旧記事ニュース

2012.10.09

NASCARタラデガ:ゴール目前に“ビッグワン”発生


    NASCAR SPRINT CUP SERIES
    第30戦 Good Sam Roadside Assistance 500
    開催日:10月7日

    チェッカー目前に“ビッグ・ワン"の大波乱。
    カイル・ブッシュが3位フィニッシュ

     10月7日(日)、米国南部アラバマ州タラデガのタラデガ・スーパースピードウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第30戦「Good Sam Roadside Assistance 500」が開催された。

     全10戦でタイトルを争う“チェイス"は4戦目を迎えた。今季2度目の開催となるタラデガは、1周2.66マイル(約4.3km)とNASCARが開催されるオーバルコースの中で最も長く、吸気制限プレートにより出力が制限されるにもかかわらず、1周の平均速度が320km/h近くに達する、屈指のハイスピードコース。ハイスピード故に“ビッグ・ワン"と呼ばれる多重クラッシュが多発するため、“チェイス"を争うドライバーにとっては、いかにアクシデントを避けて上位でフィニッシュするかがポイントとなる。

     6日(土)午前11時15分から予選が行われ、クリント・ボウヤーが2列目3番手。マーティン・トゥルークス・Jr.が9番手。“チェイス"に進んだこの2台のチームオーナーであるマイケル・ウォルトリップが得意のプレートレースにスポット参戦し、11番手。デニー・ハムリンは23番手となり、12台の“トヨタ カムリ"が決勝へと進んだ。

     7日(日)午後1時25分、2.66マイルオーバルを188周(500.08マイル:約800km)して競われる決勝レースがスタート。序盤から3列の隊列で20台以上が一団となったハイスピードバトルが展開された。

     8周目にはボウヤーが首位に浮上。一方、23番手スタートのハムリンは、集団から若干離れた位置のほぼ最後尾、40位前後まで後退。

     13番手スタートのKy.ブッシュもポジションを上げ、14周目に首位を奪取。17周目にこの日初めてのイエローコーションが出されると、全車ピットへ向かい、カイル・ブッシュはトップでの再スタートとなった。

     その後も上位20台が1秒以内に入っての接近戦が続いたがアクシデントは発生せず、60周目からグリーン下でのピット作業開始。首位を争っていたKy.ブッシュは63周目にピットへと向かったが、ここで痛恨のスピード違反ペナルティ。その時点では周回遅れにはならなかったものの、35位へと後退し、首位から30秒近く遅れての単独走を強いられたKy.ブッシュは、まもなく首位グループに捕まり、周回遅れで首位グループの隊列に加わることとなった。

     139周目、この日3度目のイエローコーションが出されると、周回遅れの最上位にいたKy.ブッシュは“ラッキー・ドッグ"を獲得しリードラップに復帰。直後に向かった給油ピットで素晴らしいピット作業をこなすと、一気に3位へと順位を上げ、再スタートを切った。

     143周目に再スタートが切られた後は、再びイエローコーションのない展開となり、最後まで燃料が持つかどうか微妙な中での周回が重ねられていった。そんな中、一時は25位以下まで順位を落としていたボウヤーが、残り20周を切ったあたりから猛プッシュで順位を上げ、残り5周で首位に浮上。

     しかし、その直後に他車のスピンによりこの日4度目のイエローコーション。レースは1周延長され、“グリーン・ホワイト・チェッカー"の2周スプリント勝負で決されることとなった。

     ボウヤーが先頭で再スタートが切られると、3ワイド、4ワイドでの激しい順位争いとなり、イン側に押し出される形となったボウヤーは若干遅れイン側隊列の先頭、4位前後に後退。

     上位争いは一団となったままファイナルラップを示すホワイトフラッグを通過すると、ここに来て一気に順位を上げてきたウォルトリップが逆転勝利目指し猛プッシュをかけたが、第4ターンに入るバンクで前走車と接触。スピンした車両に、ボウヤーらを含む密集していた後続が次々と突っ込み、チェッカーフラッグを目前にして24台もの車両が巻き込まれる“ビッグ・ワン“となってしまった。

     イン側からこの混乱を間一髪でかわしたKy.ブッシュは3位でチェッカー。後続の順位は、主催者がビデオでの確認を行い、トラヴィス・クヴァピルが8位。最後の大クラッシュに巻き込まれたトゥルークス・Jr.は13位、ハムリンが14位。ボウヤーは23位、ウォルトリップは25位に終わった。

    “チェイス"ランキングでは、若干ポイント差は広がったもののハムリンは3位をキープ。ボウヤーは一つ落として5位、トゥルークス・Jr.も変わらず8位となっている。

     次戦第31戦は10月13日(土)、米国東南部ノースカロライナ州コンコードのシャーロット・モーター・スピードウェイで行われる。

    ドライバー カイル・ブッシュ:
    「最後のアクシデントの時には、私はコースの最もイン側にいた。7,8列にもなっていたと思うが、内側の最も遅い隊列で、アクシデントに巻き込まれた車両が通過していくのを見た。何が起こったのかはわからない。コースのイン側に入り、とにかくクラッシュを避けた。今日の我々の“トヨタ カムリ"は好調で、本当に速かった。ピットでのスピード違反という私のミスで、順位を落としてしまったが、ラッキー・ドッグを獲得し、ピットの素晴らしい作業もあって順位を戻すことができた。典型的なタラデガのレースとなったが、無傷でフィニッシュできたことは嬉しいし、3位という結果は悪くない」


    関連のニュース

    旧記事 News Ranking

      本日のレースクイーン

      au Circuit Queen/2018SGT
      千倉里菜(ちくらりな)

      Photo Ranking

      フォトランキング