マクラーレンがドライバーラインナップの発表を行った12月11日の前日、マドリードに拠点を置くスペイン最大の日刊紙マルカ紙の記者から、連絡が入った。フェルナンド・アロンソの日本における評価と、ホンダのテスト結果をどう分析しているのかを尋ねる内容だった。アロンソのマクラーレン入りを翌日に控えて、事前に記事を用意しておくためだ。

 日本では専門誌と一部のスポーツ新聞だけが報じた2015年のマクラーレンのドライバーラインナップだが、ヨーロッパでは大きく報じられた。特にアロンソの地元スペインでは、新聞もテレビも、こぞってアロンソのマクラーレン復帰のニュースを扱っていた。コンタクトを取ってきたマルカ紙も、通常毎日2〜3ページのところ、6ページも紙面を割いて、アロンソのマクラーレン復帰を伝えていた。そして、その記事のほとんどは、マクラーレンのロン・デニスとアロンソの関係が修復したことだった。

 7年経った今もスペイン人にとって2007年のマクラーレンでアロンソが受けた仕打ちは、忘れられないのだろう。しかし、この7年の間にハミルトンはマクラーレンを去り、デニスの役職もチーム代表からマクラーレン・グループの総帥となった。マクラーレンでアロンソを取り巻く環境は変化した。そして何より、アロンソ自身もまた、ルノーとフェラーリで過ごした7年間で大きく変わっていた。

 マルカ紙が焦点を当てていたのもそこだった。「栄光を手にするためにここに来た。もう政治的な戦いは行わない」というアロンソのコメントを見出しにして、2007年と同じ過ちを犯さないだろうという記事を展開していたのだ。

 もうひとつ気になったのは、アロンソのホンダに対する思い入れである。実はアロンソは、契約前にイギリスのマクラーレンのファクトリーと日本のホンダの施設を訪れていたとマルカ紙は伝えている。

「実際に両施設を見て、勝利するだけの高い技術力があることを確信。3度目のチャンピオンになるために、私はマクラーレン・ホンダに入ることを決断した」(アロンソ)

 ただ、同時にアロンソは「自信はあるが、現実にはゴールはまだ遠い」と、2015年は厳しいシーズン になることも自覚しており、「目標達成には時間がかかるだろう」とアロンソのコメントで記事を締めていた。

 アロンソとマクラーレンの契約期間は正式に発表されていないが、このコメントを聞く限り、ウワサされているように複数年である確率が高い。

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