IZODインディカー・シリーズ第8戦アイオワの決勝が20日、アイオワ・スピードウェイで行われ、トニー・カナーン(アンドレッティ・オートスポーツ)がおよそ2年ぶりとなる優勝を手にした。7番手スタートの佐藤琢磨(ロータス/KVレーシング)は3位走行中にクラッシュ。武藤英紀(ニューマン・ハース)もリタイアに終わった。
レースは序盤早くもポールシッターのウィル・パワー(ベリゾン・ペンスキー)にハンドリングのトラブルが発生し、代わってトップに立ったマルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポーツ)も同じくマシントラブルで後退。レースはダリオ・フランキッティとスコット・ディクソンのチップ・ガナッシ勢がリードする。
しかしレースが中盤にさしかかると後方15番手から追い上げてきたカナーンがトップ争いに加わってくる。そしてカナーンがレースリーダーの座を奪うと今度はディクソンとフランキッティに相次いでトラブルが発生し、チップガナッシの2台はこの時点で優勝争いから脱落してしまう。
その後レースは2番手を走るエリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー)が終盤にかけてカナーンを猛追。するとカナーンが最後にピットストップした際に隣のピットに入ろうとしたライアン・ハンターレイ(アンドレッティ・オートスポーツ)がカナーンのクルーとタイヤに接触するというアクシデントが起き、これでカナーンはタイムをロス。ライバルのカストロベネスに先行を許してしまう。
しかし久々の勝利に燃えるカナーンはそこから着実にカストロベネスとの差を縮めていくと、残り10周のところでトップを奪い返してそのままチェッカー。実に2008年のリッチモンド以来となる優勝を手にした。
2位はカストロネベス。19番手からスタートしたE.J・ビソ(KVレーシング)がキャリアベストとなる3位でフィニッシュした。
一方、7番手と好位置からスタートした佐藤琢磨は、スタートから順調にポジションを上げて168周目には3番手までポジションを上げたが、177周目にバックマーカーを追い越そうとした際にコントロールを乱してウォールにクラッシュ、惜しくもリタイアとなった。また、24番手スタートの武藤英紀(ニューマン・ハース)もハンドリングのトラブルに見舞われ、131周でリタイアとなっている。
●インディカー・シリーズ第8戦アイオワ ハイライト(www.indycar.com)
