14日、ニッサン/ニスモが今季のモータースポーツ活動について発表したことで、2014年のスーパーGT500クラスの各陣営のラインナップが出揃うこととなった(プライベートチームがDTMマシンを購入して参入表明をすれば話は別だが、現時点でその噂はない)。
2014年からDTMドイツツーリングカー選手権と車両規定を統一し、レクサス、ホンダ、ニッサンともまったく新しい車両を導入するスーパーGT500クラス。1月30日にレクサスが、2月7日にホンダが、そして14日にニッサンが今季の体制を発表し、全15台のラインナップが明らかにされた。
あらためて各メーカーから発表された陣容を見ると、台数としては2013年シーズンからは変わらないが、ドライバーの顔ぶれは昨年からは大きく変わった印象もある。とは言え、ドライバーが2名とも変更になったチームはLEXUS TEAM WedsSport BANDOHの1チームのみ。1名だけが変わったチームは9チームで、まったく変更がないのはチャンピオンチームのセルモをはじめルマン、リアル、トムスの2台と5チームにおよぶ。
これまでのスーパーGTでは、2003年や2009年などの大幅な技術規定の変更はあったものの、基本的に今回の2013年の規定変更のように大きくクルマ作りが変わることはなかったと言える。今季のスーパーGTは今までにないほど車両面でドラスティックな変更の年であり、データを見る上でもドライバーを1名以上残留させるのは重要という判断だろう。
ちなみに、各陣営では車名も決定しており、レクサス勢は車名の最後に『RC F』が、ホンダ勢は『NSX CONCEPT-GT』が、ニッサン勢は『GT-R』がつくようだ。日本人のみのコンビは6組で、2チームがAドライバーに外国人を置いている。
全体的に車両面が大幅に変わる一方で、スポンサー面含めチーム体制としては"キープコンセプト"が今季のGT500クラスの主流かもしれない。