F1第6戦モナコGPの決勝でトップ10入りを果たしたドライバーたちが、決勝の戦いを語った。
ニコ・ロズベルグ 決勝=1位
「厳しいレースだったけれど、2年連続でモナコGPを制することができてとても喜んでいる。最高の気分だよ。ホームグランプリで、家族や友人たちの前で勝つことができて誇りに思う。レースは順調にスタートし、快適に走っていたが、その後、燃費の管理を行わなければならず、ルイス(・ハミルトン)が猛追してきた。でも数周にわたってリフト&コーストをして燃料をコントロールすることができた。ルイスは4連勝していたため、今週末、その勢いを止めるのが僕にとって重要なことだった。それをうまく成し遂げることができたが、とても難しい週末だった。今回もチームがワンツーフィニッシュを達成できたのでとても嬉しい。今夜のパーティが楽しみだよ!」
ルイス・ハミルトン 決勝=2位
「今日はとても強さを感じたし、全力を出し切って走り、ポジションを上げることを目指した。でも今回は僕の週末ではなかった。それでもチームはワンツーフィニッシュを成し遂げられたから、満足して一日を終えることができる。僕らのマシンは最高だし、スタッフ全員が今僕らが成し遂げている素晴らしいリザルトにふさわしい仕事をしている。このサーキットではオーバーテイクがとても難しい。できる限りニコ(・ロズベルグ)に接近し、素晴らしいペースで走ったが、どうしても抜くことができなかった。終盤、バイザーを通って目にゴミが入り、数周にわたってとても苦労した。ニコのそばを走っている時、風を受けて、目にゴミか何かが入ったんだ。片目で走っていたが、それはほとんど不可能なことだ。低速コーナーで目を閉じなければならなかったけれど、それによって状況が悪くなった。でも幸いその後ゴミは自然になくなり、後ろのダニエル(・リカルド)を寄せ付けずに2位を維持することができた。最高の週末だったとは言えないが、次のレースには今以上のエネルギーと決意を持って臨む。チームは懸命に働いてくれているし、今の勢いを維持するつもりだ」
ダニエル・リカルド 決勝=3位
「終盤になってようやく本格的なレースができた。スタートの瞬間はあまりうまくいかず、ターン1までの距離もとても短く、残念な展開になった。その後、セブ(ベッテル)は信頼性のトラブルでリタイアし、キミ(・ライコネン)はパンクのため後退したので、目指していた位置に戻ることができた。リスタートの後は、最後まで走り切れるのが確実なところまでタイヤを労わって走り、残り20周のところでもう大丈夫と思ってプッシュし始めた。決勝の中で初めて、マシンを走らせている実感を持てたし、ルイス(・ハミルトン)に追いついた。楽しかったけれど、抜くことはできなかった。チームは僕が彼を捕まえることを望んでいるのは分かっていたし、彼を抜くことができると思った。だから状況を見守っていた。3位で終えるつもりなどなかった。アクションを取るチャンスがあれば取っただろう。でも今日は3位がベストの結果だった」
フェルナンド・アロンソ 決勝=4位
「表彰台のひとつ下という位置でフィニッシュでき、いい結果だったと思う。スタートでは問題を抱え、レース中にさまざまな事故が起きただけにね。スタートでモーターの何かが動かなかった。でもフルパワーがあったとしても、オーバーテイクできる余地はなかった。ERSが動かず、ターン3までパワーがなかった。スタートの瞬間はうまくいったが、パワーがなく、勢いを維持できなかった。誰にも抜かれなくてラッキーだった。ターン1からターン3までは本当に遅くて、1周でリタイアせざるを得ないのではないかと心配した。でも突然その後、エレクトリックモーターが動き出したんだ。終盤にはブレーキに問題が発生し、右側のグレーキしかきかなくなった。そうなると何とかフィニッシュしてポイントをつかむことに集中するしかない。でも次こそはもっと上を目指す。今日はトップ3のマシンには全く追いつけなかった。彼らはそのポジションにふさわしい。僕は4位に入れて喜んでいる。何度も緊迫した瞬間が訪れ、最高レベルの集中力を維持しなければならない状況の中で、レースをうまく走り切ったのだから。ペースはよかった。つまり少しずつ僕らは改善しているということだ。ただ、リーダーたちも僕らと同じように開発を進めているから、今もギャップは大きい。だから僕らはもっといい仕事ができるよう常に努力し続ける必要がある。次のカナダから早速だ」
ニコ・ヒュルケンベルグ 決勝=5位
「とても難しいレースだったから、10点獲得という結果で報われた。最後の20周は本当にきつかった。スーパーソフトタイヤに寿命が来ていて、後ろのマシンからのチャレンジを退けつつ、バリアに接触しないようにするのは、簡単なことではなかった。何度かウォールに軽く当たり、危ない瞬間があったけれど、なんとか走り切り、5位を守った。幸いマシンには重要な場所で速さがあった。トンネルの入り口と最終コーナーだ。決勝中、楽しい瞬間が何度かあり、(ケビン・)マグヌッセンに仕掛けた時は特に楽しかったよ。彼はトロロッソを前に出さなければならず、勢いを失ったので、チャンスがあると思い僕はターン8でインにノーズを突っ込んだ。モナコのようなコースでは、アクションを起こしてそれがうまくいくとものすごく嬉しいね」
