2014年F1第6戦モナコGPのフリー走行2回目は、フェラーリのフェルナンド・アロンソがトップタイムをマークした。ケータハムの小林可夢偉は17番手で初日を終えた。

 木曜午後2時から行われたフリー走行2回目は、セッション開始前に突然の雨に襲われた影響でウエットコンディションでのスタートとなった。

 序盤は、開始直後にウイリアムズのバルテッリ・ボッタスがインターミディエイトタイヤを履いて1周のチェック走行を行うも、ひどいコースコンディションのためまともに走ることができず。そのため、各チームはコンディションが回復するまでガレージで待機、最初の30分はまったくマシンが走らない状況が続くこととなった。

 セッションが動き始めたのは開始40分過ぎ。FP1でクラッシュを喫したザウバーのエイドリアン・スーティルがインターミディエイトでコースインすると、トロロッソの2台に続いてフェラーリ勢もコースインし、タイムシートも徐々に埋まり始める。
 しかし、コースは依然ドライとウエットが混在するダンプ状態が続いたため、各車はその後もインターミディエイトで周回。そのままセッション終盤までピットインを挟みながらショートランを繰り返していった。

 残り時間が10分になると、コースはほぼドライコンディションへと回復。ようやく各車ともスーパーソフトタイヤを投入することとなった。
 ここでトップタイムをマークしたのがフェラーリのアロンソだ。うまくクリアラップを決めたアロンソは、1分18秒482を記録してトップに浮上する。一方、FP1で相変わらずの速さを見せたメルセデス勢は、ハミルトンがアタックラップに向かったものの、トラフィックに加えてタイヤの温めが十分とは言えず、アロンソのコンマ4秒落ちとなる2番手に終わった。

 3番手はレッドブルのセバスチャン・ベッテル。メルセデスのもう一台を駆るニコ・ロズベルグはスーパーソフトを履いたものの、アタックラップは行わず、20番手でセッションを終了。フェラーリのキミ・ライコネンも、セッション折り返し前のタイミングでメカニカルトラブルに見舞われ、早々と走行を断念している。

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