F1第19戦アメリカGPの決勝でトップ10入りを果たしたドライバーが、決勝の戦いを振り返った。

決勝=1位 ルイス・ハミルトン
 ものすごく誇りに思うし、最高にハッピーだよ。インラップで叫び過ぎて、声が枯れるところだった。声が出ないなんて全然クールじゃないね! 決勝でレッドブル2台をオーバーテイクできたことは、僕にとって最高にクールな出来事だった。今日はバックマーカーの影響が大きかったけど、結局彼らの存在は僕に有利に働いた。トラフィックを抜けようとしている時、頻繁に足止めをくったけれど、今日は最終的に僕にとっていいように物事が運んだよ。セブ(ベッテル)が一台のバックマーカーに引っかかっていた時に、僕はこのチャンスをつかまなければと思った。それでエンジンの回転数を最大限に上げて、必死にプッシュした。バックストレートで僕がアウト側に寄ると、セブはドアを閉めた。それで僕がイン側に動くと、彼も僕の側に戻ってきた。かなり近かったから、僕はすごくラッキーだったよ。 今日のセブと僕の違いはどこにあったかって? 僕の方が勝利を望んでた。そういうことだよ! 前回のアメリカGPが行われたのは2007年で、その時僕が勝った。またアメリカに戻ってきて、こんなに素晴らしいファンの前で勝てるなんて、特別な気持ちになるよ。他とは違う特別なグランプリがいくつかある。モナコ、シルバーストン、モントリオール、スパ、モンツァがそうだけど、このサーキットもこのリストに入るんじゃないかな。もうすでに世界でもベストのレースコースのひとつといえるし、トップ3にだって入るかもしれない。シーズン終盤をいい形で迎えられてとても嬉しい。来週のブラジルでも同じレベルのパフォーマンスを示せるといいね。ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスでの最後の2戦を絶対に勝ちたい。

決勝=2位 セバスチャン・ベッテル
 チームが3度目のコンストラクターズタイトルを獲得できてものすごく嬉しい。ここまで厳しい一年を過ごしてきて、彼らは信じられないほどの努力をしてきた。僕らがベストチームだったのだから、チームはこのタイトルに値するよ。マーク(・ウエーバー)と僕ももちろんシーズン通してプッシュしてきた。今日はマークが完走できなくて残念だったけど。すごくいいレースで、その中で僕らは全力を尽くした。でもツイてないことに悪いタイミングでトラフィックに引っかかって、ルイス(・ハミルトン)に対して築いていたギャップを失った。彼はうまくチャンスを利用した。僕はイン側をカバーしようとしたけれど、ストレートでは彼の方がスピードで勝っていた。この順位を受け入れるよ。ルイスは正々堂々と僕らに勝った。今日は僕らに速さがあることを示せた。次のレースに全力で臨む。

決勝=3位 フェルナンド・アロンソ
 とりわけ難しい週末だったが、最後に表彰台という予想外の結果が待っていた。レッドブルやマクラーレに匹敵する速さはなかったから、ベッテルとの差が3ポイントしか拡大しなかったのは、実際素晴らしいプレゼントだといえる。もっと悪い状況に陥っていた可能性もあったが、最後まで戦うチャンスを残してブラジル サンパウロに向かえる。数字的にはチャンスはあまり大きくない。25パーセントといったところかもしれないけれど、心の底ではそれ以上の可能性があると感じている。インテルラゴスでは何が起きてもおかしくないし、今回もまた信頼性の重要さが証明されたよね。それに雨の可能性もある。ウエットコンディションでのレースはとてもリスクが高いけれど、僕らには失うものはない。ドライなら通常のレースになり、レッドブルがトップで僕らは3列目か4列目に並ぶという予想もできる。だから不確定要素が多ければ多いだけ、僕らにとってはプラスになるんだ。フェリペ(・マッサ)のギヤボックスについての判断をどう思うかって? これはチームの判断であり、僕は誇りに思っている。結局正しい判断だったことが証明されたわけだしね。誰もがこの状況で同じことを言うとは思わないけれど……。スタートも1コーナーもとてもうまくいった。シーズン後半、僕らは決勝最初の数百メートルで本当にたくさん順位を上げているね。その後は、表彰台をゲットできるだけの速さは発揮できたけれど、上位ふたりと戦えるほどは速くなかった。ピットストップは完璧ではなく、これは今シーズン初めてのことだったかもしれない。だから来週日曜にはピットストップを完璧にやることを目指すし、もちろんレース全体を完璧にやりたいと思っているよ。フェリペは今週末を通して素晴らしかった。予選の3セッションすべて、僕より速かった。インテルラゴスでもこの好調さを維持してほしい。僕らが戦う相手は本当に手強い。勝つためにはチームが一丸となる必要があるんだ。

