F1第6戦モナコGPの予選でトップ10入りを果たしたドライバーたちが、予選の戦いを語った。
ニコ・ロズベルグ 予選=1位
「週末を通してマシンにとてもいい感触を感じている。ここモナコで再びポールを取ることができたのは素晴らしいことだ。チームは今週末も最高の仕事をしてくれている。この独特のサーキットでも僕らのパフォーマンスは強力だ。つまり今シーズン、シャシーとエンジンのパッケージを相当強力に開発できたということだからね。Q3の最初にとてもいいバンカーラップを走ったが、ルイス(・ハミルトン)もそれもかなり迫るタイムを出してきた。そのため、次のアタックではさらにプッシュしたら、残念ながら少し限界を超えてしまった。ターン5の前のバンピーな下り坂のところで、リヤをロックアップし、フロントがラインから外れてしまった。それでもなんとかエスケープロードに入ることができた。ルイスがラップタイムを改善するチャンスを邪魔してしまったことに関して彼に謝罪した。 今は明日のことを考え、決勝を楽しみにしている。いいスタートを決めなければいけないね。優れた戦略で強力なレースができることを期待している。僕が望んでいた展開ではなかった。コースオフした時、「これで終わった」と思った。今回起きてしまったことによって喜びが少し奪われたのは確かだけれど、1位は1位だ。自分の予選にはすごく満足している。(「2006年モナコGP予選中、暫定ポールタイムをマークしていたミハエル・シューマッハーが故意に止まってイエローフラッグを出し、他のドライバーのアタックを妨げたと判断されたが、そこからヒントを得たわけではないということか?」との問いに対し)絶対に違う。データがそれを証明している。(F1公式サイトインタビューより)」
ルイス・ハミルトン 予選=2位
「ここまでいい週末を送り、自分自身のパフォーマンスに集中し、一歩一歩ペースを向上させるために努力してきた。予選はうまくいっていたけれど、結果論になるが、Q3ベストラップはセッションのもっと早い段階で出しておくべきだった。モナコでは常にイエローフラッグが出る危険がある。僕は(ニコ・ロズベルグのトップタイムより)コンマ2秒ほど速いタイムで来ていただけに、(ロズベルグのコースオフによって出されたイエローフラッグで)そのラップを最後まで攻めることができず、ものすごくがっかりしている。でもこれがモータースポーツだ。できる限りいいスタートをして、ここから何ができるかを見ていく。(ロズベルグとの関係はアイルトン・セナとアラン・プロストの関係に近づいたかとの問いに対して)基本的にはそうだ。(ロズベルグと一緒にこの問題を解決する必要があると思うかとの問いに対し)セナとプロストがじっくり話し合いをしたかどうか知らないけど、問題への対処の仕方としてセナのやり方が僕は好きだから、彼をお手本にする。(予選直後のBBCのインタビューより)」
ダニエル・リカルド 予選=3位
「今日はもっと前に近づけると思っていた。こういう状況は好きじゃない。Q3最後の走行でミスをしてしまったんだ。調子もよく、うまくいきそうだったのに、ミスをして稼いできたタイムを失ってしまった。何にしても言い訳の余地はないから、次への教訓にするよ。明日表彰台を獲得できなかったらがっかりするだろう。メルセデスについて行くだけのペースはあると思うので、スタートで少なくとも1台は抜いて、さらには戦略で何かしらの対策をとり、勝つためのチャンスを作りたい」
セバスチャン・ベッテル 予選=4位
「今日は予選でいくつか問題があったんだ。Q1の途中でERSを失い、放電する能力が低下し、それを取り戻すことができなかった。最終的には違うモードで走り、それには問題はなかったが、間違いなく本来発揮できるはずの力には及ばなかった。これが壊れたのは今週末初めてだったけれど、こういうこともある。異なるモードをいろいろ試してみたが、どこかの時点で状況を受け入れてひたすら努力するしかない。Q3の2回目のアタックラップはいいタイムで来ていたけれど、イエローフラッグが出たために更新することができなかった。今日はメルセデスの手を焼かせることができると思っていたのに、いくつか問題があり、結局かなり大きな差ができてしまった。それでも明日2列目につけられるというのはいいことだけどね」
フェルナンド・アロンソ 予選=5位
