DTMドイツツーリングカー選手権第3戦レッドブルリンクで、2位〜3位表彰台を獲得したBMWチームMTEKの代表エルンスト・クノースは、DTMでの初表彰台獲得が、自身が携わったセバスチャン・ベッテルの2008年の初勝利よりも喜ばしいと語っている。

 2012年からDTMに復帰したBMWは今季台数を拡大し、その2台分のチームとして、クノースが立ち上げたMTEKを指名。新興チームであるMTEKだが、第3戦レッドブルリンクでは、早くもマルコ・ウィットマンが2位、ティモ・グロックが3位を獲得し、ダブル表彰台を得た。

 チーム代表を務めるクノースは、過去にカスタマー向けエンジン供給担当としてフェラーリに所属し、スクーデリア・トロロッソやザウバーをサポートしてきた経歴がある。トロロッソのエンジンを供給していた08年には、雨のモンツァでセバスチャン・ベッテルが自身、そしてチームにとっての初優勝を達成。喜びを分かち合った。

 その後クノースは、自身のチームを立ち上げるため昨年フェラーリを抜け、今季MTEKを設立。早くも達成した表彰台に、喜びをあらわにした。

「ベッテルがトロロッソで勝ったときは最高だったよ。イタリアのチームがイタリアのエンジンで、イタリアGPで勝ったんだからね。でも、今回の喜びはそれ以上だ。この感情は言い表せないよ。F1では巨大な組織の一員でしかなかったけど、今はチーム代表だからね。すべてに関わっているんだ」とクノースは語る。

「08年とは異なるフィーリングだね。このチームはたった5ヶ月前に立ち上がったばかりで、30人のメンバーをリクルートしなければならなかった。DTMやF1、ワールドシリーズ・バイ・ルノーのようなレベルに参戦していたスタッフを集めたんだ」

「ドライバーやラチェットレンチのような工具すら最初から買わなきゃいけなかった。短い時間の中で、膨大な仕事をこなさなければならなかったんだよ。でも、こうして皆のハードワークがむくわれたんだ」

「我々は今回の結果がたまたまじゃないことを証明したいんだ。DTMはすごく競争のレベルが高いけど、これからもハードワークを積んで、このレベルを保つことができれば可能だと思う」

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