F1開幕戦バーレーンGPは金曜午後にフリー走行の2回目が行われ、メルセデスGPのニコ・ロズベルグがトップタイムをマークした。2番手はマクラーレンのルイス・ハミルトン、3番手にはミハエル・シューマッハー(メルセデスGP)がつけた。BMWザウバーの小林可夢偉は11番手だった。

 現地時間午後2時から始まったフリー走行2回目の天候は午前に引き続き快晴。セッション開始時の気温は33度、路面温度は48度というコンディションとなった。このセッションは最初にコースインしたハイミ・アルグエルスアリ(トロロッソ)を皮切りに多くのドライバーがそのまま連続周回に入っていき、開始10分には早くも10台ほどがタイム計測を行うかたちで幕を明けていった。

 序盤、マクラーレンはルイス・ハミルトンが早々に1分56秒051をマークし、2番手ジェンソン・バトンとともに1回目のトップタイムをあっさりと更新してくる。するとメルセデス勢もその後すぐにマクラーレンの間に割って入り、ロズベルグが1分55秒台のタイムでトップに浮上、シューマッハーも3番手につけた。
 一方、フェラーリ勢はその間にフェリペ・マッサがロングランを重ね、チームメイトのフェルナンド・アロンソとともに順調に周回数を伸ばしていっている。

 セッションは開始から30分が経過、各車のタイムはここにきて落ち着きを見せておりドライバーはそれぞれピットインを繰り返しながら走行を重ねていった。そんななかコースの新セクションに設けられた6コーナーではマシンが路面の段差によってボトミングする現象が見られ、ここではどのマシンも不安定な挙動に陥っている。この動きは1回目のセッションから見られていたが、コースオフや問題を抱えるマシンは特に出ていない。明日以降もこの現象にいかに対処するか、上位進出のポイントにもなりそうだ。

 依然トップ4のマクラーレンとメルセデスGP、それに続くセバスチャン・ベッテル(レッドブル)など終盤にきても上位のタイムおよび順位は大きく変わらずセッションは残り10分を残すのみとなった。すると終盤の走行を前に今GPでの柔らかい方のタイヤとなるスーパーソフトに履き替えたフェラーリ勢の2台が徐々にタイムをアップ、トップ4に迫るほどではないものの、マッサが7番手、アロンソも9番手までポジションを上げ、この日の走行を終えることとなった。

 HRT F1はカルン・チャンドックが一度もマシンに乗ることなく、ブルーノ・セナもセッションの最後に右リヤにトラブルを抱えコース脇にストップ。タイムもトップから11秒落ちと不安なかたちで初日を終えている。小林可夢偉は27周を走り、1分57秒352で11番手だった。

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