決勝=4位 フェリペ・マッサ
 僕にとってこの結果は勝利のようなものだ。間違いなく今シーズンのベストレースだよ。今になれば、11番グリッドからスタートしてよかったって言えるよ! 今朝、5グリッド降格されると言われた時、大喜びしたとは言えないけれど、チームとチームメイトを助けるためにそれを受け入れた。同じように受け入れるドライバーは多くはないと思うが、僕は誠実な人間だし、今後も自分のチームのために最大限のことをする。スタートで3つポジションを上げたが、ワイドになってしまって、いくつか順位を下げた。その後は強力なペースで走り、コースのあちこちでオーバーテイクを成功させた。一度なんか、2台まとめて抜いたんだ。今日はやれるだけのことをした。ベッテルやハミルトンと戦えたはずだとは思わないけど。このコースをとても楽しんで走ったよ。すごく楽しかったし、雰囲気も素晴らしかった。すべてのサーキットの中で一番のお気に入りにはならないにしても、好きなサーキットのひとつだよ。これからホームレースが開催されるインテルラゴスに向かう。表彰台、あるいは優勝でシーズンを締めくくれれば嬉しいね。でもチームが目標を達成するために僕にやれることがあれば、もちろん何でもする。今日はフェルナンド(・アロンソ)の前でフィニッシュできたかもしれない。でもチャンピオンシップの状況をよく理解しているし、僕はフェラーリのために正しいことをする。キャリアを通してそうしてきたようにね。

決勝=5位 ジェンソン・バトン
 コースのダーティな側からのスタートは本当に厳しかった。1周目を終える時には15番手まで順位を落とした。だから今日は5位が最大限の結果だったと言えるだろう。レースはすごく楽しめたし、順位を上げていく中でいくつもいいバトルをした。たくさんのアクションがあり、たくさんのオーバーテイクがあった。ほとんどがとてもクリーンなものだったからよかったと思う。ただ5位は僕が本当に望んだ結果ではない。クルマはとても好調だったから、もっとグリッドがよければ上位でフィニッシュできたはずだ。それでもルイス(・ハミルトン)とボーダフォン・マクラーレン・メルセデスチーム全体に心からお祝いを言うよ。アメリカの熱狂的なファンの前でレースができてすごく嬉しかった。彼らは本当に楽しんでくれていたようだ。いいショーを提供しなければと思いながらここに来たけれど、それを実現できたと思う。最初から最後までアクションと興奮があふれていた。それこそスポーツを盛り上げるのに必要なことだ。ついにアメリカがF1を受け入れてくれるようになることを心から願っている。

決勝=6位 キミ・ライコネン
 まずまずの一日だったけれど、決して楽なレースではなかった。スタートはよくなく、2コーナーでフォース・インディアと接触し、さらにポジションを落とした。その後クルマは問題なくて、何台か抜くことができた。残念なことに曇って気温が下がってくると、タイヤが機能しなくなり、ジェンソン(・バトン)に抜かれてしまった。基本的に今回はタイヤを作動領域に入れられるかどうかに左右されるレースだった。僕は今もランキング3位だから、最後までこのポジションを守るために全力を尽くす。

決勝=7位 ロメイン・グロージャン
 悪いレースではなかったけれど、7周目にスピンしたのは悔しいね。スタートはうまくいき、1周目は好調で、ペースも本当によかった。うまく挽回して7位でフィニッシュできたし、終盤はキミと戦えたから、それは前向きな兆候だよ。全力でプッシュして、チームのためにポイントを持ち帰れたから満足している。

決勝=8位 ニコ・ヒュルケンベルグ
 今回はタフなレースだったけれど、たくさんのいいバトルをし、最終的に4ポイント持ち帰れたのでとても満足だ。クルマの力を限界まで絞り出したと思うから、この結果に満足すべきだろう。最初の数周は僕らはとても強力に思えたが、10周を過ぎるとタイヤの性能が落ち始めた。ハードタイヤに換えるとあまり競争力を発揮できなかったので、その後は入賞圏内にとどまることを目指してプッシュした。最後の数周はウイリアムズの2台から大きなプレッシャーをかけられて楽ではなかった。彼らはセクター1がすごく速かったし、DRSのアドバンテージもあったから、防御するのは簡単ではなかったよ。かなり戦った末に、なんとか前のポジションを守れた。

決勝=9位 パストール・マルドナド
 今日のレースを終え、チームにとってもベネズエラのファンにとっても僕自身にとってもいいレースになったと思い喜んでいる。ここはF1開催地の中でもベストの部類に入るのではないかと思う。1周目にワイドになってしまったせいで、その後順位を挽回するために戦わなければならなくなった。でもそれも楽しかったよ。僕らはコンペティティブだったし、いいレースになったと思う。序盤に大きく順位を落としたけれど、うまく挽回できた。ファイナルラップではヒュルケンベルグとの戦いになったが、オーバーテイクするには時間が足りなかった。最終戦ブラジルGPが楽しみだ。また戦うつもりだよ。

決勝=10位 ブルーノ・セナ
 ツイてないことにグリッドがコースのダーティな側だったことで序盤はうまくいかなかった。1コーナーに向けてはかなりの混乱だった。でも僕らのペースはよかったし、必要な時にオーバーテイクできた。運悪くピットから出た時にヒュルケンベルグの後ろになってしまった。彼は毎周ターン11の出口で速かったから追い抜くことができず、フラストレーションが溜まったよ。彼とのバトルでタイヤを傷め、パストールに追いつかれてしまった。パストールが仕掛けてくると分かったから、ドアを閉めなかった。チームのためにポイントを取る必要があったからね。全体的にとても難しい週末だったけれど、2台揃って入賞することができ、結果的にはよかった。目標を果たせたからね。

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