アイオワ・スピードウェイで開催のIRL第7戦予選は、前日までの雨天のため中止となり、エントラントポイント順からエリオ・カストロネベス、ライアン・ブリスコーの順でペンスキーが1-2番グリッドを得ることとなった。武藤英紀(AGR)は11番グリッドからのスタートとなる。
予選日の土曜には雨量がなかったのものの、金曜日と週前半に降った雨の影響で水たまりできていたためセッションが中止となった。このため決勝スターティンググリッドはエントラントポイント順で決まることとなり、#3のチームペンスキーのカストロネベスがポールポジション、続いてブリスコーという順となった。
カストロネベスは、脱税に関する容疑がかけられその裁判でシーズン開幕戦を欠場。しかしながら、そのラウンドではウィル・パワーが6位入賞、その後、カストロネベスが2勝するなど#3としてはランキングトップとなっているためのポールポジション。
「ウイルには感謝しないと。ファンにとっては走行がなかったので残念ことだけど、自分にとってはラッキーなこととなった」と素直に先頭スタートを喜んでいる。
ドライバーランキングトップのブリスコーがエントラントポイント2番手ということでペンスキーがフロントローを固めた。
カストロネベスに貢献したパワーも「ここではポールからのスタートは重要だと思う。ペンスキーの2台がフロントローからスタートできることは素晴らしいことだ。とてもいいチームメイトがいるおかげで、このチームで戦うことに喜びを感じている。エリオはスゴイやつだから助けになれたら、といつも思っていた」とチームメイトを祝福。
3番手にはスコット・ディクソン、ダリオ・フランキッティとチップ・ガナッシが続き、AGRのダニカ・パトリックが5番手。他のAGR勢はトニー・カナーンが7番手、マルコ・アンドレッティが8番手、武藤が11番手からのスタートとなる。
IRL第7戦アイオワ決勝スターティンググリッド
1.Helio Castroneves Penske
2.Ryan Briscoe Penske
3.Scott Dixon Ganassi
4.Dario Franchitti Ganassi
5.Danica Patrick AGR
6.Dan Wheldon Panther
7.Tony Kanaan AGR
8.Marco Andretti AGR
9.Graham Rahal NHLR
10.Justin Wilson Dale Coyne
11.Hideki Mutoh AGR
12.Raphael Matos Luczo Dragon
13.Ed Carpenter Vision
14.Robert Doornbos NHLR
15.Mario Moraes KVRT
16.Tomas Scheckter Dreyer & Reinbold
17.Ryan Hunter-Reay Foyt
18.EJ Viso HVM
19.Mike Conway Dreyer & Reinbold
20.Jaques Lazier 3G
