9日、東京・六本木のメルセデスベンツ・コネクションで、今季からスーパーGT300クラスに参戦するGREEN TEC & LEON RACING TEAMが参戦発表会を行った。マシンはメルセデスベンツSLS AMG GT3で、竹内浩典と黒澤治樹がステアリングを握る。

 すでにスーパーGTのエントリーリストには記載されていたが、今季GT300クラスに多数登場するGT3マシンの中でも注目と言える、メルセデスベンツSLS AMG GT3がいよいよGTデビューを果たすことになった。

 チーム体制は、竹内率いるシフトがメンテナンスを行い、品質管理のGREEN TEC、そして男性ファッション誌のLEONがコラボレーションし、『GREEN TEC & LEON RACING TEAM』という体制に。過去にレースを戦っていた経験もあるGREEN TECの中島宗幸社長がチーム総監督に、LEON誌の西園寺薫総編集長がチームプロデューサーに就任。ドライバーは竹内と黒澤というコンビに決定し、黒澤の父であり、往年の名ドライバーである黒澤元治がチーム顧問に就任した。

 そんなGREEN TEC & LEON RACING TEAMが走らせるメルセデスSLS AMGは、竹内が昨年、初めてSLS AMGを見た際に「あまりにカッコよく、電気が走った。そこで『このクルマでレースをしたい』と思ったのがきっかけ」と導入の理由を語る。かつて、GT300でセリカやIS350を走らせていた際にもシフトを支援していたGREEN TEC、そしてLEONとのコラボにより、今回のプロジェクトが決定した。

「応援して頂く皆さんに恥じないようなレースをしたい。今年47歳になるが、ドライバーとして最後の大仕事だと思っている。チャンピオンを獲りたいと思う」と竹内。チームメイトとなる黒澤治樹も「今までチャンピオンを獲っていないので、竹内さんや応援して頂いている皆さんに恩返しできるよう、ここでチャンピオンを獲れるよう頑張りたい。勝つ以外のことは考えていない」とともにタイトルを目指す意気込みを語った。

 黒澤元治監督が「マシン、メカニック、ドライバー、エンジニアと少なくとも勝てる体制ができたと思っている」と胸を張るチーム体制はもちろんだが、LEONの西園寺総編集長も、SLSの“LEON別注モデル”を検討するなど、レースだけに留まらない幅広い活動がこのチームでは展開されそう。

「チームの目的として、スーパーGTを盛り上げていきたい」と西園寺総編集長。速さとカッコよさを兼ね備えた“チョイ不良(ワル)”チームがどんな活躍をみせるのか、注目したいところだ。

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