NASCAR NATIONWIDE SERIES
第29戦 Kansas Lottery 300
開催日:10月2日

ジョーイ・ロガーノが今季2勝目!
トヨタは3年連続マニュファクチャラーズタイトル確定

 10月2日(土)にNASCARネイションワイド・シリーズの第29戦「Kansas Lottery 300」がカンザス・スピードウェイで開催された。
 同コースでは、2008年にデニー・ハムリンが勝利。昨年2009年はジョーイ・ロガーノとカイル・ブッシュが1-2フィニッシュを飾っている。

 1日(金)2度の練習走行を経て、2日(土)午前9時5分から予選が行われ、昨年のカンザス戦を制しているジョーイ・ロガーノが今季6回目のポールポジションを獲得。カイル・ブッシュが2番手につけ、“トヨタ カムリ”は2戦連続で予選最前列グリッドを独占。ジェイムズ・ビュッシャーが9番手につけた。
 今大会では、スプリント・カップ・シリーズのドライバーであり、過去2度に渡ってネイションワイド・シリーズ(当時はブッシュ・シリーズ)のチャンピオンを獲得しているマーティン・トゥルークス・Jr.が今季初めてネイションワイド・シリーズに出場。今季同シリーズにデビューを果たした弟のライアン・トゥルークスと共に兄弟での参戦となり、それぞれ 16番手、24番手グリッドを確保。11台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。

 午後2時49分、1.5マイルオーバルを200周(300マイル:約480km)して競われる決勝レースがスタート。
 ポールポジションのロガーノがスタートでは首位を守るが、5周目に2番手スタートのKy.ブッシュがこれをパス。まもなく首位争いにはケヴィン・ハーヴィック(シボレー)が加わり、トップ3台が後続を大きく引き離しながら順位を入れ替える序盤戦となった。
 イエローコーションが出ないまま、56周目からグリーン下でのピット作業開始。全車がピットを終えた後、67周目と77周目にイエローコーションが出され、ここでもピット作業が行われたが、Ky.ブッシュ首位、ロガーノ2位の順位は変わらず。

 しかし、ロガーノと激しく首位を争うKy.ブッシュは、90周目、ロガーノをパスした直後にハーフスピン。どこにも接触せずにコースへ復帰したものの、ポジションを落としてしまった。
 これで出されたイエローコーションにより、上位4台はピットインしたが、5位を走行していたM.トゥルークス・Jr.以降セカンドグループの多くがコース上に残り、M.トゥルークス・Jr.がトップに浮上。ロガーノが9番手、スピンにより4本タイヤ交換を強いられたKy.ブッシュは 17番手まで後退を余儀なくされ、94周目に再スタートが切られた。

 M.トゥルークス・Jr.が12周に渡って首位を守る間に、ロガーノは4位、Ky.ブッシュはトップ10までポジションを復帰。116周目にこの日4度目のイエローコーションが出されると、上位勢が一斉にピットインした中で、マイケル・アネットとスティーブ・ウォレスがタイヤを交換せず給油のみとし、1-2位へ浮上。これにロガーノが続き、Ky.ブッシュが7番手、M.トゥルークス・Jr.が8番手で124周目に再スタート。Ky.ブッシュが終盤へ向けプッシュを開始し、143周目に2位までポジションを上げると、首位奪還のチャンスを待った。

 チェッカーまでにもう一度給油を行わなくてはならない状況ながら、イエローコーションが出ず、175周前後から各車グリーン下でピットイン。首位につけていたブラッド・ケセロウスキー(ダッジ)がピットでタイムをロスし、Ky.ブッシュは事実上の首位に立った。

 レースが残り10周に入ろうとしたところで他車のスピンによりこの日7度目のイエローコーション。給油ピットを遅らせ、上位に残っていた数台がピットへ向かったため、Ky.ブッシュが首位、ロガーノが2位に浮上。ブレンダン・ゴーアンが5番手、M.トゥルークス・Jr.が7番手で194周目に再スタート。ロガーノがKy.ブッシュをパスした直後、再びクラッシュでイエローコーションとなり、レースは最後の2周で決されることとなった。

 2列で再スタートを切るNASCARでは、トップのドライバーがスタート時にイン側かアウト側かを選択できる。首位のロガーノは、ここでアウト側を選択。イン側にKy.ブッシュが並び、残り2周で再スタートが切られた。
 アウト側のロガーノが好スタートを切り、Ky.ブッシュがこれを追う展開となったが、ロガーノが逃げ切り、トップでチェッカー。今季2勝目を挙げた。ロガーノは2年連続のカンザスでの勝利。比較的新しいコースであるカンザスでの、初めてのポール・トゥ・ウィンを達成した。また、今大会は21回に渡って首位が入れ替わり、コース記録を更新することとなった。

 Ky.ブッシュは3位。M.トゥルークス・Jr.が5位、ゴーアンが9位、リフラーが10位に入り、“トヨタ カムリ”は5台がトップ10フィニッシュを果たした。
 今大会の結果、今季15勝目を挙げたトヨタは、残り6戦を待たずして、3年連続となるネイションワイド・シリーズでのマニュファクチャラーズタイトルを確定した。

 次戦第30戦は10月9日(土)、オートクラブ・スピードウェイで行われる。

ドライバー ジョーイ・ロガーノ:
「最後の再スタートでのライン取りは、難しい選択だった。大抵私は再スタートでイン側を選択してきたが、今日ほとんどのドライバーが再スタートではアウト側を選択しており、私も最後の再スタートでは、アウトを選ばなければならないと思った。最後に同じような状況になったのはカリフォルニア(今季第2戦)だった。あの時何故負けたのかを思い出し、『勝ちたいならアウトサイドを選ぶしかない』と思った。再スタートでは後続にも恵まれ、一気に前に出ることが出来た。チームも素晴らしい仕事をしてくれたし、本当に面白いレースだった」

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