F1第11戦ベルギーGPの決勝レースでトップ10入りを果たしたドライバーが、決勝の戦いを振り返った。

セバスチャン・ベッテル 決勝=1位
「ここで圧勝できるとは思っていなかった。僕ら全員が驚いている。素晴らしい結果が出せたよ。決勝前、メルセデスと比較した自分たちのレースペースに関してはある程度把握していたけれど、他のチーム、特にフェラーリとの位置関係は予想できなかった。ロータスもドライコンディションでとても速そうだった。レース終盤に雨が降るのかどうか分からなかったから、プッシュし続けたよ。でも終盤までに十分なギャップを築いたから、レースをコントロールすることができたし、最後の2、3周はそれほど緊張を感じずに済んだ。(ランキング2位以下との差を拡大したのは)ポジティブなニュースだけど、それよりもこのレースで勝てたことの方が嬉しい。素晴らしいサーキットだからね。選手権のこともポイントのことも考えていなかった。シーズンはまだまだ先が長い」

フェルナンド・アロンソ 決勝=2位
「今日の結果を見れば、予選結果が決勝結果にほとんど影響していないことがわかる。そうはいっても、もし僕がポールからスタートしていても2位に終わっただろう。ベッテルの方が速かったからね。スタート直後にいくつかポジションを上げ、すぐにバトン、ロズベルグ、ハミルトンを抜いた。その時、ベッテルとは6秒差だった。でも最終的には16秒の差をつけられたわけだから、ベッテルと彼のチームを褒めたたえるべきだね。僕らのマシンは、序盤の満タンの時も終盤の軽くなってからも、あらゆるコンディションでうまく機能した。その上、ストレートスピードがよかったために、多くの周回を費やすことなくオーバーテイクすることができた。僕らは一歩前進し、ここ数戦で失っていた競争力をいくらか取り戻したことがわかった。モンツァとシンガポールでは、さらに次のステップを迎えることになるだろう。今回のレースで使用したアップデートは、この特殊なサーキットのためのものだったが、うまく機能したことは確かだ。ファクトリーのスタッフ、サーキットに来ているスタッフが夜も昼もなく働いた結果だ。おかげで僕らは前向きな気持ちで今後のレースに臨むことができる。目標は変わらない。最後までタイトルを争うことだ。まだ縮めるべきギャップがあるし、ポールポジションが取れるようになる必要がある。シーズンはとても長い。競争力のあるマシンがあり、6戦連続で勝てれば、あっという間に挽回することが可能だ。僕らにそれができるのかどうか、今後分かるだろう」

ルイス・ハミルトン 決勝=3位
「今日はマシンの力をすべて引き出したけれど、単純にセバスチャン(・ベッテル)とフェルナンド(・アロンソ)ほどの速さがなかった。スタートをうまく決めて、ターン1をいい感じに通過した。でもオー・ルージュを抜けた後、セブが追いついてきて、僕には防御することができなかった。許可されているように一度はラインを変えたけれど、その後、彼がすり抜けて前に出るのを見ているしかなかった。そこで彼を押さえるのは難しかった。その後、フェルナンドに関しても同じことが起きた。僕らは今週末いい仕事をした。でもスパとモンツァはロードラッグが要求される、独特なサーキットだ。シンガポールではまたもっと高い競争力を発揮できると思う。僕が3位、ニコ(・ロズベルグ)が4位というのは、チームにとって素晴らしい結果だ。だからこのレースからポジティブな要素を得て、今後のレースに向かうことができる」

ニコ・ロズベルグ 決勝=4位
「4位というのは僕にとってまずまずの結果だ。ルイス(・ハミルトン)も3位に入り、チームのために大量にポイントを稼ぐことができてよかった。今週末は全体的に僕にとっては完璧にいかなかった。予選が予定どおりいかないと、決勝は多少不利になる。スタートはすごくうまくいった。でもセカンドスティントで予定どおりの長さを走れず、フェリペ(・マッサ)をカバーしなければならなかった。でも最終的にはマーク(・ウエーバー)を押さえ切って4位に入れてよかった。これからやるべきことが山ほどある。今日他のチームほどの競争力を発揮できなかった理由を調べる必要がある。レッドブルより少し遅いことは予想していたが、フェラーリが僕らより速いとは思っていなかった。ちょっと驚いたよ」