「今日のリザルトは今週末の現状を集約したものであり、ほぼ予想したとおりの結果になった。悪い結果だったとは思わない。これまでトップグループにいたウイリアムズやフォース・インディアといったライバルたちより前の位置を維持できたのだからね。何より重要なのは、レッドブルの2台に近づけたことだ。僕らはアンダーステアに苦しみ、ブレーキング時の問題を抱えていたから、通常より大きな変更を施し、それによって大幅な改善が見られた。予想よりもタイヤはかなり硬いようで、作動温度領域に入れるのにかなり苦労している。明日の決勝がドライになれば、誰がコース上に一番長くとどまれるかが勝負の耐久レースになるだろう。でも予報どおり雨が降れば、完走するだけで好結果と言えるような状況になるはずだ。木曜に数周走った際には、氷の上で滑っているようで、本当にぎりぎりの状態だったからね。今日のラップは僕にとって今年ベストのラップだったと思う。Q2で少し速さが増し、少しプッシュできるようになり、Q3で(マシンから)最大限の力を引き出せた。Q3でのラップにもマシンバランスにもとても満足できた。(セバスチャン・)ベッテルからわずかコンマ1、2秒差というのは嬉しい驚きだ。もちろん、予選をはじめ、すべてのエリアでもっと向上する必要があるけれど、モナコの予選は一番得意なんだ。リスクを冒し、1周のパフォーマンスを追及するという面で、大好きなサーキットだよ」
キミ・ライコネン 予選=6位
「今日の予選には満足していない。セットアップの向上に懸命に取り組み、いくつか変更を行ったにもかかわらず、マシンの感触はあまり改善しなかった。予選の最初は少しはよかったけれど、その後、難しくなった。厳しい週末を送っており、常にマシンと格闘している。木曜の時点からベストのソリューションを見つけるために奮闘しなければならなかったが、FP2で(ギヤボックストラブルのために)走行時間を失ったのが響いた。その上、ここでそういう状況だと、タイヤをうまく機能させることができず、速い1周をうまくまとめるのが難しい。特にモナコのように二度目のチャンスがないようなサーキットではなおさら簡単ではないんだ。6位というのは理想的なポジションではないけれど、悲惨な結果でもない。明日は最大限の結果を引き出すためにベストを尽くす」
ジャン-エリック・ベルニュ 予選=7位
「今日の予選にはとても満足している。自分にとっても、チームの皆にとってもよかった。彼らは懸命に仕事をしてくれているから、いい結果で報われて当然だからね。2台のマシンがトップ10入りするというのは、皆にとって素晴らしい成果だよ。スーパーソフトで走った最後のラップはイエローフラッグの影響を受けたけれど、最初の走行でのタイムが7番手を確保できるだけのものだった。明日のレースをスタートするには、かなりいいポジションだ。本当ならあとコンマ3秒は縮められたと思うけど、(ニコ・)ロズベルグのコースアウトでイエローフラッグが出たんだ。(キミ・)ライコネンより上位に行くことが可能だったと思う。彼に絶対勝てたと言うわけじゃないけど、わずかコンマ2秒差だったし、コンマ2秒速く走ることは簡単にできた。決勝ですべてをうまくまとめられたら、2台が共にポイント圏内でフィニッシュできると確信している。最低でも7番手を維持するために、チェッカーまで攻めていくよ」
ケビン・マグヌッセン 予選=8位
「8番手スタートに心から満足しているわけではないけれど、持てるものからほぼベストを引き出せたと思う。あと少し攻めれば、もしかしたら7番手も可能だったかもしれない。ここで完璧なラップを走るのはいつでも難しく、成功したという気分になれることは決してないんだ。ストリートコースで路面がバンピーだし、バリアや壁がエイペックスに近いところにある。小さなミスや修正をすることは多く、そのためもっとバリアに近づけたんじゃないかと常に感じてしまう。そうはいってもマシンの感触はほんとうによく、本来ならもっと上にいられるはずだと思うだけに、ラップタイムを見ると悔しくなる。でも今日の結果にはそこそこ満足していいだろう。明日はいいスタートを切り、1周目をうまく走り、トラブルに合わないことが重要だ。そうすればたくさんのポイントが得られるかもしれない」
ダニール・クビアト 予選=9位
「キャリアの中で間違いなく最も厄介な予選だった。Q1では突然リヤのコントロールを失いウォールに接触してしまい、ノーズ交換のためにピットに戻らなくてはならなかった。でもすぐに自信を取り戻してQ2ではいいラップを2回走れた。それにはとても満足している。残念ながらQ3は少し不運で、きちんとしたラップを走れなかった。最初はユーズドのオプションで走り、最後の走行で新品オプションを履いて出て行ったら、イエローフラッグが出てペースを落とさなければならなくなった。ここはオーバーテイクが簡単にはできないから当然悔しいけれど、こういうこともある。ここからは明日のレースに焦点を合わせていく。目標はポイント獲得だよ」
セルジオ・ペレス 予選=10位
「トップ10に入れたのはよかったけれど、もっと上のグリッドを獲得できなかったことが少し残念だ。Q3のアタックラップではかなり苦労し、ヌーベルシケインへの進入でロックした。つまりこのマシンには間違いなくもっと速さがあったということだ。一番苦労したことのひとつがタイヤを完璧に機能する状態にもっていくことで、今日はそれを最大限に行うことができなかったと思う。明日、どうやってポジションを上げていくかを考える必要がある。オーバーテイクのチャンスは多くないと思うので、積極的な戦略を採るべきだ。面白いレースになるといいね」
