F1第12戦ベルギーGP決勝でトップ10入りを果たしたドライバーが、決勝の戦いを振り返った。

決勝=1位 ジェンソン・バトン
 上位争いにわくわくできなかったファンには申し訳ないね! でもグランプリで勝つのは決して簡単なことじゃない。常にタイヤのケアをして、後ろとのギャップに気をつけていなければならないんだ。今日のレースは特に予想しづらかった。それぞれ戦略がばらばらで、自分の本当の位置が分からなかった。(スタート直後の)ターン1はめちゃくちゃだったね。何台ものマシンがあちこちに止まっているのがミラーで見えた。でも僕はすごくスムーズにいったよ。そうはいっても、金曜にロングランのテストデータを集められなかったから、最初は判断が難しいレースになるだろうと思った。でも実際にレースが進行していくと、その反対だった。1回ストップ戦略で走り切れるなんてことはまれだ。12周目にチームからマシンのフィーリングを聞かれて、バランスがどんどんよくなっていると答えた。だから20周までピットインを引っ張れた。両世界選手権のために、大量に得点する必要があった。今日は必要なことを成し遂げることができたよ。僕は真のチームプレーヤーで、チームのために戦っている。両方の世界選手権を自分たちで勝ち取りたい。数字上ドライバーズ選手権の権利がなくなるまでは、僕は諦めるつもりはない。そのことを今日証明できたと思う。

決勝=2位 セバスチャン・ベッテル
 今日の結果には満足している。昨日の予選は予定どおりにいかなかったけれど、今日はマシンが僕らが知っている本来の状態に戻ったようだった。スタートはよくなかった。最初のいくつかのコーナーで全くポジションを上げなかったのは僕だけじゃないかな。それでポジション回復のために戦わなければならなかった。楽ではなかったけれどすごく楽しかったよ。戦略は完璧にうまくいき、速さもあった。それが今日一番よかったことだ。マシンは好調で、全く苦労しなかった。優勝したジェンソン(・バトン)とマクラーレンにおめでとうを言うよ。今年はたくさんの連続開催レースがあって、次の週末のモンツァを楽しみにしている。去年はここでとてもいいレースができたし、素晴らしい雰囲気のグランプリだ。プッシュしていくよ。

決勝=3位 キミ・ライコネン
 スタートは、ジェンソン(・バトン)と同様、とてもうまくいき、ザウバーをオーバーテイクすることができた。大きな混乱が起きているのをミラーで見たけれど、幸い僕には影響はなかった。残念ながら、今日の僕らはペースがよくなかった。マシンは週末を通して素晴らしいといえる状態ではなく、競争力のあるセッティングも見つけられなかった。新品タイヤを装着した時はよかったけれど、スライドを食い止めるのに多くのダウンフォースを使わなければならなかった。それでストレートですごく遅かったんだ。ミハエル(・シューマッハー)とのバトルを見れば、それが分かると思う。彼を抜くたびに、ケメルストレートで抜き返された。唯一のチャンスはオールージュで飛び込むことで、幸いそれが報われて、その後は彼の前のポジションを保てた。今日はペースがよくなくて、楽なレースではなかった。だから3位というのはそれほど悪くない結果だ。

決勝=4位 ニコ・ヒュルケンベルグ
 今日の結果は嬉しいね。僕にとってF1でのベストフィニッシュなんだ。チームが懸命に努力して手に入れたリザルトだから、彼ら全員に心からありがとうと言いたい。今日はすべてが完璧に運んだ。スタートではいろいろあったけれど、幸い僕はデブリをすべて避けて、あの状況をアドバンテージにつなげることができた。一時は2位まで上がり、表彰台に乗れるかもしれないとまで思ったよ。でもレースはタフだった。キミ(・ライコネン)やミハエル(・シューマッハー)とすごいバトルをし、常に限界ぎりぎりで走っていた。僕らが2回ピットストップをしなければならないことははっきりしていたし、戦略をうまく機能させることができた。だから今日は心から笑顔になれるよ。選手権争いにおいて必要な結果を出せたんだからね。

