F1第7戦カナダGPの公式予選でトップ10入りを果たしたドライバーが、予選の戦いを振り返った。
セバスチャン・ベッテル 予選=1位
「すべてのコーナーの状態を正確に予想できる人がいたかどうか疑問だね。今日はところどころすごくトリッキーな場所があり、一方で乾いているところもあった。でも次の周になると全く違う状態になっているんだ。明日の天気がどうなるのか予想するのは難しい。今の段階ではドライコンディションになると考えているけれど、どうなるだろうね。でもどうなろうと大きな問題ではない。スリックはたくさん残っていてタイヤに余裕があるし、雨では僕らは好調だからね。難しいコンディションになれば面白いレースになりそうだ。インターミディエイトの新品セットは残ってないけれど、Q3ではほんの少ししか走らなかった。難しい状況だったよ。全員が予選でインターを使い果たしてしまった。でも重要なのは、僕らがドライでもウエットでも強いということだ」
ルイス・ハミルトン 予選=2位
「またフロントロウが取れて嬉しい。でも最後のラップには少しがっかりしているんだ。最終コーナーまではコンマ7秒速かったのに、最後のコーナーがすごく滑りやすくて運悪くまっすぐ行ってしまった。あそこはすごく濡れていたからいずれにしてもタイムは失っただろうけど、うまく1周をまとめられていればポールポジションを取れる可能性があった。でも明日僕らには大きなチャンスがあると思う。昨日ドライコンディションで走った時、クルマのフィーリングがとてもよかったから、決勝では雨が降らないよう祈るよ。セブ(ベッテル)に挑戦できるといいね。クルマは強いし、僕自身ここでは好調だと感じる。明日どこまでやれるか見てみよう」
バルテッリ・ボッタス 予選=3位
「予選3番手になれて素晴らしい気分だ。チームは今日本当に良い仕事をしてくれた。雨のせいで路面はとても滑りやすくなっていたけれど、これが僕らには合っていてマシンはコンディションにうまく対応できていた。僕らは正しいタイヤを正しいタイミングで使うことができ、今日はそれがとても重要だった。今の僕らのクルマではドライコンディションで3位を取ることはできないと思う。明日のコンディションがドライなら、このポジションをキープするのは難しくなるだろうから、またいくらか雨が降ることを望んでいる。チーム全体がパフォーマンスを向上させるために懸命に仕事をしてくれているおかげで、レースごとに確かな進歩を遂げている。この3位には大きな意味がある。想像もしなかったほど上位のポジションを獲得できた。序盤6戦でとても苦労してきたから、チームにとって大きな励みになる」
ニコ・ロズベルグ 予選=4位
「予選の難しいコンディションで僕らはすごく速かった。でももっと上の順位を確保できなくて僕自身少しがっかりしている。ツイてないことに無線が故障した。このコンディションではエンジニアとのコミュニケーションがすごく重要だったんだけどね。最大の問題はあと1周走ってタイムを更新できる可能性があるのかどうかが分からなかったことだ。でも全体的に見て2列目からスタートできることに満足している。明日は強力なレースができるはずだよ。タイヤをうまく管理する必要があるが、それができればいい結果が出せるだろう」
マーク・ウエーバー 予選=5位
「皆がこのコンディションに苦労させられたね。いつもと少し違う予選結果になった。僕自身、もっと楽に5位より上のポジションを取れればよかったんだが、これが僕らが手に入れた結果だ。明日は長いレースになるから、どういう展開になるか見ていかなければならない。ボッタスはいい仕事をしたね。面白いグランプリになりそうだよ。ドライコンディションになった方が複雑でなく予想しやすいから、誰もがドライを望んでいる。ここでは雨が降ると視界がよくないしね」
フェルナンド・アロンソ 予選=6位
