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投稿日: 2011.11.21 00:00
更新日: 2018.02.23 12:57

NASCARネイションワイド、トヨタ勢最上位は5位


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NASCAR NATIONWIDE SERIES
第34戦 Ford 300
開催日:11月19日

3台の“トヨタ カムリ”がトップ10フィニッシュ

 11月19日(土)にNASCARネイションワイド・シリーズの今季最終戦、第34戦「Ford 300」がホームステッド・マイアミ・スピードウェイで開催された。
 トヨタ勢では18号車がオーナーポイントで僅か1ポイント差ながら首位につけており、追う60号車(フォード)を抑えてタイトルを獲得すべく、今大会はデニー・ハムリンが18号車で出場することとなった。

 18日(金)午前中からの2回の公式練習が行われたが、2度目の走行は降雨のために短縮終了。19日(土)決勝を前に午後1時5分から予選開始。ハムリンが7番手、ジョーイ・ロガーノが9番手につけ、8台の“トヨタ カムリ”が決勝へと駒を進めた。

 その後、スプリント・カップ・シリーズの予選を経て、午後4時42分、1.5マイルオーバルを200周(300マイル:約480km)して競われる決勝レースがスタート。
 序盤に2回のイエローコーションが出た後、前日夜の雨によりラバーの洗い流された路面でのタイヤをチェックするために、35周目にコンペティション・コーション(予定されたコーション)となり、全車ピットイン。ここで好ピットを見せたジョー・ギブズ・レーシングの3台は、ハムリンが4位、ロガーノが5位、、11番手スタートで直前まで13位を走行していたブライアン・スコットが6位へと大きく順位を上げた。
 しかし、オーナータイトルを争う60号車を駆るカール・エドワーズ(フォード)はこの時点でハムリンの前、2位を走行。60周目にはエドワーズが首位に立ち、リードラップボーナスと、その後の周回で最多リードラップボーナスも獲得することになったため、ハムリンはなんとしてもエドワーズの前でフィニッシュすることが必要となった。
 146周目にはシリーズレギュラーのスティーブ・ウォレスが突然のタイヤバーストに見舞われクラッシュ。188周目には同じくシリーズレギュラーでS.ウォレスの叔父に当たるケニー・ウォレスが後続から接触されてスピン。内側のウォールにクラッシュし、レースを終えることとなった。
 ハムリンはアンダーステア症状のハンドリングに苦しみながらも、175周目のイエローコーション下のピットで、最後のセットのタイヤにチェンジし、最後のシャシー調整。その後2度にわたるイエローコーションからの再スタートでも逆転を狙ったが、惜しくも叶わず、5位でフィニッシュ。タイトルを争うエドワーズが3位でフィニッシュしたため、オーナーズタイトル獲得はならなかった。
 レースはスコットが9位、ロガーノが10位に入り、3台の“トヨタ カムリ”がトップ10フィニッシュ。
 最終シリーズランキングでは、K.ウォレスが7位、スコットが8位、マイケル・アネットが9位、S.ウォレスが10位と、4台がトップ10入りを果たした。

 ネイションワイド・シリーズも今季のスケジュールを全て終え、来季の開幕戦は、2月25日(土)にデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで開催される。

ドライバー デニー・ハムリン:
「今日はずっと苦戦を強いられた。金曜日の公式練習が雨で制限され、十分に走行できなかったのが大きかった。ライバルは本当に速かった。レース中ずっと調整を続けたが、望み通りのスピードを得ることができず、5位が精一杯だった。しかし、ピットクルーは素晴らしかった。ピット作業でいくつか順位を上げることもできたし、最後のピットでは、クルーが素晴らしい仕事をしてくれたおかげで、終盤の再スタートでもこのポジションをキープできた」


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