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投稿日: 2011.11.21 00:00
更新日: 2018.02.23 12:57

NASCARトラック、雨天短縮でトヨタは2位


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NASCAR CAMPING WORLD TRUCK SERIES
第25戦 Ford 200
開催日:11月18日

雨天短縮レースでデニー・ハムリンが惜しくも2位

 NASCARキャンピング・ワールド・トラック・シリーズの今季最終戦となる第25戦「Ford 200」が11月18日 (金)にホームステッド・マイアミ・スピードウェイで開催された。

 18日(金)午前中から開始された練習走行は行われたものの、午後4時半から予定されていた予選は雨のために中止となり、規定に則り、練習走行でのタイム順で決勝のグリッドが決定。トッド・ボダインが15番手、ダスティ・デイヴィスが16番手、今回スポットで18号車を駆るデニー・ハムリンが17番手。ルーキーのミゲル・パルドが18番手、ブレンダン・ゴーアンが19番手で続き、10台の“トヨタ タンドラ”が決勝へと進んだ。
 ハムリンはこの週末行われる3カテゴリーの最終戦全てに出場。また、トラック・シリーズの決勝が行われた18日(金)はハムリン自身の31回目の誕生日でもあり、続く2戦への勢いを付けるためにも、“バースデー・ウィン”を目指して決勝へ臨んだ。

 午後8時19分、雨の止んだホームステッドの1.5マイルオーバルを134周(201マイル:約320km)して競われる決勝レースがスタート。17番手スタートのハムリンは序盤から10位前後までポジションアップ。20周目にコンペティション・コーションが出され、全車ピットへ向かうと、ここでタイヤ2本交換作戦を採ったハムリンは、好ピット作業に助けられ、5位へとジャンプアップ。
 24周目に再スタートが切られると、ハムリンはイン側から首位を奪取。しかし、シボレー勢の猛追を凌ぎきれず、ハムリンはリードラップは1周でその座を譲り渡すこととなった。
 その後もハムリンはトップ5圏で首位浮上のチャンスをうかがった。70周目前後のグリーンピットを経て、3位に浮上したハムリンは、じりじりと上位2台との差を詰めていった。
 98周目にこの日4度目のイエローコーションが出されると、全車最後となるピットイン。ここで上位3台の順位変動は無かったが、イン側2列目、3番手から再スタートを切ったハムリンは、3ワイドでのバトルの末に2位に浮上。首位のジョニー・ソーター(シボレー)を追い、ソーターとハムリンの2台が後続をやや引き離しての首位争いとなった。
 毎周のように激しいプッシュを仕掛けるハムリンだが、なかなか逆転には至らず。残り17周の時点で雨が降り始め、イエローコーション。雨はいきなり強さを増し、全車そのままピットレーンへ。車両にカバーを掛けた状態でレース再開を待ったが、雨の勢いは弱まらず、残り15周の時点でレースは短縮終了となることが決定した。
 最後まで首位を争ったハムリンだったが、惜しくも“バースデー・ウィン”はならず、2位でフィニッシュ。ティモシー・ペターズが8位に入った。
 最終シリーズランキングでは、ペターズが5位。トッド・ボダインが6位となった。

 今季のスケジュールを全て終えたキャンピング・ワールド・トラック・シリーズは、来季シーズンを2月24日(金)にデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで開幕する予定となっている。

ドライバー デニー・ハムリン:
「2位という結果には満足している。我々の“トヨタ タンドラ”は練習走行ではそれほど調子を上げられず、レース中も大半は絶好調とは言い難い状況だったが、レースを通して調整を続けていったことで調子は良くなっていった。最後の走りでも、辛抱強くチャンスを待ち続けた。ジョニー(ソーター)とバトルできる速さはあったが、レース終盤まで待ち、3位に続く車両のドラフティングを使おうと思っていた。しかし、その戦略は機能しなかった。勝つのは簡単ではなかっただろうが、もう一周早く雨が来そうだと伝えられていれば、もっとアタックしていただろう。最後に彼にコーナーで並びかけたとき、彼はアウト側にスライドして危うくクラッシュするところだった。我々は(ランキングを争う)彼とそこまで激しく戦う立場ではなかった」


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