FOTAがF1ファンを対象に行った「LG F1レーシング・グローバル・ファン調査2010」の結果が公表され、全体の70%にあたる人々がグランプリのHD(高精細・高画質)放送を望んでいることが明らかになった。

 調査はFOTAがLGエレクトロニクスおよびF1レーシング・マガジンの協力を得て行い、全世界から9万人以上が回答を寄せた。結果は大きく5つの項目に分けられ、視聴方法などF1に対するファンの考えから、ルールや開催地などF1が抱える問題、さらにFOTAへの要望、スポンサー関連、2009年のベストシーンなどといった項目にまとめられている。

 その結果を見ていくと、多くのファンがHD放送を望んでいることに加えて、61.6%のファンはより多くのオンボード映像を求めていることが分かった。またそれと同程度のチーム無線や画面上の視覚情報やデータ情報なども望まれている。

 ファンの観戦状況については、回答者の84.2%が1年のうちに12レース以上を観ているが、およそ75%はこの1年以内に一度もサーキットでのグランプリ観戦を経験していないことも明らかになった。

 さらに、レースを頻繁にライブで観る人々は90%がテレビを利用しているようだ。またインターネットも多く利用されており、72.8%がネットを使って関連する情報にアクセスしている。新聞はわずか34.3%で、専門雑誌はさらに少なく24.2%、ラジオは5.3%しか利用されていない。

 その他では、68.4%がレースをウェブサイトからダウンロードすることに興味をもっていることも分かった。そして驚くことではないが、81%のファンが当然のようにレースでのオーバーテイクを重要と位置づけている。
 クラシック・サーキットに対するサポートも厚い。66.3%がこうしたサーキットで開催を続けることに強く同調しており、また新規開催を望むグランプリに対しても72.2%が開催権料などをより手頃にするべきと考えている。ここ最近、多く話題に上っているグランプリ数の増加については強く同意するという意見が34.2%と、これもある意味で興味深い結果となっている。

 最後に2009年のベストシーンは、ジャンカルロ・フィジケラがポールからあわや優勝かというレースを見せたベルギーGPが18.8%の投票で選ばれており、14.7%だった最終戦ブラジルGPのジェンソン・バトン戴冠レース、11.6%の開幕戦ブラウンGPのデビュー戦1-2フィニッシュを抑えている。

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