F1ベルギーGPの併催レースとして行われたGP2第8戦スパ・フランコルシャンは、ロシアン・タイムのサム・バードが今季4勝目挙げた。

 前日の予選でポールポジションを獲得したバードは、レース1のスタートで3番グリッドから抜群のけり出しをみせたジェームズ・カラド(ART)のチャレンジを受けたが、スリッパリーな路面にも冷静に1コーナーのイン側を守ると、直後のケメルストレートでもカラドにスリップストリームを使わせず、オープニングラップをトップで駆け抜けた。

 レースは、早くも4周目に後続の一台がオー・ルージュでクラッシュし、セーフティカーが出動。さらにリスタート直後に、ドライバーズランキング2位のフェリペ・ナスールとジョリオン・パーマーのカーリン2台が同士討ちを演じるなど、波乱含みの様相を呈する。

 しかし、先頭を走るバードだけは、快調なペースでラップを重ね、中盤以降は後続との差を徐々に広げていく。バードはレース終盤も安定した走りを続けると、最後は2位に7秒ものギャップを築いて今季4度目となるトップチェッカーを受けた。

 一方、激しい攻防が繰り広げられた2位争いは、マーカス・エリクソン(DAMS)がアレクサンダー・ロッシ(ケータハム)の執拗なチャージを退けフィニッシュ。序盤に2番手を走行したカラドはピットストップ作業でタイムロスを喫し8位に終わったが、リバースグリッド採用のレース2ではポールポジションから今季初優勝を決めている。

 この結果、バードはレース2こそノーポイントに終わったものの、レース1で獲得した29ポイントを加算してトータル121ポイントに。ランキング首位のステファノ・コレッティがノーポイントで135ポイントと変わらず、同2位のナスールも1ポイントに終わったため、バードはトップとわずか14ポイントの差で残る3ラウンドに挑むことになった。

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