F1第12戦ベルギーGPの決勝でトップ10入りしたドライバーたちがレースの内容を振り返った。
ダニエル・リカルド 決勝=1位
「ここで僕らにチャンスはないと誰もが言っていた。でも今日はとてもいいペースで走ることができて自分たちも驚いている。現実でないように感じるけれど、また優勝できたことはものすごく嬉しい。タイヤを最後まで持たせて走るのは簡単ではなかった。トップを走っていると、ピットストップをするかしないかという時に一番懸念を感じる。でもエンジニアのサイモンから無線で「残り11周だけどこのタイヤで最後まで行けるか?」と聞かれた時、僕は「だいたい今のペースを保てると思うよ」と答え、そのとおりのことができた。ファイナルラップではさらにコンマ数秒縮めることができて楽しめたよ! 今日の勝利にはたくさん素晴らしい要素がある。これまでの2回の優勝は比較的アグレッシブなスタイルのレースによってもたらされたものだったけれど、今日はより計画的に勝利を手に入れた。異なる状況で勝てたのは素晴らしいことだよ」
ニコ・ロズベルグ 決勝=2位
「きついレースだった。今日は勝てる速さがあったのに事故によって勝利を逃した。チームにとっていい一日ではなかったから、とてもがっかりしている。僕らドライバーはファンを楽しませ、素晴らしい時間を提供するためにここに来ている。だからこそ僕らは限界ぎりぎりのバトルをするんだ。ルイスと僕が接触したのは残念だけど、僕としてはあれはレーシングインシデントだと考えている。スチュワードもそう判断した。ストレートでは僕の方が速く、イン側のラインはブロックされていたからアウト側に行った。追い抜きを試みたが、接触し、フロントウイングがダメージを受けたことが分かり、終わったと思った。その直後にルイスにも問題が起きたことが分かった。彼にとってもチームにとっても本当に不運だった。レース直後にミーティングをしたけれど、今日のようなレースを繰り返さないため、さらに何度かミーティングの機会が設けられる予定だ。(表彰台で観客からブーイングを受けたことに関しては)イギリスのファンたちは不満だろうし、彼らの意見は尊重する。だからいい気分ではないことは確かだ」
バルテリ・ボッタス 決勝=3位
「今日は予選よりずっといいペースを発揮し、フェラーリ勢やレッドブル勢といいバトルができた。3位はふさわしい結果だと思う。序盤は自分より遅いマシンの後ろでロスし、ファーストスティントは楽ではなかったけれど、必要なときにオーバーテイクすることができ、それが好結果につながった。今回のレースでは表彰台を目標にしていた。今週末は難しい天候でアップダウンがあっただけに、目標を達成できてとても満足だ。フェリペ(・マッサ)はデブリの問題で本当に不運な目に遭ったね」
キミ・ライコネン 決勝=4位
「今回のレースには比較的アグレッシブに取り組もうと決めていた。前を走っているクルマより早くピットストップをして彼らの前に出ることを目指した。それによってレースの大半でトップグループについていくことができた。ウイリアムズの(バルテリ・)ボッタスが後ろから近づいてきた時、ストレートで彼に対して防御できるだけの速さが僕にないのは分かっていた。結局残り数周のところで抜かれてしまった。全体的に今週末の結果には満足している。このサーキットでは苦労することは分かっていたが、全力を尽くし、今年初めて、問題に見舞われることなくクリーンなレースができた。それによって自分自身のレースをすることができ、いい結果を出せた。一番重要なのはトラブルなくクリーンなレースができたということだ。今後もクリーンな週末を送れれば、戦いが楽になり、いい結果につながるだろう。マシンは向上しているし、今日はいいペースを発揮できた。4位を獲得したことで、僕らが正しい方向に進んでいることを示せた。そうはいってもここで満足するつもりはない。今日は多くのポイントを稼いだが、僕らは勝つためにここにいる。トップに立つために努力し続ける」
セバスチャン・ベッテル 決勝=5位
「レース終盤はうまくいったね。残り周回数が少なくなってきていたから急いで前に出たかった。(フェルナンド・)アロンソと(ケビン・)マグヌッセンのタイヤは古くなっていたから、ジェンソン(・バトン)と僕はあっという間に彼らに追いついた。最後にピットインしようと決めた時点での順位から落とさずに済んでよかったよ。最後のピットストップをしたのは少し遅かったと思うが、ポジションを維持できた。バトルは本当に面白かった。大勢のドライバーがプッシュし合っていたんだ。レースでは激しく戦うものだ。少し激しすぎる場面もあるかもしれないけどね! チームはピットストップをとてもうまくやってくれた。3回とも完璧で、すごく速かったよ」
