F1のチームボスたちは、今後のF1を活気づけるための変更を推し進めると共に、昔の開催地をカレンダーに復活させることを目指していくという。
ディ・モンテゼモロとルノーF1のボス、フラビオ・ブリアトーレは、木曜にボローニャで行われたFOTAの会合において、“エンターテイメント”の問題を提起した。ブリアトーレは、バーニー・エクレストンおよびF1の商業権所有者CVCと話し合いを行うという。
「我々はCVCと合意に達するための取り組みを行っていく。CVCは(水曜の)和平調停がなければ、ビジネスを失っていただろう」とディ・モンテゼモロはコメントしている。
「これまで政治的な話が多すぎた。これから新たな観客を獲得し、収入に見合った支出を行っていかなければならない。F1は利益を上げていく必要がある」
「論争は終結し、我々は自分たちの目標を達成するために取り組むことができる。我々の目標は、コストを削減し、よりよいショーを提供し、イタリア、ドイツ、フランスといった重要なサーキットにレースを復活させることである」
「シルバーストンは満員だった。(しかし)イスタンブールでは、ドライバーたちが観客と近づきになるのが可能なぐらいの状況だった。トルコの方が(FOMに)多額の金をもたらすのかもしれないが、レースの文化というものも重視される必要がある」
レースのエンターテイメント性を高めるためのアイデアに関してはまだ正式に話し合われていないというが、ディ・モンテゼモロは、レースの短縮化、予選プロセスの変更、ポイントシステムの見直し、3カーエントリーなどのアイデアを否定してはいない。レース中の給油とKERSの廃止は、2010年を前に決定される見込みだ。また、既存チームは、来季参入する新チームに対して、援助を行うことを確認しているようだ。しかし、4,000万ポンドのバジェットキャップが廃止されたことで、US F1、カンポス、マノーにどのような影響が生じるのかは今のところ明らかになっていない。
