F1グランプリの長いサマーブレイク中に、前半戦のさまざまなトピックスについてオートスポーツweb編集部が独自に集計し、振り返る『編集部セレクト』企画。第3回目『F1暴言&失言振り返り』は、前・後編に分けてお送りします。

 2012年F1前半戦を振り返ってみると、セバスチャン・ベッテルとレッドブルの失言が目につきます。昨年の圧倒的優位が失われ、焦りがあるのかも。ベッテルに関しては他のドライバーたちとの舌戦もあるのですが、それについては後編で紹介するとして、今回はレッドブルの逆ギレ的コメントから始まり、若者の無邪気(?)なコメント、年配者の心無い発言などをお届けします。
※後編のドライバー同士の舌戦を集めた「コース外バトル編」はこちら

●ベッテル「僕らを邪魔するためにセーフティカーを出した」
 あれほど圧倒的に速かったのにノーポイントなんですから、ガッカリする気持ちはよくわかります。ベッテルはヨーロッパGP決勝をリードしながら、セーフティカー出動の後、トラブルに見舞われてリタイアに。でもこの発言は余計。しかも“ベッテル ラブ”のヘルムート・マルコもこれに同調。この後、ベッテルはFIAから警告を受けたとの報道も。

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●「バトンが悪い」?? レッドブル、ベッテルの規則違反で逆ギレ
 ドイツGPでベッテルがコース外を使ってジェンソン・バトンを追い越したため、ペナルティを受けて2位から5位に降格に。規則からしてペナルティを受けるのは当然と思われますが、レッドブルのモータースポーツコンサルタントのヘルムート・マルコは、「この状況はすべてバトンが引き起こした」と言い放ちました……。え?

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・ベッテル「コース外に出たのは接触を避けるため」
・バトン「ベッテルはもう少し待てば楽に抜けたのに」
・ベッテル「レース中に規則違反と教えてほしかった」

●ハミルトン「チームはいったい何してたんだよ!?」
 今季序盤のマクラーレンにはミスがとても目立ちました。スペインGPでチームのミスでハミルトンのポールが取り消しになったのは本当にかわいそうでした。謝罪するチーム代表に対して“立派な態度”をとったといわれたハミルトンですが、次のモナコGPで不本意な5位に終わった後、「自分は全くミスしなかったのに!!」とついに爆発しちゃいました。

●「新婚旅行で忙しい」グロージャン、大先輩のサポートを断る
 ジャッキー・スチュワートさんが、グロージャンの速さにほれ込んで、「もっと成長するための手助けをしたい」って言ったら、断られちゃいました……。しかも言うに事欠いて「新婚旅行で忙しい」って!! 若いって自由ですね。

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・「グロージャンの指導をしたい」と元チャンピオン
・クラッシュへの批判など気にしないとグロージャン

●バーレーンでいらだつバーニーが大問題発言
 情勢不安のバーレーンでグランプリの週末が始まったものの、抗議団体と警官隊の衝突にチームのメンバーが巻き込まれ、フォース・インディアはフリープラクティス2回目をキャンセル。メディアらが騒ぐなか、エクレストンはいらだちのあまり報道陣に対して問題発言……。いいお年なんですから、そろそろ考えて物を言うようにしてください。

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