2010年F1において、“コストキャップ”にサインしたチームが得られる技術上のアドバンテージの中に、KERSのパワーの増加が含まれることを、FIAが発表した。
4月30日に行われたFIA世界モータースポーツ評議会(WMSC)の会合において、来季は4,000万ポンドの予算制限策が導入されることが明らかにされた。この任意の予算制限に従うチームには、それ以外のチームよりも技術的な自由度が拡大され、ムーバブルフロント&リヤウイングが許され、エンジンの回転数、シーズンオフのテスト、風洞テストのスケールおよびスピードが制限されない。
これに加え、KERSに関しても、優遇措置がとられることが明らかになった。予算を無制限に使用するチームはKERSの最大出力は60kWだが、予算制限に同意したチームには120kWという2倍の出力が許可される。