FIAは、マクラーレンのルイス・ハミルトンをオーストラリアGPのリザルトから除外する裁定を下した根拠を説明する声明を発表した。

 FIAが発表した声明は以下のとおり。

「オーストラリアGPの後に行った最初のヒアリングにおいて、スチュワードは、カーナンバー1のルイス・ハミルトンと彼のチームであるボーダフォン・マクラーレン・メルセデスとの間の無線交信を調査することができず、ルイス・ハミルトンがレース終了直後にメディアに対して行った発言を知らされることもなかった」
「ヒアリングにおいてスチュワードが見ることができたビデオ録画からは、ヤルノ・トゥルーリのマシンがコースを離れ、No.1のマシンが3位にポジションを変えたことが分かり、その後、トゥルーリが3位を取り戻すためにハミルトンをオーバーテイクしたことが分かった。その時はセーフティカー出動時であったため、それは禁止された行為だった」
「レース終了から約1時間後に行われたヒアリングにおいて、スチュワードとレースディレクターは、ルイス・ハミルトンと彼のチームマネージャーであるデイビッド・ライアンに対し、トゥルーリにオーバーテイクさせるようハミルトンに指示がいったのかどうか、明確に尋ねた」
「ドライバーとチームマネージャーは、そういった指示は行われなかったと発言した。レースディレクターは、ハミルトンに対し、意識的にトゥルーリにオーバーテイクさせたのかどうか、明確に尋ねた。ハミルトンは、そのようなことはしていないと主張した」
「2009年オーストラリアGPの数日後、スチュワードに対して新たな要素が提出され、これによってスチュワード・ミーティングが再召集された。この新たな要素は、以下のことを明白に示している」
「・レース直後、ルイス・ハミルトンがスチュワード・ミーティングに出席する以前に、彼はメディアからインタビューを受けており、そこで彼は、チームが彼に対しトゥルーリに前に行かせるよう指示したと明確に発言した」
「・さらに、ドライバーとチームの間の無線交信には、チームからトヨタを前に行かせろという、2回の明確な指示が含まれていた」
「スチュワードは、無線交信とメディアインタビューのことを知り、ドライバーとチームマネージャーによって欺かれ、ヤルノ・トゥルーリが不公平なペナルティを受けると共に、ルイス・ハミルトンが3位を得るという結果に至ったと、強く感じている」

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