23日、フランス・パリのFIAにおいて新たな国際自動車連盟会長を決める選挙が行われ、ジャン・トッドがアリ・バタネンを破り当選。マックス・モズレー現会長の後任に就任することになった。
かつてラリーのプジョーチームにおいて、チーム監督とドライバーという立場だったトッドとバタネンの間で争われた今回のFIA会長選挙は、トッドが135票を獲得、バタネンの35票に大差をつけ当選が決まったと英autorport.comが報じている。
トッドはラリーのコ・ドライバーとしてニッサン、プジョーなどで活躍。その後プジョー・タルボ・スポールのデザイン部門責任者、監督としてWRC、ル・マン24時間と制覇を果たし、1993年にフェラーリへ。ミハエル・シューマッハーやロス・ブラウンらとともにF1で黄金時代を築いた。女優ミシェル・ヨーを妻に持つ。
今回の選挙ではモズレーがトッドを推していると言われており、常にトッド優勢の状況が伝えられていた。