決勝=5位 フェリペ・マッサ
 いいレースだったし、グリッドを考えれば5位というのは素晴らしい結果だ。スタートで2台のレッドブルを抜くことができたが、フェルナンド(・アロンソ)など何台かのクルマが止まっていてそれを避けるために右から左に寄らなければならなかった。そのために最初の数メートルで稼いだポジションをほとんどすべて手放すことになった。チームメイトに起きたことは本当に残念だ。僕らのレースペースを見れば、彼はいい結果を出せたはずだと思うからね。今日はセクター2でかなり苦戦したのは確かだが、セクター1と3ではすごく速かった。1回ストップという選択肢は僕らにとっては実現不可能だったから、正しい選択をしたと思うし、必要なときにとても速く走ることができた。このレースで僕の将来に関する状況が変わるかどうかは分からないけれど、とても満足している。昨日の午後にすごくがっかりしたのと同じぐらいのレベルでね。このコースではこれまで僕はいつだってすごくうまくやれていたんだ。これから僕らのホームレースのためにモンツァに向かう。このコースは他のどれとも異なっているから、チーム間の序列がどうなるのか予想するのは難しい。もちろん僕らのファンの前で強さを発揮し、素晴らしい結果を出せたら最高だ。ファンの皆は熱心に応援してくれるはずだからね。

決勝=6位 マーク・ウエーバー
 スタートはかなり荒れたね。ラ・スルスではああいうことが起こりうる。レースが落ち着いた後すぐに、オーバーテイクが難しいことがわかった。セブと小さなバトルをして、それは問題なかったが、その後、ストレートで他のドライバーたちと戦うことができなかった。厳しかったよ。他のドライバーたちをアンダーカットしてチャンスをつかもうとしたんだが……。アウトラップでペトロフがいて、彼は自分の仕事をしていただけでフェアに走っていたけれど、僕らはそこでタイムを失った。スタートでは少しラッキーだったが、その後は状況をうまく活用することができなかった。でもグリッドより上位の6位でフィニッシュし、ポイントが取れたのはいいことだ。

決勝=7位 ミハエル・シューマッハー
 300戦目のレースをすごくエンジョイしたよ。バトルがたくさんあって楽しかった。でも最終的には現実的にならなければね。グリッド位置から考えて、ポイント圏内に入れたのは悪くない結果だ。一時は2番手を走っていたから、もっといい順位を期待するのは当然だけど。でも予想以上の結果だったよ。スタートはとてもうまくいき、1ストップ戦略で走った。でも結局その戦略はうまく機能しなかったので、新しいタイヤに換えてプッシュすることに決めた。それをしていなければ、もっと後ろのポジションに沈んでいたと思う。でもその後、6速ギヤを失い、アタックできなくなった。来週のモンツァでアタックしなければね。

決勝=8位 ジャン-エリック・ベルニュ
 最高のレースができてすごくハッピーだ。この大好きなコースでポイントを取りたいと思っていたが、それを実現することができた。マシンはとても好調で、何度かいいオーバーテイクもできた。ロズベルグの後ろでかなり時間を失ったのは残念だったけれど、ようやくまたポイントを取れたんだから、文句は言わないよ。あまりいいスタートを切れなかった。アンチストールに触ってしまったんだ。そのためにたくさんのマシンに抜かれたが、その後クラッシュがあったのを見た。減速し、できるだけイン側のラインをとり、問題なくその場を抜けることができた。今日は楽しめたよ。今週末僕らのマシンのどこがよくなったのか、正確に言うのは難しいけれど、僕らが正しい方向に進んでいるのは確かだと思う。今日のレースで起きたことをすべて分析し、来週末のモンツァにはもっと強くなって戻ってきたい。チームはよくやってくれた。ピットストップもよかったし、彼らに感謝したい。ダニエルもポイントを取れたというのも嬉しいね。今週末のすてきなおみやげを持ってスパを発てるよ。

決勝=9位 ダニエル・リカルド
 すごく楽しかったよ! スタート直後の事故をうまく自分たちのアドバンテージにつなげることができた。いいスタートをして、イン側に寄ってヘアピンを抜け、6位に上がった。第1スティントではミディアムタイヤを履いて走り、一時は4位まで上がった。でもその後のふたつのスティントでプライムを履いた時にはそれほど速く走れず、いくつかポジションを落とした。人は常にもっとうまくやることを願い、もっといい結果を望むものだけど、9位には不満は言えないよ。メルボルン以来の入賞なんだ。来週はチームのホームグランプリだから、これが勢いにつながるといいね。

決勝=10位 ポール・ディ・レスタ
 決勝直前にKERSトラブルがあり、それが大きく影響してタフなレースになった。ストレートでのパフォーマンスとスピードが損なわれたんだ。本格的に攻めることも防御することもできなかった。スタートでは4位まで上がったのに、それをうまく生かすことができなくて悔しい。常に戦い続けて、最後の1点をつかむためにベストを尽くした。今日はそれ以上のことは無理だった。

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