第59回F3マカオグランプリは17日、10周の予選レースが行われ、アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ(カーリン)が優勝を飾った。

 昨夜は激しい雨が降ったマカオだが、朝方には止み、第59回マカオGPの予選レースは、無事ドラインコンディションでのスタートとなった。

 予選でのクラッシュによる影響からエンジン交換をしたために、フォーテックのフェリックス・サラレスが最後尾となったグリッドは、マカオルーキーのアレックス・リンがポールシッター。アントニオ・ダ・コスタが2番手、ダニエル・ジュンカデラ、フェリックス・ローゼンクビストが2列目、3列目にはカルロス・サインツJrとフェリペ・ナスルが並ぶ。日本勢はB-MAX ENGINEERINGの山内英輝が17番手、PETRONAS TEAM TOM'Sから出走のジャズマン・ジャファーが18番手、同じく中山雄一が23番手、RSSの平川亮が28番手からのスタートとなった。

 10周の予選レースは、2時15分にフォーメイションラップがスタート。ここで21番手スタートのケビン・コージャスがストールしたためピットスタートに。これで中山、平川は自動的にひとつポジションがあがった。

 迎えたスタート。フロントロウの2台の動き出しが今ひとつで、1コーナーではイン側から抜け出した3番手スタートのローゼンクビストがトップに立ったかに見えたが、マンダリンではダ・コスタがトップに。ポールシッターのリンは3番手に後退し、リスボアの進入でジュンカデラをかわしたサインツJrが4番手に浮上することとなった。

 大きなアクシデントもなく、1周目はダ・コスタ、ローゼンクビスト、リン、サインツJr、ハリー・チンクネル、ジュンカデラと続き、日本勢は山内17位、ジャファー19位、中山20位、平川27位。

 トップ3がほぼ等間隔のレースを展開したのに対し、4番手のサインツJrのペースが上がらなかったことで、サインツJr以下は5〜6台のマシンがコンマ数秒差での集団での攻防を展開する。後方では4周目、ジャファーをマンダリンで抜き、19番手に浮上したばかりの中山がリスボアでタイヤバリアにクラッシュ。不運にもこのレースのリタイア第一号となってしまう。

「1周目に少しギャップを作れたのが良かった。それからはギャップをコントロールするだけで良かった」と語ったダ・コスタは、序盤こそローゼンクビストの追走を許したが、終盤にかけて僅かずつギャップを拡大。結局1.5秒差で逃げ切り、見事明日の決勝レースのポールポジションをゲットすることに。

「スタートが凄く良かったんだけれど、リスボアまでにアントニオに抜き返されてしまった。もちろん勝ちたかったけれど、今日はリスクを避けたんだ。それでも決勝レースで2番手という良いグリッドが獲れて良かった」と語ったローゼンクビストが2位。3位にリンとなった。

 熾烈を極めた4番手争いは、4周目にジュンカデラが5番手に浮上、後半幾度もサインツJrに迫ったが、ついにその牙城を崩せず。4位サインツJr、5位ジュンカデラ、6位にチンクネルのままフィニッシュした。

 スリーボンドエンジンを搭載するTスポーツのシムスは、スタートで11番手に浮上すると、ラファエル・マルシエロと攻防を展開。最終的にひとつポジションを上げて10位に。日本勢では山内が5周目にブロンクビストを捕え16番手に浮上、前を行くダニエル・アプトと攻防を演じるも、捕まえ切れぬまま16位フィニッシュ。また、ジャファーは終始ペースが上がらず、19位のままチェッカーとなった。

 平川は2周目にデニス・ヴァン・デ・ラールを抜いて26番手、4周目に中山のクラッシュで25番手とするも、思うようには順位を上げられず、24番手での完走となった。

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