ジェンソン・バトン 決勝=6位
「今日は長いゲームを戦った。大部分のドライバーがピットストップを早い段階で行ったが、僕はタイヤをいい状態に保てたと思う。それからケビン(・マグヌッセン)、セバスチャン(・ベッテル)、フェルナンド(・アロンソ)との終盤のバトルは楽しかったよ。残り数周あたりで、フェルナンドとケビンがぎりぎりのバトルをしていて、フェルナンドがコースから外れ、ケビンと僕は接触はしなかったものの僕がターン8で少し引かなければならなかった。そこでフェルナンドに前に行かれてしまったのは残念だった。その後、セバスチャンにも抜かれたんだ。そうはいってもすごく楽しかったよ。ここは本当に素晴らしいサーキットで、走っていると最高の気分になるね」
フェルナンド・アロンソ 決勝=7位
「グリッド上でエンジンが始動せず、他のバッテリーを使わなければならなかった。それによって不利な戦いになってしまった。週末を通して速さがあっただけに残念だ。4番手スタートだったのだから表彰台を獲得することが可能だった。最初にピットストップをした時、僕は(バルテリ・)ボッタスより前を走っていた。そのボッタスは3位に入ったんだ。だから(ペナルティを受けなければ)そのあたりのポジションを獲得できただろう。(グリッドからメカニックが引き上げるのが遅れたことで)ペナルティを受けたこと、トップスピードが弱点であることから、いい結果を出せる可能性は低いことは分かっていたけれど、ベストを尽くした。ペナルティを受けて下位で走らなければならないと、直線スピードの悪さが余計に不利に働く。残念なことに終盤、問題あるドライビングが見られた。(セバスチャン・)ベッテルとの接触によってフロントウイングがダメージを負ったが、重要なのはチェッカーフラッグを受けられたことだ。終盤の問題(ケビン・マグヌッセンのドライビング)に関してスチュワードが行動を起こした。でも6位や7位を争っている場合、あまり重要なことではない。下位で走っているときには、もちろん安全に気を付けつつ、楽しみたいと思っているんだ。今はモンツァのことを考え、準備を整える必要がある。僕らのマシンとの相性がよくないサーキットだけれど、ホームレースだから大勢のファンから応援してもらえる。それだけに何とかいい結果を出したい。その目標を達成できるよう願っている」
セルジオ・ペレス 決勝=8位
「今日はクレージーなバトルが繰り広げられていたけれど、それに関わることはなく、僕のレースはシンプルだった。全力で攻めて、最大限の結果を成し遂げたと思う。セカンドスティントでは2台のマクラーレンをオーバーテイクしなければならず、少し時間をロスした。タイヤを少し使いすぎてスティント終盤に響いた。最後の10周、クビアトからかなりプレッシャーをかけられた。彼はあっという間に追いついてきたが、なんとか押さえ切ったよ。最終的にポイントを多少稼ぐことができた。それが重要だ」
ダニール・クビアト 決勝=9位(10位でフィニッシュしたがマグヌッセンのペナルティで昇格)
「難しかったがいいレースだった。終盤には新品オプションタイヤを履いた(ニコ・)ヒュルケンベルグを退けてポジションを守った。すごくスリリングだったよ。タイヤの管理をしつつ10位を守るために戦わなければならなかったんだ。マシンのハンドリングはよく、雨も降らなかったのでよかった。全体的にポジティブな週末で、一歩ずつ進歩していくことができた。1ポイント獲得できて嬉しい。2週間後にモンツァでまたクルマに戻るのが待ち遠しいよ」
ニコ・ヒュルケンベルグ 決勝=10位(10位でフィニッシュしたがマグヌッセンのペナルティで昇格)
「今日はポイントを取り損ねてがっかりしている。でも昨日の(予選で犯した)ミスのつけを払ったのだと思う。決勝中にたくさん順位を上げていかなければならなかった。スタートは最高といえるレベルではなかったが、1周目の間にいくつかポジションを上げた。その後いいペースで走れたけれど、ひどいトラフィックの中で走ったために真のペースは発揮しづらかった。中段グループのマシンが何台かつながって走っていて、皆がDRSを使っていたので、オーバーテイクがすごく難しかった。一番時間をロスしたのはこの時だったと思う。それによって入賞に届かなかった。終盤(ダニール・)クビアトにかなり接近した。あと1周あれば彼の前に出られたと思う」
