2010年のF1開幕戦バーレーンGPの決勝が14日、当地のバーレーン・インターナショナル・サーキットで行われ、3番手スタートのフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が逆転で優勝を決めた。2位はフェリペ・マッサでフェラーリは1-2、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)が3位に入った。BMWザウバーでの初レースとなった小林可夢偉はリタイアに終わっている。

 決勝日の現地バーレーンの天候は晴れ。気温35度、路面温度は39度というコンディションでレースはスタート時刻の午後3時(現地時間)を迎えた。昨日の予選の結果、ポールポジションについたのはセバスチャン・ベッテル(レッドブル)。同じ最前列にマッサが並び、チームメイトのアロンソも2列目3番手につけている。なお、この2台はレースを前にエンジン交換を実施。タイヤは、エイドリアン・スーティル(フォース・インディア)がトップ10では唯一、今GPでの硬い方のタイヤとなるミディアムタイヤを装着している。

 最後尾につけるHRTの2台がピットスタートを選択するなか、レースは12チーム・24台のマシンで幕を明け、ベッテルが好スタートを決めてオープニングからレースをリードする。
 一方2番手、3番手のフェラーリ勢は最初の2コーナーで順位を入れ替え、アロンソ、マッサというポジショニング。後続ではニコ・ロズベルグ(メルセデスGP)が4番手に浮上し、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)、そしてミハエル・シューマッハー(メルセデスGP)が6番手でオープニングラップを通過した。隊列のさらに後方でもスーティルが他車との接触でスピンするなど若干の混乱を見せている。

 序盤は先頭を走るベッテルをフェラーリ勢が2秒間隔で追う展開となるが、周回が進むにつれ徐々にその差は広がり、4番手ロズベルグ以降はさらに大きく離される。10周目を終え2番手アロンソは3.1秒、その後ろマッサは5.2秒、4番手ロズベルグは早くも12.8秒引き離され、後続のハミルトン、シューマッハーらもそれにつきあわされるかたちでトップ争いから大きく遅れをとってしまう。

 そうした中、16周目から上位陣がこのレース唯一のタイヤ交換をスタートさせていく。まずはこの周にハミルトン、シューマッハーが行い、翌周には2番手アロンソ、さらにロズベルグ、ジェンソン・バトン(マクラーレン)がタイヤをミディアムに交換。トップのベッテルは3番手マッサと同じ18周目にピットインすると、ここまでの上位陣は作業ミスもなく再びコースに戻っていった。

 各車が概ねタイヤ交換を終えた20周目、上位勢の順位はベッテル、アロンソ、マッサ、ハミルトン、ロズベルグ、シューマッハー、バトン、ウエーバーとなり、ハミルトンがロズベルグに代わり4番手に浮上している。

 このタイヤ交換では若干トップ3の間隔が縮まった。するとそこからの中盤以降はフェラーリ勢のペースが徐々に上がり、ベッテルはプレッシャーにさらされていく。そして、一時5秒近くあったベッテルとアロンソの差は30周目には1.1秒、マッサも3秒台まで迫ってくる。いよいよトップ3がコース上でバトルを始めるのか? そうした期待が膨らみはじめた矢先の34周目、突然ベッテルを悲劇が襲う。メインストレートでパワーを失ったベッテルのRB6はみるみるフェラーリ勢に追いつかれ、ついに最終コーナーでアロンソにオーバーテイクを許し、直後の1コーナーではマッサにも抜かれてしまった。

 ベッテルはエキゾーストのトラブルでその後もペースダウンを余儀なくされ、レースはこれで完全にフェラーリのものとなった。アロンソはレース後半も危なげない走りをみせ、フェラーリ移籍後初レースで見事トップチェッカーを受け、マッサも最後はアロンソに離されたものの、昨年の大事故を見事克服する2位でフィニッシュ、フェラーリが開幕戦を見事1-2で飾ってみせた。
 3位には後半の追い上げが実ったハミルトンが表彰台最後の椅子を手にした。一方、トラブルに泣いたベッテルはレース終盤、ロズベルグの激しい追い上げを受けたがなんとか守りきって4位でフィニッシュ。4年ぶりのF1復帰となったシューマッハーは6位となった。

 完走は17台。BMWザウバーの小林可夢偉はスタートで順位を上げ、序盤12番手を走行していたが10周目あたりからペースが鈍り、直後の13周(リザルトは11周で記載されている)であえなくレースを終え、チームメイトとともにリタイア。
 また新規参戦チームではロータスが15、17位で2台完走したのに対し、ヴァージンとHRTの4台はレース早々に姿を消している。

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