FIA F2選手権の第9、10戦が16日、イギリスのドニントンパークで行われ、アンディー・スーセク(FK-オートモーティブ)とジュリアン・ジョス(E レカラーク)がそれぞれ優勝を飾った。
 
 日曜の午前に行われた第9戦は、予選3番手のスーセクがスタートダッシュを決めて1コーナーのトップを奪うと、その後は徐々に後続とのリードを拡げていき、2位に入ったミカエル・アレシン(レッドブル)におよそ10秒のギャップを築いてトップチェッカーを受けた。スーセクは今季3勝目。ポールスタートのトビアス・ヘゲバルド(インテルベッテン)はスタートに失敗し、3位フィニッシュとなった。

 午後からの第10戦では、オープニングラップで複数のマシンが絡む接触が起き、3周ほどセーフティカーが導入される波乱の幕開けとなった。そんななか、前日の予選でシリーズ初のポールポジションを獲得したフランス人ドライバーのジョスが、リスタート後も危なげない走りを見せてトップでフィニッシュ。うれしい初優勝を達成することとなった。2位はカジム・バシリオスカス(ダルセナ・マネージメント)、3位にはミルコ・ボルトロッティ(レッドブル)が入った。

 ポイントランキングは、第9戦で優勝し第10戦でも4位に入ったスーセクが61ポイントと首位の座を盤石なものに。2位は39ポイントでロバート・ウィケンス(レッドブル)がつけている。

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