかったから、ピットストップ自体とタイミングについて調べてみなければ。その後トラフィックにはまり、フォースインディアに押さえられた。それによってエンジンとブレーキがオーバーヒートを起こし、完走を目指してセーブして走らなければならなくなった」
ジャン-エリック・ベルニュ 決勝=8位
「何よりもまず、F1初優勝を挙げたダニエル(・リカルド)におめでとうと言いたい! これは初めての優勝であって、絶対に最後にはならないよ。彼は人間として本当に素晴らしいし、とても速いドライバーだ。彼を心から尊敬している。よくやったね、ダニエル! 僕自身の話をすると、今日は全力を尽くせたと感じているし、すごくハッピーだ。いいレースだったよ。僕のF1キャリアの中で今のところベストなんじゃないかな。リザルトという意味ではベストではないけれど、今回はすべてが完璧に運び、うまくポイントをつかめたと思っている。いいスタートをして(フェルナンド・)アロンソの前に出た。終盤には後ろの(ケビン・)マグヌッセンを押さえ切り、難しいレースをうまく管理して走った。チームは週末を通して素晴らしい仕事をしてくれた。僕らはすごくいい働きをして、マシンを最高の状態に仕上げた。オーストリアGPではさらにアップデートを入れる予定だ。速さが向上し、さらにいい結果を出せると自信を持っているよ」
ケビン・マグヌッセン 決勝=9位
「レースが始まる前、今日はポイントが取れれば満足だと自分に言い聞かせていた。2台揃ってトップ10圏内でフィニッシュできたのはチームにとって素晴らしい結果だよ。でもチャンピオンシップにおいて僕らより上に位置するチームに追いつくには、まだやるべきことが多いことが分かった。誰もがとても努力しているから、僕らはそれよりあと少しだけ頑張ればいい。今僕らは道を探っている。ファクトリーではたくさんの素晴らしい動きが起きている。チーム全員が全力を尽くしていい仕事をしているんだ。僕にとっては厳しくフラストレーションがたまるレースだった。タイヤの管理に集中しなければならないのは難しい。レース終盤には(ジャン-エリック・)ベルニュと長い時間戦ったが、彼の前に出られるだけの速さがなかった。それでも僕らは希望を持っていいと思う。今、大きな改善に向けて作業が進行中なんだ。今のところ困難な戦いが続いているけれど、忍耐強く努力してさえいれば、そのうち状況は上向くはずだよ」
キミ・ライコネン 決勝=10位
「このコースで楽なレースはできないことは分かっていた。ストレートでの速さが足りず、低速コーナーでも苦労していたからだ。今日はそれに加えて、僕は常にトラフィックの中で走らなければならなかった。なぜかピットストップを終えてコースに戻るたびに他のマシンの後ろで走ることになった。序盤にはブレーキに少し問題があり、マシンのハンドリングが安定していなかった。FP1の時と同様に(マシンが不安定で)スピンした。数周走るとタイヤの挙動がよくなったけれど、それでもいい時と悪い時があった。かなり長い間、トロロッソの(ダニール・)クビアトの後ろで押さえられる形で走り、それによって貴重な時間を失った。今は僕らにとって何もうまくいっていないように思えるけれど、新しい開発パッケージによってポテンシャルが高まったので、一貫性を向上させるために努力していくだけだ」
