風邪をひいたために、ドイツ・ミュンヘンで行われている贈賄問題を問う裁判への出廷を見合わせたバーニー・エクレストンが、F1モナコGPに姿を現した。

 風邪をひいたのは、裁判に出廷したくない口実だと受け取っている者も少なくないが、モナコGPのパドックで面会した関係者によれば、「喉が痛いらしく、声が聞き取りにくかった」という。どうやら、今回の風邪は決して仮病ではないらしい。

 すでに83歳となったエクレストンは、一部のメディアに「CVC(F1の主要株主)が後任を紹介してくれれば、明日にでも去る」と語ったと、今までにない弱気な発言をしたとも言われている。後継候補には、かねてよりウワサとなっているクリスチャン・ホーナー(現レッドブル代表)やフラビオ・ブリアトーレ(元ルノーチーム代表)らの名前が再び浮上。5月23日にはエクレストンのモーターホームに、ホーナーやブリアトーレが出入りする姿も目撃されている。

 この日は、最近第一子を出産したばかりの次女のタマラ・エクレストンが赤ちゃんとともにF1のパドックにデビュー。愛娘とかわいい孫を見つめるエクレストンの顔には、F1界のボスとは思えない柔和な笑顔があった。もしかすると、長年F1界を牽引してきたエクレストンの時代は、いま本当に最後の時期を迎えているのかもしれない。

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