NASCAR SPRINT CUP SERIES
第17戦 Quaker State 400
開催日:6月30日
燃費戦でデニー・ハムリンが3位
6月30日(土)、米国中東部ケンタッキー州スパルタのケンタッキー・スピードウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第17戦「Quaker State 400」が開催された。
2000年オープンと比較的新しいコースであるケンタッキーでは、昨年スプリント・カップ・シリーズ戦が初開催され、カイル・ブッシュが記念すべき初レースを制している。
29日(金)午後5時10分から予選が行われ、Ky.ブッシュが最前列2番手、デニー・ハムリンが3番手、クリント・ボウヤーが6番手、マーティン・トゥルークス・Jr.が10番手につけ、12台の“トヨタ カムリ"が決勝に進んだ。
30日(土)猛烈な暑さにもかかわらず集まった10万人以上のファンが見守る中、午後7時48分、1.5マイルオーバルを267周(400.5マイル:約640km)して競われる決勝レースのスタートが切られた。
最前列2番手グリッドのKy.ブッシュは好スタートを切り、首位に浮上。ハムリンも続き、序盤は2台の“トヨタ カムリ"がレースをリード。イエローコーション及びグリーン下でのピット作業によって若干の順位入れ替わりはあったものの、速さを見せたKy.ブッシュが前半戦を支配した。Ky.ブッシュは119周目に壁に接触したものの、イエローコーションは出ず、そのまま首位での走行を継続。
126周目にこの日2度目のイエローコーションとなり、Ky.ブッシュとハムリンは最前列に並んで再スタート。好ダッシュを決めたハムリンがこの日初めて首位に立った。
160周目、11位を走行していたジョーイ・ロガーノが後続に接触され、バランスを崩して内側にいたボウヤーと接触。2台共に立て直し、イエローコーションが出ることもなくそのまま走行を続けることとなったが、ロガーノは23位へとポジションダウン。ボウヤーもグリーン下での予定外のピットインを強いられ、周回遅れとなってしまった。
ハムリンが首位を守る一方で、Ky.ブッシュはハンドリング不調に見舞われ徐々にポジションダウン。上位勢は200周過ぎからグリーン下でのピットに向かったが、最後まで走りきるには若干足りないタイミングでのピット作業となった。
最後までピットインを粘ったKy.ブッシュだったが、209周目に燃料切れに見舞われスローダウン。何とかピットへはたどり着いたが、順位は後退。Ky.ブッシュがピット作業を行っている最中に、他車のクラッシュによるイエローコーションが発生した。
残りの燃料と周回数を考えると最後のピットになると思われたが、ハムリンを含む上位4台は先のグリーンピットでの給油のみで最後まで走りきるという燃費作戦を選択し、コース上に残った。Ky.ブッシュは、サスペンションを破損していることが発覚し、コース清掃のために長くかかったイエローコーション中に何度もピットへ向かい、首位と同一周回を維持しながら車両を修復。21位で、残り47周の再スタートを切った。
2位で再スタートしたハムリンは、燃費作戦を完遂し最後まで走りきったが、首位逆転はならず。3位でチェッカー。トゥルークス・Jr.が8位。最後猛烈な追い上げを見せたKy.ブッシュは10位と、トップ10入りを果たしてフィニッシュ。Ky.ブッシュはこのレースでの最多リードラップ(200周中118周)により貴重なボーナスポイントも獲得した。
次戦第18戦は7月7日(土)、米国南東部フロリダ州デイトナビーチのデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで行われる。
ドライバー デニー・ハムリン:
「良い走りが出来た。レース中盤は本当に好調だった。最後のピットストップの後、首位にチャージをかけたかったが、燃料をセーブしなくてはならないということも分かっており、他に出来ることはなかった。勝利は狙いたかったが、最後まで走りきるためにペースを抑えざるを得なかった。前戦、前々戦と2戦連続でリタイアしているので、今日はフィニッシュすることが最優先だった」
