NASCAR SPRINT CUP SERIES
第10戦 Aaron's 499
開催日:5月6日

超高速バトルでカイル・ブッシュが2位フィニッシュ

 5月6日(日)、米国南部アラバマ州タラデガのタラデガ・スーパースピードウェイ でNASCARスプリント・カップ・シリーズ第10戦「Aaron's 499」が開催された。
 タラデガはNASCARのレースが行われるオーバルコースの中で1周が最も長い2.66マイル(約4.3km)。速度が出すぎないようにリストリクター・プレートというエンジンへの吸気量を制限する装置を取り付けてレースを行うため、複数台が縦に連なって空気抵抗を軽減する『ドラフティング』というテクニックが使用される。1周の平均速度が310km/h以上に達する超高速で接近戦を繰り広げるため、“ビッグ・ワン”と呼ばれる多重クラッシュが多く発生するレースでもある。

 5日(土)午前11時10分から予選が行われ、リストリクターを装着するスーパースピードウェイでのレースを得意とするマイケル・ウォルトリップが9番手グリッドを確保。前戦今季初勝利を飾ったカイル・ブッシュは21番手、デニー・ハムリンは22番手からのスタートとなり、13台の“トヨタ カムリ”が決勝へと進んだ。

 6日(日)は朝方雷雨に見舞われたが、レーススタートまでにはやみ、ジェットドライヤーカーでコース完走を行い、予定よりも30分ほど遅れて午後12時51分に2.66マイルスーパースピードウェイを188周(500マイル:約800km)して競われる決勝レースがスタートした。
 序盤は今季初の決勝出走となったウォルトリップが好走を見せ、25周目にはハムリンを従える形で首位に浮上。21周にわたって首位をキープした。
 レースは序盤の16周目に最初のイエローコーションが出されたが、その後はコーションが出ず、60周目前後と100周目前後に各車グリーン下でピットイン。
 序盤ウォルトリップとのペアで上位を走行していたハムリンは、周回遅れに阻まれる形で隊列から外れ、大きく後退。また、58周目のグリーンピットでもタイムロス。周回遅れの30位以下まで順位を落としてしまった。
 一方、序盤のイエローコーションでトラブルに見舞われ、大きく順位を落としていたクリント・ボウヤーは着実にポジションを上げていき、2度目のグリーンピットを終えた時点でトップ10圏内に浮上。Ky.ブッシュ、ウォルトリップと共に上位争いを展開した。
 141周目、3回目のグリーンピットが始まるかというタイミングで多重クラッシュが発生。集団の後方を走っていたマーティン・トゥルークス・Jr.が避けきれず巻き込まれ、車両に大きなダメージを負ってしまった。
 このクラッシュでこの日2度目のイエローコーションとなり、全車ピットへ。Ky.ブッシュが6位、ウォルトリップが7位、ボウヤーが8位で再スタート。
 このコーションでトップと同一周回へと復帰、17位で再スタートを切ったハムリンは一気にポジションアップ。ボウヤーとのコンビで159周目に首位に浮上すると、時に4ワイドとなるハイスピードバトルの中で首位争いを展開した。
 ハムリンが首位を走行していた175周目にクラッシュによるイエローコーションが発生。ハムリン、ボウヤー、ウォルトリップらがピットへ向かい給油とタイヤ交換。ピットに入らなかったKy.ブッシュは6位に浮上。再スタートしてまもない181周目にも他車のスピンでイエローコーションとなった。
 残り4周となった184周目、再スタートが切られてすぐに、ストレート上で9台が絡む多重クラッシュ“ビッグ・ワン”が発生。このクラッシュにハムリン、ウォルトリップ、ロガーノらが巻き込まれてしまった。
 これでレースは延長され“グリーン・ホワイト・チェッカー”で決されることに。3位につけていたKy.ブッシュはブラッド・ケゼロウスキー(ダッジ)を押す形でケゼロウスキーが首位に浮上。2位で続いたKy.ブッシュはファイナルラップでの逆転を狙ったが惜しくも届かず、2位でフィニッシュ。
 “ビッグ・ワン”をかろうじてかわし、13位で再スタートを切ったボウヤーは、6位までポジションを上げてフィニッシュした。
 この結果、Ky.ブッシュとボウヤーはランキングを2つ上げ、それぞれ9位、10位とトップ10入り。ランキング4位のハムリン、6位のトゥルークス・Jr.と共に、トヨタ勢は4人がランキングトップ10に入っている。

 次戦第11戦は5月12日(土)、米国南東部サウスカロライナ州ダーリントンのダーリントン・レースウェイで行われる。

ドライバー カイル・ブッシュ:
「我々の“トヨタ カムリ”はレースを通して快調だった。チームスタッフの素晴らしい仕事によって上位をキープしたが、なかなか他車と上手くドラフティングで繋がることができなかった。最後は2号車(ブラッド・ケゼロウスキー)とのペアで首位に浮上し、彼と私とのバトルになるはずだったが、第3ターンを過ぎたところで彼に離され、レースは終わってしまった」

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