NASCARネイションワイド・シリーズの多重クラッシュでケガを負った観客のうち、地元の病院に搬送されていた12名がすでに退院していることが分かった。
この事故は、現地時間23日にデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで行われたネイションワイド・シリーズ決勝の最終ラップで起こった。フィニッシュ目前のストレートで多重クラッシュが発生すると、マシン一台が宙を舞ってキャッチフェンスに激突。この事故でクラッシュしたマシンのエンジンと片方のホイールがフェンスの一部を破壊して観客席の最前列に入り込み、もう一方のホイールはグランドスタンドに飛び込んだ。
主催者はこの事故で観客28人がケガを負い、14人が地元の病院に搬送されたと発表。さらに、そのうちのふたりは重体と伝えられ、ひとりが生命の危険にあると報じられていた。
しかし、日曜の朝の段階で重体のふたりは“安定した”状態にまで回復したことが明らかとなり、残りの12名もすでに退院していることが分かった。