フォーミュラワン・チームズ・アソシエーション(FOTA)は、FIAらに対し、バーレーンGPを10月30日に開催することを望んでいないというメンバーの意向を示す書簡を送った。
FIAは3日、政情不安によっていったん開催をとりやめたバーレーンGPをインドGPの代わりに10月30日に開催し、インドは最終戦として12月に開催するとの決定を下した。この決定に批判が集まるなか、チームは協議した後に自身の意志を表明した。
FOTAは声明を公開してはいないが、FIA、フォーミュラワン・マネジメント、バーレーンGPオーガナイザーに対して書簡を送ったとみられている。その中でFOTAは、バーレーンで10月30日にレースをすることを望まないことを明らかにし、インドGPを当初の日程に戻すよう求めたようだ。
FOTAはバーレーンGPが将来カレンダーに復帰することを拒否してはおらず、可能になった場合には将来の日程について喜んで話し合いたいとしているが、開催は2012年以降になることが望ましいと考えているとみられる。
チームはカレンダー変更によりロジスティック上の問題が発生することを不満に思っており、バーレーンでの安全性にも不安を持っている。
FOTAのスポークスマンは、「適切なルートを通して行動を起こした」とコメントしている。