2011年SUPER-GT第6戦
FUJI GT 250km RACE

JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458GTC
Dr:Tetsuya TANAKA Katsuyuki HIRANAKA
予選:16位・決勝:22位
観客動員数:予選日15.800人・決勝日:27.800人

2011年9月10日(Sat)
9:15~11:00・FREE PRACTICE
天気:FINE 路面状況:DRY 気温:26℃ 路面温度:32℃
13:00~13:35:FIRST QUALIFYING PRACTICE
天気:FINE 路面状況:DRY 気温:34℃ 路面温度:43℃
14:45~:SUPER LAP QUALIFYING
天気:FINE 路面状況:Dry 気温:31℃ 路面温度:41℃

 2011年シリーズもこの富士戦を入れて残り3戦となりました。

 ポイント×2のハンディウエイトが最後となる第6戦富士。ハンディウエイトの上限100kgを積み、性能調整の100kgを合わせると200kgのウエイトを積むため、苦しい戦いが強いられることは必死。しかし毎戦全力で戦うことに変わりはない。

 今回からは昨年11号車として使用していた、FIA-GT2車両のF430が10号車として参戦。2009年にF360で参戦していた、植田正幸、川口正敬組で残り3戦を2台体制で戦って参ります。天候に恵まれた予選日。気温もぐんぐんとあがり、練習走行開始から終了までに30℃を超えていた。

 まず田中哲也からコースへ。やはり重量の為かストレートは全く伸びず、参加車両中一番ストレートが遅い車両になっていた。第2戦富士とはマシンの動きも全く異なり、458も各部品から悲鳴があがる。アンダーもかなりきつく、セットアップにも時間をかける。残り40分を残して平中克幸へ。やはりアンダーはなかなか消えないようで、あっという間に1時間45分の走行は終了した。

 午後からの予選も34℃となり、9月の富士としては非常に珍しく、蒸し暑い中での予選開始となった。

 まず平中が予選基準タイムをクリアし3周計測でピットへ。田中が今回はスーパーラップを担当する。混走時間にやはり同じように基準タイムをクリアし、300クラスの専有に臨んだ。300クラスのボードが出されると同時のコースへ。

 周回毎にタイムを縮めていくが、暫定トップの№4BMWZ4が出した1分43秒659のタイムには到底及ばず、スーパーラップ予選が行われているサーキットで初めてスーパーラップに進むことが出来ず、1分45秒168のタイムで予選16番手が確定した。

Tetsuya TANAKA Comment
言葉がありません。これ以上のタイムで走ることは不可能です。性能調整がこれほどまでに厳しいと、レースになりませんね。明日も全力で臨みますが、かなり厳しいですね。

Katsuyuki HIRANAKA Comment
今回は100kg積んでますし、辛い予選になるだろうと思っていましたが、その通りの結果になってしまいました。僕らは今僕らが出来ることをやるだけなので、明日に向けて頑張りたいです。

2011年9月11日(sun)
8:20~8:50:FREE PRACTICE
9:00~9:15:CIRCUIT SAFARI
天気:RAIN 路面状況:WET 気温:23℃ 路面温度:25℃
14:00~:FINAL
天気:CLOUDY 路面状況:DRY 気温:29℃ 路面温度:39℃

 朝のフリー走行は突然の雤から始まった。田中がマシンに乗り込み、フリー走行の開始を待っていると、突然に雤がコースを濡らし始める。路面が一気にウエットとなり、ウエット宣言も出されたため、インターのタイヤを履いてコースへ。昨日と同じようにアンダーが気になるようだ。4周計測後ピットシュミレーションを兼ねて平中と交代。やりコメントは同じで、アンダーステアが気になるようだ。サーキットサファリで車高調整を行い、決勝に向けての走行は終了した。

 今年最高重量1445kgの決勝レースが始まった。スタートを担当するのは田中。スタート直後は13番手までポジションを上げるが、ストレートの速いマシンに抜かれ2周目には15番手に、3周目には16番手とスタートのポジションまで後退。

 さすがにこの重量でのレースは、マシンにとってもドライバーにとっても過酷なものとなっている。

 前を行く№15ポルシェと一進一退の攻防を繰り返していたが、それ以上に順位を上げることが出来ず15番手、16番手を走行。予定通りの16周目に田中から平中に変わり、ベストなピット作業で458をコースへ送り出す。

 平中は1分46秒台から47秒台前半のペースで安定して走行を続けるが、トップを快走する№4は1分45秒~46秒台で周回を重ねており、この順位から追い上げる事は非常に難しい状況になっていた。全車がルーティーンのピットが終わった時点で13番手を走行。

 後方からくる車両との差は1秒以内で、バトルを繰り返していた矢先の42周目の最終コーナーで接触され、左後ろのタイヤがバースト。

 43周目のストレートエンドでマシンを止めることになってしまった。チェッカーを受けることは出来なかったが、周回数が完走扱いとなり、22番手でレースを終えた。

Tetsuya TANAKA Comment
今日に関しては性能調整が利きすぎるほど効いたと思います。順位もダメだったし、良いところもなかったので、今回で悪いところが全部出て、気持ちを切り替えて次のレースは頑張れるようにしたいですね。

Katsuyuki HIRANAKA Comment
自分たちの出来ることは出来たと思います。運悪く接触され、タイヤがバーストしてしまいノーポイントで終わってしまいましたが、ただどこの車と比べても4号車が速すぎるので、それが何とかならない限りどうにも出来ないですね。後2戦自分たちの出来ることを100%の力でやるだけです。

Yosuke FUKUDA Engineer Comment
僕らの出来ることはチームも、ドライバーもタイヤメーカーさんも120%果たしたと思っています。ただ、現在の性能調整下ではこれが限界です。ポイントウエイトだけでも半減する次戦オートポリスでは、何とか上位争いに加わり、全員全力一丸となって120%で駄目なら200%の力を出し、チャンピオンに向けて頑張るだけです。

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