スポーツ専門チャンネルのJ SPORTSは、4月のスーパーGT開幕を前に、GT500グレーデッドドライバーが選ぶ“俺のベストレース”シリーズをオンエアすることを明らかにした。
2013年のスーパーGTは、前身の全日本GT選手権(JGTC)から数えて記念の20周年を迎えるが、これまでのシリーズでは数え切れないほどの名バトル、名シーンが幾度となく刻み込まれてきた。
今回はシリーズ20周年を記念して、スーパーGTで印象深いレースをグレーデッドドライバーたちが“俺のベストレース”として選び、8日間にわたって連日オンエアすることになった。
気になるベストレースの中身だが、現在もグレーデッドドライバーとしてその名を刻み続けているGT500ドライバーの本山哲、道上龍、立川祐路、脇阪寿一、伊藤大輔、ミハエル・クルム、松田次生、柳田真孝という8人が自身にとっての“ベストレース”をお届けする。
日本のモータースポーツ史を彩ったGTレース20年の歴史の中でドライバーたちが何を思い、どんなレースを選ぶのか興味深い。懐かしくも熱いバトルの記憶が甦る“俺のベストレース”は、GTファンにとってたまらない番組となりそうだ。
※グレーデッドドライバー:JGTCおよび、SGT参戦100戦以上のドライバーにGTAから表彰されたドライバー
■本山哲
2000年第6戦 MINEサーキット
「星野一義さんとのコンビでの優勝で本当に最高だった。星野さんの現役最後の優勝に貢献出来たのもとても嬉しかった。メモリアルなレースだ」
■道上龍
2003年第5戦 富士スピードウェイ
「この年、NSXはエンジンパワー不足により、厳しいシーズン序盤となった。開発に力を注ぎ、後半には良くなってきて特にNSXが苦手と言われた富士で優勝できた。トップのスローパンクチャーによりファイナルラップにトップに立った。棚ぼた優勝ではあるけれど、2位にいたからこそ転がり込んで来た優勝だった」
■立川祐路
2009年第2戦 鈴鹿サーキット
「とにかく見てもらったら解ると思う。(レースのクライマックスは立川 vs 脇阪のSC430エース対決。二人のサイドバイサイドの激走はもはや芸術)」
■脇阪寿一
2003年第3戦 スポーツランドSUGO
「あのシチュエーションであのライバルで……レースの神様があの場面を僕に与えてくださった事に感謝したレース。アスリートとして、エンターテイナーとして、自分を最大限に表現できた」
■伊藤大輔
2007年第1戦 鈴鹿サーキット
「予選でポールポジションを獲得し、決勝ファイナルラップまでトップを守っていたが、マシントラブルで優勝を逃したレース。ベストレースというよりも、最も印象に残っているという意味でのベストレース」
■ミハエル・クルム
1997年第3戦 仙台ハイランド
「ペドロ・デ・ラ・ロサ選手とのレースだった。亜久里さんとの、最高な思い出のレースバトルをしたんだ。彼をこのレースの最終ラップでとらえ、オーバーテイク。これが僕にとって、日本のGTのレースで一番エキサイティングなレースだ」
■松田次生
2010年第4戦 セパンサーキット
「初のポールポジションから、優勝出来た事が何より嬉しかった。レース中のチームメイト、ロニー・クインタレッリ選手と、本山哲選手のバトルが素晴らしかった」
■柳田真孝
2012年第7戦 オートポリス
「なんといっても、自分にとってGT100戦目の記念レースで優勝、そしてシリーズチャンピオンを決められたから」
【放送予定】※変更の場合あり
■#1 13/3/23(土) 19:00~22:00
■#2 13/3/24(日) 19:00~22:00
■#3 13/3/25(月) 20:00~23:00
■#4 13/3/26(火) 20:00~23:00
■#5 13/3/27(水) 20:00~23:00
■#6 13/3/28(木) 19:00~22:00
■#7 13/3/29(金) 19:00~22:00
■#8 13/3/31(日) 15:00~18:00