FIAは18日付けで、2013年スペックのFIA-GT3規定車両のBoP(バランス・オブ・パフォーマンス)の数値リストを発表した。
このFIA-GT3のBoPについては、FIAのGT3車両使用レースで適用されるほか、スーパーGT300クラスに出走するGT3規定車両にもこのBoPが適用されることになっており、今季の戦力差をうらなう上でも非常に重要な要素だ。
今回発表されたBoPは2013年スペックのGT3車両に適用されるもので、昨年ADAC GTマスターズに出場していたシボレー・カマロ、イタリアでデビューしたマセラティ・グランツーリスモMC GT3を含む13種類のBoPが発表されている。
各メーカーでさまざまなアップデートが施されているGT3車両だが、今回のBoPを昨年9月の時点のBoPと比較すると、さまざまな車両で細かい数値の変更が施されている。顕著な例としては、昨年GT300クラスで強さを発揮したポルシェ911 GT3Rはリストリクター径が72mmから56mmに変更されるなど、性能ダウンの方向の変更が施されている。
なお、今季GT300クラスでは12年仕様のGT3車両で参加する場合、同一モデルに13年のFIA BoPが設定された時には、この車両に適用するBoPについては、FIA BoPをベースにGTAが決定するとされている。