2010年F1第12戦までのチームごとの走行周回数を集計した結果、ここまでで最も信頼性の高いチームはフェラーリであるという結果が出た。一方、BMWザウバーの走行周回数は新興3チームを大きく下回り、最下位だった。
ドイツのアウト・モーター・ウント・シュポルトの集計によると、フェラーリのフェリペ・マッサとフェルナンド・アロンソは12戦までの合計1474周のうち、全チーム中トップの1471周(全体の99.8パーセント)を走破している。アロンソはマレーシアGPでエンジントラブルに見舞われたものの、マッサは全ドライバー中ただひとり、すべてのレースを走り切っている。しかしマッサはランキング6位、フェラーリは3位にとどまっている。
2番手は、ランキングトップのレッドブル・レーシング。マーク・ウエーバーとセバスチャン・ベッテルはアクシデント2回とトラブル1回によって101周を失っている。3番手にはランキング4位のメルセデスGP、4番手にはランキング2位のマクラーレンが続いている。
一方、下位に目を移すと、新興チームはロータス、ヒスパニア、ヴァージンの順に続き、その下の最下位にBMWザウバーが位置している。ザウバーは2台あわせて完走11回、マシントラブル10回、アクシデント3回、走行周回数は854周で全体の57.9パーセント。しかしマシントラブルの回数だけを見ると、ヴァージンが11回で最多だ。