ホンダのモータースポーツ活動を牽引した名車を写真と解説で振り返る特設サイト『Honda Racing Gallery』で、1988年に中嶋悟がステアリングを握った『ロータス100T・ホンダ』が新たに紹介されている。
Honda Racing Galleryは、第1期~第3期のF1活動に加え、F2やF3000、スーパーGTなど、ホンダのこれまでのモータースポーツ活動で活躍したマシンを紹介する特設サイトだ。ツインリンクもてぎ内の『Honda Collection Hall』所蔵のレーシングカーを中心に、当時のエピソードや詳細な解説とクオリティの高い写真で、数々のマシンが紹介されている。
今回は、1988年に中嶋悟とネルソン・ピケがドライブしたロータス100T・ホンダに関する項目が新たに公開された。マシンの外観に加えて、コクピットやエンジンカウル内など普段は見ることができない貴重なショットが公開されているほか、解説も充実している。
F1マシンで初めてアクティブサスペンションを搭載したといわれる前年の『ロータス99T・ホンダ』から一転、100Tでは保守路線に回帰して再びパッシブサスペンションを採用したことでマシン開発の継続性を欠き、88年シーズンの苦戦につながったのではないかという考察をはじめ、“100T”という名前の由来や、中嶋悟が予選6位・決勝7位と魅せた第15戦日本GPのエピソードなど、さまざまな観点からの解説がなされている。
■Honda Racing Gallery ロータス100T・ホンダ
http://www.honda.co.jp/Racing/gallery/1988_2/01/