F1第5戦スペインGPが7日金曜日に幕を明け、1回目のフリー走行ではマクラーレンのルイス・ハミルトンがトップタイムをマークした。2番手はジェンソン・バトン(マクラーレン)、3番手にはミハエル・シューマッハー(メルセデスGP)が入り、BMWザウバーの小林可夢偉は10番手スタートとなった。
今年で40回目を迎えるスペインGPは1周4.655kmのカタルニア・サーキットが舞台。2006年の最終コーナー改修後のラップレコードは08年にキミ・ライコネン(フェラーリ)がマークした1分21秒670で、昨年はジェンソン・バトン(ブラウンGP)が1分20秒527というタイムでポールポジションを獲得した。コースはホームストレートが1047mあり、16のコーナーからなっている。
今年のグランプリは1回目のフリー走行が現地時間の午前10時からスタート。開始時の天候は晴れで路面はドライ、気温13度、路面温度は15度というコンディション。HRT F1はカルン・チャンドックに代えて先日チームとテストドライバー契約を交わしたばかりのクリスチャン・クリエンを起用。クリエンは2007年イギリスGP以来のグランプリドライブを果たすこととなった。
セッションではまず最初にヴァージンのティモ・グロックが1分34秒777というタイムを記録。グロックは燃料タンク容量の再設計を受けた新シャシーをドライブしており、マシンもシャークフィンを採用するなどいくらかのアップデートを受けている。序盤はクリエン、グロック、そしてフェラーリのフェリペ・マッサらが主に周回を重ねると、マッサが1分23秒386までタイムを縮めていった。
セッション中盤は小林可夢偉が一旦マッサのタイムを更新したが、同じくタイム計測を始めたレッドブル勢がスピードで上回りその後のセッションをリード。レッドブルの2台は互いのタイムを更新するかたちで周回を重ね、ウエーバーが1分22秒台前半のタイムをマークする。一方、レッドブルに対抗する他のライバル勢もメルセデスのシューマッハーが開始50分過ぎに1分21秒台を叩きトップタイムを更新すると、マクラーレンはそのメルセデスをさらに上回る速さを見せ、ハミルトンとバトンがセッション終盤を前にトップ2を形成していった。
中盤以降、各チームはロングランなどのプログラムに取り組み、タイムシートは膠着状態のまま終盤を迎えた。この間にバトンはコースインの際に落ちていたパーツのようなものを拾い、そのダメージチェックのために再度ピットイン。ウイリアムズのニコ・ヒュルケンベルグはマシンから白煙が上がりコース脇にストップしている。
残り5分を切ってからはバトンも加わり、ペドロ・デ・ラ・ロサ(BMWザウバー)以外の23台がコースインした。しかし、ここではハミルトン、バトンのトップ2を脅かすドライバーは現れず、マクラーレンが1-2で1回目のセッションを終え、メルセデスとレッドブルの3チームがトップ6につけた。
以下7番手にはロバート・クビカ(ルノー)、フェラーリドライバーとして初の母国グランプリを迎えたフェルナンド・アロンソは8番手スタートとなった。
