F1第15戦シンガポールGPは土曜日に3回目のフリー走行が行われ、レッドブルのセバスチャン・ベッテルがトップタイムをマークした。BMWザウバーの小林可夢偉は18番手につけている。

 予選前、最後となる60分のフリー走行は現地時間の午後7時よりスタート。気温、路面温度はともに28度というコンディションだが昼間に降った雨がコースの至る所に残っており、セッションは開始前にウエットトラック宣言が出された。

 ピットレーンがオープンになると各ドライバーは次々とガレージを後にし、インターミディエイトタイヤを履いてウエット路面が残るコースのチェックを開始。その後ピットに戻ってきたドライバーはダンプ状態での走行を嫌い、開始15分あたりまでガレージに待機してコースの回復を待つことになった。

 そんななか、開始17分過ぎにヴァージンのルーカス・ディ・グラッシが最初にタイム計測へ向かい、これを皮切りに各車も続々とコースへと入っていく。
 序盤、まずトップに立ったのはルノーのロバート・クビカで、トロロッソのハイミ・アルグエルスアリとともにトップタイムを更新しながら周回を重ねる。開始から25分近くになるとようやくフェラーリ勢がコースに姿を見せ、計測を開始。
 その後セッションはクビカ、ニコ・ロズベルグ、フェリペ・マッサというオーダで前半の30分を終えた。

 走行も徐々に終盤に近づくと、マクラーレンやレッドブル勢も本格的に走行をはじめ、ルイス・ハミルトンがタイムを1分49秒台に入れてくる。さらに残り20分を切ったところで、フェラーリのフェルナンド・アロンソが48秒台に突入し、その直後にはセバスチャン・ベッテルがアロンソを上回ってきた。
 ここでトップに立ったベッテルはその後も自らのタイムを更新すると、セッション終了前のタイムアタックで1分48秒028をマークし、2日連続のトップタイムで最後のフリー走行を締めくくった。

 一方、同じマシンを駆るマーク・ウエーバーは終了間際にブルーノ・セナがセクター3でマシンを止めたことも影響してか、6番手タイムで走行を終え、フェラーリとマクラーレンのハミルトンに上位を譲るかたちとなった。メルセデスのロズベルグはベッテルから1秒遅れながらも5番手タイムをマーク。シーズン最後の大幅なアップデートを得たウイリアムズのニコ・ヒュルケンベルグが7番手と好位置につけている。

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