路面温度が58℃、気温33℃という真夏のハンガリーで行われたGP2第7戦。ふたりの日本人ドライバーの結果は、完全に明暗が分かれることになった。

 中低速コーナーが多い小回りのハンガロリンク、ここがまったくの初めてという伊沢拓也は予選で最下位の26位となってしまった。

「アタックの際に4コーナーで飛び出して、その次は1コーナーでタイヤをロックさせてしまってフラットスポットを作ってしまった。その自分のミスもあるけど、根本的にこのサーキットを理解できていないし、明日の決勝の攻略法も見えていない」と、いつになく言葉が少ない。

 事前にチームのシミュレーターでコースは覚えたものの、「実際には路面のバンプがものすごく多くて、とにかくクルマが安定しない。クルマも曲がらないけど、でもそれ以上に自分がコースに慣れていないのが問題」。伊沢はひたすら自分を責める。シルバーストン、ホッケンハイムと徐々にクルマの手応えを感じていただけに、伊沢のショックも大きい。伊沢は今、シーズン一番の正念場を迎えている。

 一方、前戦のホッケンハイムをAUTO GPの参戦のため欠場した佐藤公哉は自己最高の予選4番手を獲得。さぞ嬉しいかと思いきや、それほどの笑顔はなかった。

「うれしいですけど、自分のアタックには完全には満足できていません。ちょっとミスもトラフィックもあったし、もうちょっとタイムを詰められたはずですし」。コンマ2秒差のPPタイムも「十分に行けたと思う」という手応えの良さだ。

 「明日は今季最大のチャンスになりますけど、スタート直後はこれまで同様、接触などいろいろあるので、まずは確実にポイントを取ること。きちんとチェッカーを受けたいと思います」と佐藤の目標は堅実だ。ハンガロリンクはAUTO GPで今季2勝、昨年も1勝を挙げており、ゲンのいいサーキット。明日は表彰台、そして優勝も十分に狙えそうだ。

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