ジェンソン・バトン 決勝=6位
「典型的なモナコグランプリだったね。混乱があり、大勢がミスをし、マシンが列を成していた。ドライバーは集中し続け、前のグループについていき、タイヤの管理をし、必要なタイミングでタイヤをうまく活用しなければならなかった。ファイナルスティントではずっとタイヤを労わって走り、ケビン(・マグヌッセン)の後方で距離を置いて走っていた。その後、ペースを管理して最後まで走ることを目指した。終盤ニコ(・ヒュルケンベルグ)はタイヤに苦しんでいたが、彼を抜くことができなかった。プッシュすると僕も厳しくなったので、オーバーテイクを成功させることができなかった。レース終盤、いいバトルをしたが、他のマシンのすぐ後ろを走っていると厳しくなる。それでなくても難しい状態なのに、前にマシンがいると何も見えず、より一層困難になるんだ。僕らにとってはそれほど悪い結果ではなかった。ただ、最後にニコの前に出ることができればよかったね。ケビンに終盤トラブルが出たことで、2台で獲得するポイントが減ってしまったのは残念だ」
フェリペ・マッサ 決勝=7位
「16番グリッドからスタートしながら7位を獲得できて、とても満足している。セーフティカーが出動した時、リスクを冒して戦略を変更した。それによってタイヤを長く持たせなければならなかったが、タイヤは問題なかった。ミスをしたりリタイアするマシンが何台かあり、そういったチャンスを最大限に生かせた。いろいろなことが起きていた可能性があるから、一番いい形で物事が進んで喜んでいる。厳しい週末だったが、最終的にいい結果に終わったよ」
ロマン・グロージャン 決勝=8位
「キャリアの中で初めてモナコで完走することができ、しかもポイントも取れて嬉しい。決勝の始まりは最悪で、1周目にエイドリアン(・スーティル)に突っ込んでこられてパンクした。ソフトタイヤに交換したが、そのタイヤではオーバーテイクができず、スーパーソフトに換えた。セーフティカーのタイミングは僕らにとってよくなかった。新品タイヤに交換した直後だったんだ。でもそれもモナコだ。決勝中に数えきれないほど不運に見舞われながら、結局ポイントを取れることだってあるんだ!」
ジュール・ビアンキ 決勝=9位
「やった! チーム全員にとって素晴らしいレースだったし素晴らしい結果だ。ただただ最高にハッピーだよ。この結果を可能にしたのはマルシャF1チームの全員であり、何よりもまず彼らに感謝したい。僕らがレースに対してどれだけの決意で臨み、どれだけたくさんの作業を行ってきたか、誰も知らないだろう。彼らが長い間目標としてきた初ポイント獲得を達成するために役に立てて感激している。一緒にこの目標を成し遂げられて、本当に誇りに思うよ。モナコにいるスタッフ、バンベリーのスタッフ、そしてパワートレインのパートナーであるスクーデリア・フェラーリに感謝したい。僕らは全員で協力し合って大きな進歩を遂げた。特にバルセロナテスト以降の進歩は大きかった。それによってプッシュする自信を得て、今週末実際にプッシュできたんだ。楽なレースではなかった。フィニッシュまでの過程で楽しめる瞬間は何度かあったけれど、同時に何度か不安になるような瞬間もあった。でも最終的に重要なのは、僕らがついに目標を達成し、今後長きにわたって素晴らしい瞬間を味わうことができるということだ。改めてフェラーリ・ドライバー・アカデミーに対しても感謝の言葉を述べたい。彼らは僕のキャリア全般をサポートしてくれている」
ケビン・マグヌッセン 決勝=10位
「今日はうまくいかないことがたくさんあった。ピットストップではトラフィックのため長く待たなければならず、ピットレーンで他のチームの危険なリリースがあり、エンジントラブルも起きた。それでもマシンの感触がとてもよかったという事実から、たくさんのポジティブな要素を感じることができる。外から見ると分かりづらいかもしれないけれど、とてもポジティブな状態だ。チームの中で前進が見られるからね。今日は小さな問題がたくさん起きた。ジャン-エリック(・ベルニュ)のチームは、彼のリリースのタイミングを誤ったと思う。あれはドライバーのミスじゃない。時には起こる出来事だ。ニコ(・ヒュルケンベルグ)とのバトルを最後まで続けられなくて残念だ。ニコが苦しむだろうと予想し、僕はタイヤをセーブしていた。なのにパワーユニットにトラブルが起きて後退した。終盤、自分のマシンに何が起きたのか、まだはっきりとは知らないんだ。それから、キミ(・ライコネン)との間に起きたことについてもね。僕はヘアピン入口で彼をブロックするためにイン側に行ったが、それでも彼は追い抜きのアクションを中止しなかった。ここはオーバーテイクが難しいが、彼はトライして失敗した。それもレースだ」