マーク・ウエーバー 決勝=5位
「決勝前の2回のプラクティススタートがあまりよくなかったので、スタートでのクラッチを少し心配していた。うまくいかないと不利になるからね。ベストを尽くしたものの、スタート直後に2列分ぐらいポジションを落としてしまった。その後、コース上でオーバーテイクしなければならず大変だった。トップギヤのセットアップを、オーバーテイク向きではなく、前が空いた状態で走ることを想定して行っていたからだ。スタートがよくなかったことでポジションを落とし、どんどん悪い影響が出てきた。順位を挽回するためにタイヤを酷使するからね」

ジェンソン・バトン 決勝=6位
「皆がピットに入った時、僕らに少し迷いが生じた。それによって時間を失ったと思う。その後、すでにピットに入っていたマシンに抜かれてしまった。ファーストスティントでピットインするのが早すぎたと思う。(元々は1回ストップの予定だったが)2回ストップに変え、また1回ストップに戻そうとした。でも僕は「このタイヤセットであと12周走るなんて無理だ」とチームに言ったんだ。それでピットに入った。オーバーテイクされるよりもピットに入った方がよかった。他のドライバーたちとレースができて嬉しかった。僕らには彼らに匹敵するペースがあったと思う。ただ、戦略をうまくやれたという確信は持てない。望んでいたより少し遅かったけれど、3位との差はそれほど大きくなかった。3位とは13秒差で、レッドブルのすぐ後ろだった。間違いなく一歩前進したけれど、思っていたほど向上していなかったエリアもいくつかあるから、原因を探らなければならない」

フェリペ・マッサ 決勝=7位
「序盤から難しいレースになった。スタートでオーバーテイクを成功させたが、1コーナー出口でグロージャンとの接触を避けるために減速しなければならず、4つか5つポジションを落とした。その後、難しい状況に陥った。数周にわたってKERSの操作に関連するステアリングの問題が発生し、チームともうまくコミュニケーションをとれなかった。すべて正常な状態に戻っても、挽回するのは簡単ではなかった。最初のピットストップを早める決断をしたことで、いくつか順位を上げることができたのは確かだけれど、ペースがよくなかった。最後のスティントでハードタイヤを履いたら、マシンが素晴らしい競争力を発揮し、いくつかポジションを上げ、グロージャンを抜くことができた。もちろん7位には満足できない。今日の僕らのマシンから考えると、本来ならもっと上位でフィニッシュできたはずだからね。それでも過去数戦と比べると競争力が向上したから、僕らは正しい方向に向かって作業を進めているということだ。後半戦、最後まで進歩し続けていきたい」

ロメイン・グロージャン 決勝=8位
「1周目はスムーズにいかず、いくつかポジションを失った。さらにその後、セルジオ(・ペレス)との問題でふたつほど順位を落とした。(ペレスにコース外に押し出されたことで)3、4秒ロスした。それがなければマッサより前でフィニッシュしていただろう。今日は1回ストップでいくと決めていた。新品タイヤでのグリップが今までよりずっといいのを感じた。でも失った時間を取り戻すのは難しいことは分かっていた。何が起こるか分からなかったし、他とは違うことをやってみた。レース中盤に雨が降っていたら、有利になったはずだ。全くミスをせずに完走できたのはよかった。ただ、8位というのは今週末望んでいた順位ではない。キミ(・ライコネン)がリタイアしたのも残念だった。モンツァではもっとうまくいくよう願っている」

エイドリアン・スーティル 決勝=9位
「エキサイティングで面白いレースだった。2ポイント獲得できてよかったよ。スタートの滑り出しはベストだったとはいえず、いくつか順位を落とした。でもその後、レースを立て直し、何台か抜いて、トップ10に入ったんだ。スパを走るのはいつだって楽しい。今日は何度かエキサイティングなオーバーテイクができて、気持ちがよかった。2回ストップは最適な戦略で、うまく機能した。僕らは最大限の結果を出したと思う。マクラーレンとは今も接戦だから、過去2戦は苦しんだけれど今日またポイントが取れたのは重要なことだった」

ダニエル・リカルド 決勝=10位
「ポイントが取れて嬉しいよ! ハードタイヤでファーストスティントを長くとった。それによってミディアムでのその後のスティントで強力なペースを発揮するための基礎を築けたんだと思う。オプションタイヤでの方がずっと快適に走れたから、実質的には、タイヤを履き換えてから僕のレースが始まったようなものだった。最後のタイヤセットを装着してから、10周ぐらい予選のようなラップを走り、前の何台かを倒して、この重要なポイントを持ち帰った。昨日のことは忘れなければならないということは分かっていた。(19位の)グリッドからポイント圏内に入れたら嬉しいと思っていたから、それができてハッピーだ。このポジションにたどり着くために戦ったが、その時に発揮した速さにも満足している」

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