台風18号の接近に伴い、日曜日のレーススケジュールの変更がウワサされていた日本GPだが、土曜日の午後12時に「予定通りF1日本GP決勝レースのスタートを10月5日、日曜日の午後3時に行う」ことがFIA関係者への取材で判明した。
その後、日本GPを主催している鈴鹿サーキット側(モビリティランド)もその事実を認め、「10月5日(日)の2014 F1日本グランプリは当初スケジュール(F1決勝スタート15:00)での開催を予定しております」という発表を行った。
ただし、「その他のイベントにつきましては天候等により、内容変更・中止となる場合もある」(モビリティランド広報)という。具体的には、ドライバーズパレードやナイジェル・マンセルと佐藤琢磨によるデモ走行イベントなどである。
また、台風が本格的に接近する月曜日に予定していた「F1ファンミーティング」についても「台風の接近が予想されるため中止」が決定。金曜日の夜には、全チームの代表もしくはチームマネージャーらによる緊急ミーティングが開かれ、ロシアGPに向けての移動スケジュールについての確認が行われた。
しかし、主催者が「今回の決定は現時点での発表であり、今後天候が急変すれば、スケジュールが変更する可能性がないわけではない」と語っているように、引き続き予断を許さない状況が続いていることには変わりはない。
ちなみにF1日本GPは、1994年に大雨により2ヒート制によってレースが行われ、2004年には台風のため土曜日の予選が日曜日に順延となり、1デイ・イベントになったという歴史がある。
もし、今年も日曜日に雨によるなんらかの影響が出た場合、日本GPは10年ぶり3度目の天候による変更を迫られることとなる。