「モナコでもここカナダでも明らかなのは、僕らがインターミディエイトのコンディションではそれほどコンペティティブではないということだ。気温が低い時にドライタイヤで走るとさらによくない。それはロータスも同じだね。予選全体を見ると、このコンディションではうまくやるのが簡単ではなく、かなり失敗しやすい状況だった。Q1で敗退した中にはコンペティティブなマシンが含まれているし、フェリペ(・マッサ)はウォールにヒットした。少し残念なのは、クルマの競争力はとても高いと感じているにもかかわらず、6番手グリッドからのスタートになったことだ。明日は正しい方向で物事を進めて挽回し、クルマのポテンシャルを発揮し、多くのポイントを獲得する必要がある。決勝で速さを発揮できれば、明日戦える可能性はある。クルマの哲学がタイヤの熱入れに関係している。いくつかのチームは短時間でタイヤの温度を上げることができるが、レースではタイヤがダメージを負い苦しむことになる。その反対がロータスと僕らだ。理由を理解するのは難しい。でも僕らは自分たちのクルマに満足している。Q3では完璧なコンディションの時にピットに入ってしまった。新品タイヤを履いて2回目の走行に出た時、ターン10でロックアップして大幅にタイムを失った。僕らが6位になったのは僕のミスのせいでもある」
ジャン-エリック・ベルニュ 予選=7位
「簡単なセッションではなく、一時はQ1すら突破できないんじゃないかと思ったよ! だけどマシンのいくつかの部分を改善することができ、それが助けになったんだ。通常僕はウエットで快適に乗れるんだけど、今日はそうはいかなかった。マシンはとても素晴らしい出来とはいえなかったものの、その力を全て出し切れたと思う。ドライビングは難しかったけれど、7番グリッドを獲得したことからも明らかなように、最終的にはうまくいった。これは僕のF1予選のなかでベストの結果だけど、7番手で飛び上がって喜びはしないよ。土曜日にはポイントが得られないからね。僕らにはまだ明日、大事な仕事が残っているんだ。少なくともこのポジションをキープし、あわよくば順位を上げることを目指す。僕はレーシングドライバーだから、いつだって前に進みたい。コンディションが大きく異なる難しい午後になるだろうが、ロングランのペースは昨日も良かったので、楽観的に見ているよ」
エイドリアン・スーティル 予選=8位
「8番手にはかなり満足している。厳しい予選だったし、コンディションを見極めるのがとても困難だった。コースのある場所はウエットで他の部分ではドライだったから、どのくらい攻めていいのか判断が難しかったんだ。それからタイヤに熱を入れるのにも苦労したので、1周に全てをまとめるのは簡単なことではなかったよ。僕にとって最も重要なラップは赤旗後のものだった。全員がレーススタート時のようにピットレーン出口に列を作っていて、Q2進出を決めるのに1周しかチャンスがないと分かっていた。幸運にも僕はうまくいったよ」
キミ・ライコネン 予選=9位(ペナルティにより10番グリッドに)
「こういう天候は僕らにはあまり合わない。タイヤをうまく機能させることができないために苦労するんだ。でもこれが現実だ。コンディションの影響でグリップがなかった。精いっぱいのことをしたけれど、グリップがないと速くは走れない。ドライになればずっと楽になることは間違いないから、明日何ができるか見てみるよ」
ダニエル・リカルド 予選=10位(ペナルティで11番グリッドに)
「今日の午後はコンディションがとても難しかった。ウエットだったり、ちょい濡れだったり、グリーシーだったり、オイリーだったり……考えうる全てのコンディションに直面した。だからプッシュすることはなかったし、Q3に進出できたのはかなりラッキーだったよ。インターミディエイトタイヤを装着しているときにはちっとも快適に走れなかったし満足していなかったからね。今日トップ10入りできたのは、運が味方したという要素もあったと思う。ドライではそれほどのペースを持たないだろうライバル数台が僕の前にいるから、明日がドライなら順位を上げられると感じている。だから明日は雨が降らないといいな。それにしても2台のトロロッソが揃ってトップ10入りできて嬉しい。チームにとって素晴らしい結果になったね」
