NASCAR NATIONWIDE SERIES
第21戦 Zippo 200 at The Glen
開催日:8月10日
ブライアン・ヴィッカーズが2戦連続の3位
8月10日(土)にNASCARネイションワイド・シリーズの第21戦「Zippo 200 at The Glen」がワトキンス・グレン・インターナショナルで開催された。
ロードコース戦も得意とするカイル・ブッシュだが、ネイションワイド・シリーズのワトキンス・グレンでは“トヨタ カムリ”で参戦した過去5年、2位2回を含む、全てのレースでトップ6フィニッシュを果たしながらも未勝利。悲願の優勝を目指し、今大会に臨んだ。
9日(金)の公式練習を経て、10日(土)午前9時35分から、NASCARのロードレース規定で予選が行われ、Ky.ブッシュが最前列2番手を確保。ブライアン・ヴィッカーズが8番手、パーカー・クリガーマンが9番手で続き、13台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。
予選に続き、午後2時37分、2.45マイルロードコースを82周(200.9マイル:約320km)して競われる決勝レースがスタート。最前列2番手のKy.ブッシュは、2位で進入して行った第1コーナーの立ち上がりで、首位の車両をクロスラインでかわそうとしてスピン。イン側の壁にヒットし、停止したところに後続車両が激しく突っ込み、車両前部左側に大きなダメージを負ってしまった。
レースは1周目からイエローコーションという波乱の幕開け。何とかピットへと戻ったKy.ブッシュはガレージでの修復を余儀なくされ、レースへは復帰したものの、7周遅れとなってしまった。
再スタート後は、ヴィッカーズが6位、サドラーが9位、クリガーマンが10位とトップ10圏内をキープ。16周目にケニー・ハブルがシケインでストップし、この日2度目のイエローコーションが出されると、上位勢は一斉にピットへ。3台のみコース上に残り、そのうちの1台、クリガーマンが首位に浮上。サドラーが14位、ヴィッカーズは16位で再スタート。
クリガーマンは、激しくプッシュするカップ・シリーズのトップドライバー達を抑え、5周にわたって首位を走行したが、25周目にグリーンピット。その直後にイエローコーションが出された。
その時点でトップ10圏内まで浮上していたサドラーとヴィッカーズだったが、このイエローコーションでピット戦略が分かれ、サドラーは7位、クリガーマンは14位、ヴィッカーズは17位へと後退。
しかし、速さを見せた“トヨタ カムリ”勢は徐々に順位を上げ、レースが折り返しとなる40周目過ぎには、サドラー6位、クリガーマン7位、ヴィッカーズ10位まで順位を取り戻した。
43周目にこの日4度目のイエローコーションが出されると、9台がコース上に残り、再び順位がシャッフル。コース上に残ったクリガーマンが4位、ヴィッカーズが6位に上がったのに対し、ピットで給油とタイヤ4本交換を行ったサドラーは11位へ後退。
給油すれば最後まで走り切れる、残り30周を切ると、グリーンピットが始まった。サドラー、ヴィッカーズ、クリガーマンらがグリーンピットを終えた後、58周目にこの日5度目のイエローコーション。これで残りの車両もピットへと向かい、レースは残り21周、サドラー4位、ヴィッカーズ6位、クリガーマン9位で終盤戦を迎えた。
終盤はイエローコーションが出ず、20周以上のロングスティントとなったが、ヴィッカーズが好走を見せ、残り2周で3位へと浮上し、そのままチェッカー。トップ3は、前戦と全く同じ顔ぶれとなった。
サドラーが5位、クリガーマンが6位、17番手スタートから着実に追い上げたコール・ウィットが8位に入った。サドラーも2戦連続トップ10フィニッシュ。Ky.ブッシュは5周遅れまで巻き返し、24位でフィニッシュした。
今大会、ドライバーズランキング首位のオースティン・ディロン(シボレー)が12位に終わったことで、上位のポイント差は詰まり、トップ3は5点差。4位、5位のサドラーとヴィッカーズも首位と12、18ポイント差と僅差の争いになっている。
また、オーナーズポイントでも、今大会カイル・ブッシュがドライブした54号車が、不運なクラッシュに見舞われながらも修復して最後まで走りきり、貴重なポイントを獲得したことで首位をキープしたが、2位の22号車が勝利したことで、その差は僅か5ポイントまで詰め寄られることとなった。
次戦第22戦は8月17日(土)、米国北部オハイオ州レキシントンのロードコース、ミッドオハイオ・スポーツカー・コースで行われる。
ドライバー ブライアン・ヴィッカーズ
「チーム、クルーチーフ共にとても良くやってくれた。我々の“トヨタ カムリ”は素晴らしい仕上がりだった。序盤順位を落としてしまったが、最後は取り戻すことが出来た。最後のピットストップは素晴らしかったが、これ以上の結果を得るには残りの周回数が足りなかった。ポジションが良ければ首位を争えていたと思う。とはいえ、ポイントを考えれば3位という結果には満足している」
